自分をさらけ出した方が魅力的に見えるのはなぜ? (original) (raw)
フランスに行きたいとはあまり思わないのですが、「フランス人」や「パリジャン」「パリジェンヌ」という存在に憧れがある私。
本などで知った生き方や考え方の潔さにすごく魅力を感じます。
最近、タイトルに惹かれて読んだこちら。
著者は、パリのルイ・ヴィトンで働き、リアル・パリジェンヌたちと仕事をしてきた方。
日本とは全然違うその仕事ぶりに度肝を抜かれます。
自分に似合ったファッションや、仕事中はすっぴん、歯に衣着せぬ言動などは、「ありのままの自分をさらけ出して生きている」ということ。
私は何歳になっても、自分を取り繕ってしまうところがあり、ここが憧れてしまうところです。
特に冒頭の一文にハッとしました。
マスクを外す勇気がない。自分をさらけ出す覚悟がない。
世間ではマスク着用が任意になる中、頑なにマスク生活を続けていた私。
なんでかというと、顔や表情を隠したかったんですよね。
顔って本音が出るじゃないですか。それがマスクをしていると見えない。
マスクを装着しているのをいいことに、面白いことがあるとほくそ笑んでいたり、ムカツク奴がいると舌を出したりしていたのですが、これってまさに自分の本音を隠しているということ。
この本でパリジェンヌの考え方を知ったら、なんだか私の心まで解放されまして、マスク生活を終了。
(通勤電車など人が多く集まる場所では着けています)
驚くべきことに、以前より周囲とのコミュニケーションがスムーズになりました。
結局は、隠していたらダメなんですよね。オープンに生きていれば、相手も心を開いてくれるもの。
一匹狼な私も、やっと人里に下りてこられるようになった…という感じです。かといって、パリピにはなれませんが。笑
人生を変えてくれたと言っても過言ではない一冊でした。
お国柄が違う故、完全に真似ることが難しい部分もありますが、どうしても人の目を気にしてしまう方には強くオススメします。