これぞ総合芸術 ナレーションと吹奏楽のための音楽物語 『虹の国と氷の国』 (original) (raw)

今でも大人気の課題曲です。2016年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲Ⅲ

ある英雄の記憶~「虹の国と氷の国」より(西村友)

幼稚園の子どもたちがアイディアを持ち寄って創作した冒険物語につけた音楽ということで課題曲の尺でありながら物語性がはっきりした作品でした。超がつくほどカッコイイ曲なわけです。当時、私が指揮するバンドはB部門だったので演奏はしませんでしたが、他所の学校からレッスンで呼ばれて何度か合奏した思い出があります。

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なんと期間限定で、ナレーションと吹奏楽のための音楽物語 『虹の国と氷の国』 が公開されました。約30分ほどのステージですが、音楽・物語・ナレーションともに感動ものです。演奏は神奈川が誇る「青陵ウインドオーケストラ」です。今回の大作は同楽団の委嘱作品とのこです。

青陵ウインドオーケストラ | 相模原市を中心に座間市、大和市などで活動する市民吹奏楽団。若手からベテランまで幅広く活動中 (seiryowind.com)

ナレーションと吹奏楽のための音楽物語

『虹の国と氷の国』

作曲・構成:西村友

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まさに総合芸術です。国語科の教師をしながら、指揮者、作編曲をやっている者からすると文芸と音楽の融合は心がざわつきます。作曲家としての壮大な世界観を作り出す西村先生、ミュージカルやオペラの指揮も多数されている情熱的なタクトの西村先生、どちらの面から見ても本当に素晴らしすぎて尊い・・・。

全編公開期間は、2024年10月1日から2024年12月31日までの3か月間とのことなのでお早めに動画視聴されることをオススメいたします。

そんな時間はないけれど、拙作の『ロスト・シャングリラ』にも物語(ショート・ショート)があるのでこういったナレーション付きの音楽物語にまとめてみたい…と思ってしまいました。先月、交響組曲第4番「ロスト・シャングリラ」(コンポーザーズ・エディション)として初演したばかりですが、生きている間にまた別構成の創作にチャレンジしてみようと思います。ちなみに『ロスト・シャングリラ』の最新作「マーヴェリック・マトリックス金管5重奏)」は11月の県央アンサンブルコンテストで初演予定です。作曲もしたいし、指揮もしたいし、なんなら朗読もしたい。朗読は国語科として1つの特技でもあるからです(笑)