「フィリピン旅行の準備完全ガイド|知っておきたい持ち物・注意点とおすすめスポット」 (original) (raw)
はじめに
突然ですが、フィリピンに対してどのようなイメージをお持ちでしょうか。
私も最初は怖いイメージを持っていましたが、約2年間の駐在経験の中で、文化遺産、海、ご飯、気候、フィリピン人の人柄、諸々とても好きな国の一つになりました。
そんな魅力あるフィリピンは、初心者からリピーターまで楽しめる観光地となっており、日本人観光客数も第8位(2019年_外務省データ)になっております。
▽参照先:外務省HP
この記事では、旅行前に知っておきたい持ち物リストや、現地での注意点、おすすめの観光スポットについて詳しく解説します。しっかり準備して、フィリピン旅行を最高のものにしましょう!
1. フィリピン旅行前の準備
1.1 パスポートとビザ
フィリピンは、30日以内の観光目的の滞在ならビザは不要ですが、パスポートは有効期間が6ヶ月以上必要です。
また、フィリピン入国時に出国予定の航空券を求められることや、滞在先をイミグレで聞かれることがあります。
事前に聞かれることを想定して、準備しておきましょう!
1.2 航空券と宿泊先の予約
私がおすすめするのは、スカイスキャナー(Skyscanner)です。
出発する場所と、行先の国、人数、日にちを入れることで、複数の候補を同時に見ることができます。ホテルやレンタカーも同時に予約することが可能となっており、その比較も可能です。
直近で、私もフィリピンに行くのですが、今回もスカイスキャナーを利用させていただきました。LCCを使うと、往復で約35000円(時期による)くらいで行くことが可能です。深夜便や早朝を使用するともう少し費用を抑えることが可能です。
注意点としては、やはりLCCは、欠航や遅延リスクはあります。私も以前、19時発の飛行機が23時発に切り替わった事があり、子どもが小さかった身として苦労した経験があります。
1.3 旅行保険
現地の医療を受けた場合、高額になる可能性が高いです。日本の保険証を代替することもできますが、その場合でも一時立て替えをする必要があり、また、その還付を受けるにしても、書類申請が必要になります。
クレカ付帯の保険を使う場合も、事前に適用範囲や仮に使用した場合、立て替えが発生するのかを事前に確認することをお勧めします。
(私の妻が付帯保険を利用したことがありますが、その際もまずは全額負担で、後日日本で帰国したタイミングで必要書類を提出して還付されました)
窃盗被害でも保険が適用されるので、医療費や盗難に備えて旅行保険に加入することをお勧めします。特にダイビングやトレッキングを楽しむ予定がある場合、保険の適用範囲を確認することが重要です。
1.4 持ち物リスト
現地調達することも可能ですが、常備薬やコンタクト、日焼け止め、虫よけなどは必要に応じて、持参することをお勧めします。私は、よく蚊に刺されるので、ムヒは重宝していました。
他には、旅行の目的に応じて、アクティビティに応じた持ち物も持参するという感じでよいかと思います。(汗拭きシートはあったほうがいいかもしれません)
キャッシングを利用することもできますが、デビットカードやクレジットカードが使えない?ATMが時々あります(例:お金がATMに入っていない、そもそも対象外)
また、地方は現金のみであることもあります。ですので、日本からある程度必要に応じて、現金をお持ちすることをお勧めします。
- 必須アイテム:パスポート、航空券、現金とクレジットカード、常備薬など。
- 推奨アイテム:日焼け止め、虫除けスプレー、薄手の衣類、軽い雨具、電源プラグ(フィリピンの電圧は220V)
- 特別な準備:シュノーケリング用具や水着、トレッキングシューズなど、予定するアクティビティに合わせた持ち物。
持ち物番外編(通信環境編)
①モバイルWifi
海外旅行時に現地Simを買うこともできますが、Wifiを日本から持っていくこともおすすめです。以前は、番号ありのSimを現地で購入することが容易にできましたが、フィリピンでは犯罪に利用されることが多く、昨年海外旅行者であっても、購入してからですが、情報登録が必要となりました。
Wifiを日本から持っていくことも状況により検討してもよいかもしれません。
空港で借りることもできますが、時間的な余裕がない可能性があるので、事前にネットから手配することをお勧めします。
※引用先:SIMカード登録の義務化に関して
②e-Sim
携帯の機種によっては、e-Simを利用することもできます。日本で設定し、海外で切り替えをすることで、現地で購入する必要もありません。事前に日本で準備をしていきたいいう人にはこちらはお勧めです!※お持ちのスマホが、e-Sim対応端末である必要があります。
2. フィリピン滞在中の注意点
2.1 治安情報と安全対策
外務省では、各国の治安情報をHPで公表しております。日本から海外に行くときは、ぜひ、下記を参照してみてください。
フィリピンの犯罪発生状況は日本よりも深刻で、強盗や殺人、スリやひったくりなどが多発しています。特に、公共交通機関や繁華街でのスリ被害、銃器を用いた路上強盗、睡眠薬強盗などが目立ちます。
駐在時に聞いた事例
①会社同僚が、モールでスリに合う
手口:エレベーター降りる前に後ろにいた子どもが小銭を落とし、それを拾ってあげているなかで、後ろポケットに挟んであった財布を抜かれる。
反省点:家族連れで警戒心が緩んだ。後ろポケットに財布を入れていた。
②美人局にあう。
手口:モール外で女性2名に声を掛けられ、日本に興味がある。話しを聞きたいので、家に来てほしいと夕食を自宅に招待され、誘惑される。父親らしき人物にそれを目撃され、慰謝料、病院代を請求される
反省点:容易に、知らない人にはついていかない。
これらはあくまで事例の1つですが、対策として、海外にいるという自覚を常に持ち、現金や貴重品を目立たせず、公共の場での警戒を怠らないことが重要だと思います。
2.2 交通手段の選び方
現地の移動手段としては、ジープニー、タクシー、トライシクル、電車などが一般的だとされていますが、Grab(配車アプリ)の利用を推奨します。
<各乗り物に関して>
・タクシー:改造メータや、ぼったくりなどのリスクあり
・トライシクル:タクシーと同じ。あとは移動可能範囲は狭い。
・ジプニー:どこに行くのかは車体に書いているとのことだが、難易度高め。スリのリスクあり。※初乗りは11ペソ(約30円)と他と比べて格安。
ただし、経験則になりますが、ボホール島はGrabは利用不可ですので、事前にホテルからのお迎えを予約できるのであれば予約したほうがいいと思います。
▽下記、Grab(配車アプリ)の説明が分かりやすいです。
2.3 両替と支払い方法
両替できる場所としては、日本の銀行や空港、フィリピンでの空港、ローカル両替があります。
レートが一番いいのは、ローカルになります。ローカルでも場所によりますが、モールにも、入っていることも多いので、初心者でも対応可能です。
※円安真っ只中に帰国をしたことがあり、その際は、ローカルと空港のレート差が激しく、5000円以上損したこともあるくらいです。
おすすめとしては、日本から円を持っていき、フィリピンの空港で必要な分のみを換金し、足りない分はローカルで都度変えるのがいいと思います。
支払い方法は、クレジットカードがあれば、それで賄えますが、スキミングやそもそも使えない店もあったりしますので、現金自体は持っておいていいと思います。
余談ですが、日本でいうpaypayのような電子決済もフィリピンでもあります。
Gcashというアプリに、現金をチャージすることもでき、それを通じて支払いすることも可能です。
※参考動画:Gcashへのチャージ方法
2.4 健康・衛生対策
水道水は飲むことができないので、必ずミネラルウォーターを使用するようにしましょう。特に地方部では注意が必要で、屋台での食事を楽しむ際は、清潔な店を選び、調理されたものを選ぶことが大事だといえます。
※500ミリのペットボトルの値段ですが、7~10ペソくらいで、日本円で、高くても30円くらいです。
3. フィリピンのおすすめ観光スポット
- **セブ島**:ビーチリゾート、シュノーケリング、ダイビングの聖地。家族旅行やカップルにも人気。観光のメインは、海!語学留学にもおすすめ。
- **パラワン島**:エルニドやコロンの絶景ラグーン。エコツーリズムも盛んで、自然を楽しむなら必見。
- マニラ:歴史的な建造物、ショッピング、グルメが楽しめるフィリピンの首都。イントラムロス地区やリサール公園、国立美術館は無料でも楽しめる!
- ボホール島:チョコレートヒルズやターシャ(世界最小のメガネザル)が見られる自然豊かな観光地。バギー体験がおすすめ。
4. フィリピン旅行のまとめ
いかがでしたでしょうか。
フィリピンは、美しい自然や活気ある文化が楽しめる素晴らしい場所であり、日本からマニラまで4-5時間程度で行くこともできます。
事前の準備をしっかりと行い、現地での注意点を押さえておくことで、安全かつ快適な旅を楽しむことができます。持ち物リストや旅行保険の確認、安全な観光スポットの選び方を参考に、最高のフィリピン旅行を実現しましょう!