えの意味 - 古文辞書 - Weblio古語辞典 (original) (raw)

副詞

〔下に打消の語や反語表現を伴って〕とても…でき(ない)。

[訳] 恐れ多いことでございますので、とても申し上げられません。

〔下に肯定の表現を伴って〕うまく…できる。よく…する。

[訳] その荒波は自然に静まって、(倭健命(やまとたけるのみこと)の)お船はうまく進むことができた。◇上代語。

語法

①は会話文中では「今宵(こよひ)はえなむ」(『枕草子』)〈今夜はとても(参れません)。〉のように、「え」の下の叙述の言葉が省略されることがある。

参考

下二段動詞「得(う)」の連用形の副詞化。中古以降下に「ず・じ・で・まじ」などがくる①が生まれる。



間投助詞

[訳] 父母よ、心身を清めて待っていてほしい。◆上代東国方言。一般には「よ」。終助詞とする説もある。


終助詞

[訳] おかみさんよ、ちょっと(体を)お流し申し上げましょう。

[訳] 皆さんお許しくださいよ。◆間投助詞とする説もある。近世語。



え 【得】


え 【枝】


え 【江】

名詞

入り江。海や湖などの一部が陸地に細く入り込んだところ。


え 【疫】


え 【笑・餌・飢】


え 【縁】

名詞

「えん(縁)」に同じ。◆「えん」の撥音(はつおん)「ん」が表記されない形。


え 【重・上・戸・方・家】