げの意味 - 古文辞書 - Weblio古語辞典 (original) (raw)

-げ

接尾語

〔動詞および一部の助動詞の連用形、形容詞および形容動詞の語幹に付いて〕…のようすだ。…らしく見える。▽形容動詞の語幹をつくる。

「人のもとに、わざと清げに書きてやりつる文の返り事」

[訳] ある人のところに、特別に美しいようすに書いてやった手紙の返事。

〔名詞、動詞の連用形、形容詞の語幹に付いて〕…のけはい。…のもよう。▽名詞をつくる。

「下つ方の京極(きやうごく)わたりなれば、人げ遠く」

[訳] 下京(しもぎよう)の京極あたりなので、人のけはいも少なく。


げ 【偈】

名詞

詩句の形式をとって、仏の徳をたたえたり仏の教えを述べたりしたもの。四句からなるものが多い。◆仏教語。


げ 【夏】