げの意味 - 古文辞書 - Weblio古語辞典 (original) (raw)
-げ
接尾語
①
〔動詞および一部の助動詞の連用形、形容詞および形容動詞の語幹に付いて〕…のようすだ。…らしく見える。▽形容動詞の語幹をつくる。
「人のもとに、わざと清げに書きてやりつる文の返り事」
[訳] ある人のところに、特別に美しいようすに書いてやった手紙の返事。
②
〔名詞、動詞の連用形、形容詞の語幹に付いて〕…のけはい。…のもよう。▽名詞をつくる。
「下つ方の京極(きやうごく)わたりなれば、人げ遠く」
[訳] 下京(しもぎよう)の京極あたりなので、人のけはいも少なく。
げ 【偈】
名詞
詩句の形式をとって、仏の徳をたたえたり仏の教えを述べたりしたもの。四句からなるものが多い。◆仏教語。