そこらの意味 - 古文辞書 - Weblio古語辞典 (original) (raw)

副詞

多く。たくさん。▽数量の多いさま。

出典竹取物語 かぐや姫の昇天

「そこらの年ごろ、そこらの金(こがね)給(たま)ひて」

[訳] 多くの年月の間、たくさんの黄金をくださって。

はなはだしく。非常に。たいそう。▽程度のはなはだしいさま。

出典源氏物語 若紫

「そこら遥(はる)かに、いかめしう、占(し)めて造れるさま」

[訳] たいそう遠くまで、厳重に、土地を占領して(屋敷を)造ってあるようす。

参考

現代語の代名詞「そこら」とは別語。