つむの意味 - 古文辞書 - Weblio古語辞典 (original) (raw)

つ・む

他動詞マ行四段活用

[訳] (似つかわしくないものは)ひげ面の者が椎(しい)の実を前歯でかじっているの。


つ・む 【抓む】


つ・む 【積む】

[一]自動詞マ行四段活用

[二]他動詞マ行四段活用

「馬づかさの御秣(みまくさ)つみて侍(はべ)りける家より」

[訳] 馬寮のかいばを積み重ねてありました家から。

「鋸(のこぎり)のくづを車につみて、多く奉りたりければ」

[訳] 鋸で切った切りくずを車に積んで、たくさん差し上げたので。

[訳] もう少し念仏の功徳(くどく)を増すほうがよいのですが。


つ・む 【詰む】

[一]自動詞マ行下二段活用

活用{め/め/む/むる/むれ/めよ}

勤務場所に控えている。詰める。

[訳] うちの人は今朝から庄屋殿のところへ詰めておられ。

[二]他動詞マ行下二段活用

[訳] 首尾よく茶をぎっしりと入れて下ります所に。

「打ちたたき、押し引けど、内外(うちと)につめてければ、ゆるぎだにせず」

[訳] たたいたり、押したり引いたりしても、内にも外にもすき間に物を入れ動けなくしてあるので、ゆらぐことさえない。

[訳] 問い詰められて、答えられなくなってしまいました。

[訳] 私が身代を切り詰め、三度つける油も一度だけつけ。


つ・む 【集む】

他動詞マ行下二段活用

[訳] 潮が引いたら海草を刈り集めよ。◇「つめ」は古い命令形。