助くの意味 - 古文辞書 - Weblio古語辞典 (original) (raw)
他動詞カ行下二段活用
活用{け/け/く/くる/くれ/けよ}
①
助力する。補佐する。
出典源氏物語 桐壺
「朝廷(おほやけ)の固めとなりて、天(あめ)の下たすくる方にて見れば」
[訳] (源氏の人相は)朝廷の支えとなって、天下(の政治)を補佐する方であると見ると。
②
支える。
出典源氏物語 蓬生
「左右の戸もみなよろぼひ倒れにければ、をのこどもたすけて」
[訳] 左右の戸もみなよろよろと倒れてしまったので、男たちが支えて。
③
救う。
出典竹取物語 蓬莱の玉の枝
「旅の空に、たすけ給(たま)ふべき人もなきところに」
[訳] 旅の途上なので、救ってくださるような人もないところであるのに。◆「た」は手、「すく」は力を添える意。