小の意味 - 古文辞書 - Weblio古語辞典 (original) (raw)

お 【小・尾・苧・男・峰・麻・雄・緒】


こ- 【小】

接頭語

(姿や形などが)小さい、細かいの意を表す。「こ鈴」「こ萩(はぎ)」

(量・程度が)わずかであるの意を表す。「こ雨(さめ)」

人や生き物を表す名詞に付いて、若い、幼いの意を表す。「こ童(わらは)」

数量を表す名詞に付いて、おおよそその数量に近い意を表す。「こ一里」「こ半時(はんとき)」

体の部分を表す名詞に付いて、それに関連した、ちょっとした動作の意を添える。「こ手をかざす」「こ首をかしぐ」

用言や副詞に付いて、動作・状態が、ちょっとしたことであるの意を表す。「こぎれい」

名詞や用言に付いて、軽んずる気持ちを添える。「こせがれ」「こ憎らし」


ショウ 【小・少・抄・昭・笑・消・逍・鈔・焦・焼・蕉】


せう 【小】

名詞

小さいこと、短いこと、細いこと、少ないこと、劣っていることなどを表す語。また、そのもの。

[訳] 相手に先んじて(利の)少ない方を捨て大きい方につくのと同じだ。

陰暦で、一か月の日数が三十日に満たない月。小の月。[反対語]①②大(だい)。


を- 【小】

接頭語

〔名詞に付いて〕小さい。細かい。「を太刀」「を舟」。

〔名詞に付いて〕語調を整える。「を田」「を野」。

〔形容詞や動詞の連用形に付いて〕少し。わずか。「を暗し」「を止(や)む」


ささ- 【細・小】

接頭語

〔主に名詞に付いて〕小さい。細かい。わずかな。「ささ波」。◆後には「さざ」とも。