怠るの意味 - 古文辞書 - Weblio古語辞典 (original) (raw)

[一]自動詞ラ行四段活用

活用{ら/り/る/る/れ/れ}

なまける。休む。

出典徒然草 一三七

「しただること少なしといふとも、おこたる間なく漏りゆかば」

[訳] 水がしたたり落ちることが少ないといっても、休む間なく漏っていけば。

(病気が)よくなる。快方に向かう。

出典枕草子 うれしきもの

「なやみわたるがおこたりぬるもうれし」

[訳] ずっと病み続けたのがよくなったのもうれしい。

[二]他動詞ラ行四段活用

活用{ら/り/る/る/れ/れ}

なまける。やらない。

出典徒然草 三九

「念仏の時ねぶりにおかされて行(ぎやう)をおこたりはべること」

[訳] 念仏をしている時に眠気におそわれて修行をなまけますこと。