治すの意味 - 古文辞書 - Weblio古語辞典 (original) (raw)
じす 【治す】
⇒ぢす
ぢ-・す 【治す】
[一]自動詞サ行変格活用
活用{せ/し/す/する/すれ/せよ}
(病気が)なおる。
出典風来六部集
「ぢする病も療(なほ)し得ず」
[訳] なおる病気もなおせず。
[二]他動詞サ行変格活用
活用{せ/し/す/する/すれ/せよ}
①
(病気を)なおす。治療する。
出典栄花物語 玉の村菊
「目をいみじう煩ひ給(たま)ひて、よろづぢし尽くさせ給ひけれど」
[訳] 目をひどくわずらいなさって、あらゆる手段で治療し尽くしなさったけれど。
②
治める。平定する。
出典平家物語 九・樋口被討罰
「漸々(やうやう)に敵(かたき)を滅ぼして、天下をぢする事を得たりき」
[訳] やっと敵を滅ぼして、天下を治めることができた。