見参の意味 - 古文辞書 - Weblio古語辞典 (original) (raw)
げ-ざん 【見参】
名詞※「す」が付いて自動詞(サ行変格活用)になる
「げんざん」に同じ。◆「げんざん」の撥音(はつおん)「ん」を表記しない形。
げん-ざん 【見参】
[一]名詞
節会(せちえ)や宴会に出席して名簿に記帳すること。また、その名簿。
[二]名詞※「す」が付いて自動詞(サ行変格活用)になる
①
お目にかかること。お目どおり。▽高貴な人に会うときに使う。
「出(い)でさせ給(たま)はむに、げんざんせむと多く集まりて」
[訳] (道長(みちなが)が)お出掛けになるときに、お目にかかろうと多くの人が集まって。
②
会ってやること。引見(いんけん)。▽目下の者に会うときに使う。
「入道、『いでいで、わごぜがあまりに言ふことなれば、げんざんして帰さん』とて」
[訳] 入道清盛(きよもり)は、「どれどれ、おまえがそれほどまで言うことだから、(仏御前に)会ってやってから帰そう」と言って。
③
相手になること。勝負をすること。▽合戦などの場合に使う。