走るの意味 - 古文辞書 - Weblio古語辞典 (original) (raw)

自動詞ラ行四段活用

活用{ら/り/る/る/れ/れ}

駆ける。走る。

出典徒然草 五〇

「皆北をさしてはしる」

[訳] みんなが北に向かって走っていく。

はねる。とび散る。ほとばしる。

出典今昔物語集 一四・一二

「その火はしり経の二字に当たりて、その二字焼けにき」

[訳] その火がとび散りお経の二文字に当たって、その二文字が焼けてしまった。

逃げる。

出典冥途飛脚 浄瑠・近松

「その傾城(けいせい)つれて、はしられたというて」

[訳] その遊女を連れて逃げられたといって。

胸が騒ぐ。

出典蜻蛉日記 中

「例のごとぞあらむと思ふに、胸つぶつぶとはしるに」

[訳] いつものとおりなのだろうと思うのだけれど、胸がどきどきと騒ぐのに。