遅参の意味 - 古文辞書 - Weblio古語辞典 (original) (raw)
[一]名詞※「す」が付いて自動詞(サ行変格活用)になる
刻限に遅れて参上すること。
出典今昔物語集 二七・九
「その史(さくわん)、ちさんしたる事を怖(おそ)れて」
[訳] その第四等官は、刻限に遅れて参上したことを恐れて。
[二]名詞※「す」が付いて他動詞(サ行変格活用)になる
ためらって、参らないこと。また、こわくてためらうこと。
出典義経記 五
「これ程(ほど)の山河(やまがは)をちさんし給(たま)ふか」
[訳] これぐらいの谷川をこわくてためらいなさるのか。