遣すの意味 - 古文辞書 - Weblio古語辞典 (original) (raw)
おこ・す 【遣す】
[一]他動詞サ行下二段活用
活用{せ/せ/す/する/すれ/せよ}
こちらへ送ってくる。よこす。
出典今昔物語集 二五・一二
「おこせたる者は『よき馬』とぞ言ひたる」
[訳] こちらへ送ってきた者は「よい馬だ」と言っていた。
[二]補助動詞サ行下二段活用
活用{せ/せ/す/する/すれ/せよ}
〔動詞の連用形に付いて〕こちらへ…する。こちらを…する。
出典竹取物語 かぐや姫の昇天
「月の出(い)でたらむ夜は、見おこせ給(たま)へ」
[訳] 月の出ているような夜は、こちらを見てください。
参考
対義語の「や(遣)る」と対にして覚えておこう。