こえだニューヨーク (original) (raw)

2010年夏、3年半暮らしたニューヨークから東京に戻りました。一男一女の母です。フードコーディネーターのお仕事の他に2016年11月より自宅料理教室la branche主宰。最新記事は下↓のカテゴリ「全体」をクリックするとご覧になれます♪ どうぞ宜しくお願いします♪ by koeda-ny S M T W T F S 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 少しずつ・・・ 少しずつ・・・_e0160528_1759394.jpg震災から3週間が過ぎ、気がついたら暦ももう4月・・・本当にあっという間の毎日でした。ブログも本当に、本当に久しぶりに開きました。なんとなく気にはなっていたものの何も言葉にできず・・・電気も水道もガスも普通に使える生活に、こうして生きていることに申し訳なくさえ思えてしまうほどの毎日。本当はもっともっとしっかりしなければならないのに、テレビをつける度に被災した方たちの言葉を聞く度に自然と涙が溢れてしまう毎日でした・・・。・・・いろんなことを思い、思い出し、そして考えさせられた3週間でした。数々の悲しいニュースはあったけれど、きっと日本中がこんなに涙したことは今までなかったはず。少しずつ・・・_e0160528_1803469.jpg今までブログに書いたことはありませんでしたが、娘のシンガポール時代のお友達は旅行先でインド洋の大津波に飲み込まれわずか5歳でこの世を去りました。あれからもう7年以上も経つのにそのことを忘れる日はありません。人の死というのは本当に悲しく、もし生きていたら・・・と自分の娘と重ね合わせてしまったりもします。お友達でもそうなのです。これが自分の肉親だったら、自分の子供だったら・・・。考えただけでやりきれなくなります。町は復興できても、心に残る傷はそう簡単には癒えるものではありません。被災された方たちに少しでも平安と安らぎがありますようただただ祈る毎日です。命ある私たちが今できること・・・遅いかもしれませんが、もう一度しっかりと考えながら前に進んでいかなければならない時期が私にもやってきたように思います。少しずつ・・・_e0160528_1810228.jpg震災から丁度2週間経った3月25日には、娘の小学校の卒業式がありました。少しずつ・・・_e0160528_18135356.jpg被災に遭われた方たちの為に1分間の黙祷から始まった卒業式・・・。こうした日常の毎日が送れることに感謝し、社会の為に、人の為に頑張れる人間に育ってほしいと願うばかりです。「旅立ちの日に」・・・卒業式で子供達が歌った曲です。きっとこれからの私の人生、この曲を聴くたびに、この震災を、そしてこの卒業式を思い出すことでしょう。 白い光の中に 山並みは萌えてはるかな空の果てまでも 君は飛び立つ限りなく青い空に 心ふるわせ自由をかける鳥よ 振り返ることもせず勇気を翼に込めて 希望の風に乗りこの広い大空に 夢を託して懐かしい友の声 ふとよみがえる意味もないいさかいに 泣いたあの時心通った嬉しさに 抱き合った日よみんな過ぎたけれど 思い出強くだいて勇気を翼に込めて 希望の風に乗りこの広い大空に 夢を託して今 別れの時 飛び立とう 未来信じてはずむ 若い力 信じてこの広い この広い 大空に今 別れの時 飛び立とう 未来信じてはずむ 若い力 信じてこの広い この広い 大空に少しずつ・・・_e0160528_2005364.jpgそして、いつしか東京でも桜の季節になりました。被害に遭われた方たちの思いを忘れることなく、少しずつ、少しずつ、歩んでいきたいと思います。
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