8月4日のBS TBS「報道1930」を振り返る。 (original) (raw)
8月4日のBS TBS「報道1930」を振り返る。
2022年 08月 05日
昨夜のBS TBS「報道1930」について、少し振り返りたい。
「報道1930」のサイト
大きく、次のようなテーマを扱っていた。
(1)統一教会票の自民党での割り振り
(2)統一教会の主張と自民党の政策との関係
(3)差別を煽る統一教会の主張の背景
(4)地方でも自分たちの主張浸透を図っている統一教会
まず、票の割り振りのこと。
参院選で、統一教会の票の割り振りを安倍晋三が行なっていたことに関するボードと紀藤弁護士。
毎日新聞の古賀編集委員も登場。
2016年に統一教会関係団体世界平和連合の支援を受けて当選していた宮島喜文が、今回は、安倍晋三から「支援は難しい」と言われ、立候補を断念し、安倍晋三は、かつて秘書だった井上義行に統一教会の票を振った。
この件、共同通信が8月2日に配信している内容を、日刊スポーツで確認しよう。
日刊スポーツの該当記事
宮島氏は参院選で再選を目指し、安倍派会長だった故安倍晋三元首相に世界平和連合を含む団体の支援を要請したが「前回並みの支援はきついかもしれない」と説明を受けたという。再選可能な票の獲得が見込めないと判断し出馬を見送った。
党関係者は「今回は関連団体の組織票が第1次安倍内閣で安倍氏の政務秘書官だった井上義行氏に回り、宮島氏は支援対象から外れたと聞いている」と明かす。井上氏は、教団の「賛同会員」として比例代表の自民党内13位で当選を果たした。(共同)
井上義行は、本人が「賛同会員」と明言しているので、統一教会から送り込まれた政治家、ということは明白。
彼が、統一教会系の集会で、同性婚を認めない、と明言している音声や集会の映像は、すでに何度も紹介されているが、昨夜も放送された。
では、なぜ、統一教会は、そういった主張をするのか。
文鮮明の主張をボードにしたものを元に、紀藤弁護士が解説した。
文鮮明は、自分が一番の人間であり、同性愛を否定する自分の考えに沿わないことが罪であり、その罪により宇宙が破壊される、とまで言う。
まさに、カルトなのである。
そういった考えは、恐ろしいことに自民党の政策に反映されている。
SDGsなんて言いながら、政策には、明確な差別主義が反映されている。
このジェンダー問題については、専門家としてモンタナ州立大学准教授の山口智美が登場していた。
統一教会は、地方の集会などにも浸透しており、政策関与のターニングポイントは、都城だったと説明。
洗脳された信者にとって、教祖の言うことは絶対である。
その主張を全国で広げるためには、無償でチラシを配り、集会の手伝いを行う。
その延長戦上に、自民党の選挙応援が位置づけられる。
地方の選挙では、百票でも当落が分かれるから、統一教会が彼らの主張を集会で布教(?)させることを応援し、その見返りで選挙の応援をしてもらう。
また、選挙応援スタッフをアルバイトなどで雇うことを考えれば、彼らのボランティアによって自民党候補者が経済的に得る利益も、積み上げていけば、結構な額になるだろう。
政治家や国家公安委員長などを味方にすることで、統一教会の反社会的な献金強要は、見逃されてきた。
その結果、多くの国民の幸福が踏みにじられてきた。
まさに、カルトにのっとられた政治。
その実態を報道するメディアを応援する。
そして、公共放送の名をかたるNHKが、実態から目をそらし続けるのなら、受信料不払い運動が起きるのは、そんな遠い日のことではない。
あっちに行ったりこっちに来たり、いろんなことを書きなぐっております。
by 小言幸兵衛
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