【夏・延長戦】ひとりぼっち東京#2.2024 (original) (raw)

▲また新幹線で行きました

去る9月22日、劇場総集編のスタッフ舞台挨拶(↓)に出かけた。

www.animatetimes.com

奇しくも会場は舞台ぼっちと同じ歌舞伎町タワー(のお高めな映画館)だ。

この件はどちらかといえば行くまでの話がいろいろあって、まずチケットが先着販売だったことに文句言いたかったよね。なんつってもヨーイドンの時間が0時ちょうどだったので、普段ならそんな時間はもちろん寝ている。しかし間がいいんだか悪いんだか、クソ残業で遅くなってなんやかんやしているうちに日付をまたいでしまい、ふと気がつけば0時3分だった。せっかくだからと見に行くと、夜の部のA席が少し残っていた(昼の部のS席A席、夜の部のS席は3分で埋まってしまった模様)ので勢いで申し込む。前編後編をいっぺんに観られるのも楽しそうだが、終わりが21時ごろなので日帰りすることができない。たぶんそれで席が残っていたのだろうけど、まあ有給も使ってしまいたいのでちょうどよかった。

アニメの制作に関わったスタッフさん方にお会いするのは(劇場総集編の)オーディオコメンタリー以来となった。というか本来ならそんな機会もないわけで、私が魅了された世界を作り上げた人々がまさにその話をする場なんてものは貴重と言うほかない。そんなわけで、おじさんが6人並ぶ地味な絵面ながら30分あっという間であった。お話の内容は感動で朦朧としていた者がうろ覚えでなにか言うより上の記事を見てもらうほうが間違いがないだろう。私はといえば、やっぱり絵描けるのってすげえな……とアホみたいな感想に終始していた。いやほんと、楽しかったです。

▲というわけで、終わったらお泊りをしなければならない。今回かなり急遽お世話になったのはゲストハウス品川宿さんだ

▲お部屋の模様

率直に言ってゲストハウスという形態は初めてで、宿のスタッフさんがかなり話しかけてくるのには少し戸惑った……が、コミュ障陰キャ特有の初対面だけはなんとかなるやつを発揮して場を乗り切った。ぼっちをご存知とのことだったので、今回の目的から舞台の話、泊まりに来る人の傾向やなぜか私のお仕事の話、そしてまだ営業している飲食店の情報など。特に最後のは土地勘もないし、22時頃だったのでコンビニくらいしか思いつかず助かった。

▲おすすめの中華屋、一品楼さん。五目チャーハンと、イカと季節野菜の唐辛子炒め。とてもおいしかったです

戻ってくるとシャワー室の順番待ち概念にやや面食らったが、まあそりゃそうだよなという感じ。翌日の動きを確認し、寝る。けっこう建物内外の物音が夜中まであり、率直に言ってぐっすりとはいかなかった。

23日だ。元々帰るだけの日だったので目的は果たした状態なんだけど、これもせっかくだからと計画していたことが2つあった。ひとつはきらら展、もうひとつは結束ロック8。

kiraraten.jp

www.puniket.com▲(もう「9」のページになっている。余談ながらこういったイベントの企画運営に携わる方もすごいよな。大感謝)

▲まずきらら展。移動のことを考えると新宿で宿を取った方がよかったのだが私が探した感じだと急には取れなさそうだったので……というか探し方ももう少し丁寧にすればよかった気がする

ともかく早めに起きて宿の隣のコンビニで朝食を調達。チェックアウトは鍵を玄関のボックスに入れるだけ。来るときと比べずいぶんアッサリしているが、旅とはそんなもんかもしれない。一期一会。

8時頃に池袋駅に到着。サンシャインシティまで少し歩き……うんざりすることにもう100人くらい並んでいる。虹夏ちゃんコラボヘッドホンで結束バンドさんの曲を聴きながら耐え忍ぶ。自分で蒔いた種とはいえ一人でじっと並ぶ行為は本当に最低に近く、今後の人生でもできれば避けたいなと思いを新たにした。

▲10時になった。列がのろのろと進んでいく。ぼっち・ざ・ろっく! の民だけじゃないだろうから当たり前だけど、それにしても私みたいな人がうじゃうじゃいることだよ

▲展示の様子(写真撮れるところだけ)。実のところ他の作品をほとんど知らないまま、後述のカバー曲目当てに行ったのだが、展示会の趣旨である夢、希望、勇気、ときめきが満ちた空間であることが肌から伝わってきて予想以上に楽しかった。物販では蓋つきマグカップを買いました

▲今回の大目的のひとつ、結束バンドさんの歌ってみたのやつ(https://kiraraten.jp/voiceguide.html)。地の文でも「山田」呼びされているあたり、さすがだ

これだけの導入でもなんだか1本お話が書けそうだがそれは置いておいて、貴重極まりない音源を聴いていく。ヘッドホンをわざわざ持ってきたのはこのための布石でもあったのだ。といっても例によって原曲をほとんど知らないわけで、まっさらなんだか贔屓目で歪みまくってるんだか自分でもわからないけど、とにかく虹夏ちゃんの曲が良かったと思いました。

それにしてもその場限りなのは惜しい。惜しすぎる。まあ権利関係とかいろいろあるんだろうか。後日シレッと配信とか……ありませんかね……

▲移動時間を含めると食事しなくても間に合わないくらいだったのだが、お腹空いたので(あと並ばず入れたので)開き直って食べる。これはサンシャインシティのレストラン街、JASMINE THAIさんのガパオライスのセット

▲というわけで最後の目的地、結束ロック8だ(大遅刻)

改めて言うことでもないが、現地で同人誌を買うのはこの日が初めてだった。こんな風に遠方だからというのもあるし、大方のご本は通販でも手に入るからだ。しかし今回は現に会場近くに来ていること、またpixivで書店委託なしのサークル参加情報を何件か聞いていたことが大きく、極めてイレギュラーな機会が実現した。

いわゆるオンリーイベントではなく、他の作品の島に混じってという状況ではあるが、なんだろう、ここでも現地独特の空気が感じられた気がする。そしてまあ財布からお金が出ていくこと。こう、ふらふら~とさせる魔力がある。

目的のご本はだいたい買えてそれは良かったのだが、それよりも印象深かったのは交流の要素だ。たぶん狭い界隈なのだろう、サークルさん同士やお客さんもまじえたやりとりの様子をよく見かけた。その中にあって私は何者でもなかったため、疎外感……と表現するのも変なんだけど、やはり少し寂しかったのかもしれない。自己満足でしかないとはいえ私もそういった活動に片足を突っ込んでいる以上、自分の好きを誰かと共有したい気持ちは否定できない。別に有名になりたいとかではない(本当にない)のだけど、そのへんはまあいろいろあるのだ。私にも今後、そういった機会が訪れるのだろうか? それはわからないが、今回は帰り道でもずっとそのことを考えていた。

▲そんなわけで、夏が終わっていく。普段の引きこもりぶりからは考えられない、新幹線乗りまくりな夏休みだった

10月は10月でぼっち展の大阪日程があるのでどこかのタイミングで行きたいね。ソニーストアのやつ(↓)

ソニーストア 大阪 (@SonyStore_Osaka) 2024年10月9日

とか、タワレコのコラボカフェ

tower.jp

もある。全部回収するかはこれから決めます。

終わり。