子育ては、基本的には丁寧にしなくては・・・。 (original) (raw)
子育ては、基本的にはやっつけ仕事をしないことだが、いつかそれをやってしまう時が来ることだろう。
ちなみに、物事を頼む方になると、やっつけ仕事をする人には仕事を頼みたくないものだが、こちらからそれを判別する方法は未知のままだ。
一見「俺には俺のやり方がある!」なんてこだわりがある風の大工の親方に家造りを頼んだとしても、その釘の打ち方は曲がっていても問題なし、測量方法は両手を広げただいたいの勘、2階の床は板を乗せただけ、建物がたてに長細く、庭が異様に広いなんてやっつけ感満載のやり方で建築されてしまうことだって、ないとは言い切れない。
思えば、世の中にはおそらくやっつけであろうことが蔓延していないだろうか。
犬のやっつけ散歩、朝のやっつけテレビ占い、昼のやっつけカレー販売、夜のやっつけ火の用心、どこにでも探せばやっつけはある。
そのなかで、一番危惧しているやっつけがある。
「やっつけ街頭演説応援駆けつけ」である。
有名で人を集める力のある政治家は、選挙の時期になると一定の場所に身体を落ち着かせられない。
期間内で桃鉄のぶっ飛びカードのように、今日は秋田、今日は沖縄とあちこち飛び回るのだ。数十数百と応援演説をかましていると、どうしても出てくるのがこの「やっつけ心、やっつけ魂」なのである。
とはいえ、演説はある程度テンプレもあるし、そういうのを覚えるのが政治家だ。やれて当然だ。
となると、一番やっつけとなるのは、本来はそうなのだが、演説する方も眠いときだってある。期限が悪くて演説したくないときもある。
そんなときは、自分が喋らないでほとんどを観衆にマイクを向け話させるのだ。それはコール&レスポンスに近く、ちょっと気を抜いた感じでも、観衆次第でその場を形にすることができる。
「はい、みんなの思う理想の〜?」「政治!」
「この田中候補は子育て対策で〜?」
「15歳以下一律月二万円、医療費無料で学費も免除!3人産めば一人1000万円の補助をしてくれます!」
「我々の党は移民を受け入れて景気を〜?」
「回復させる!なぜなら、移民はなくてはならない労働力であり、税金を払ってくれ医療費や年金のお金が確保できます!」
最終的には、作っておいた政策オリジナルソングを観衆をメインに歌わせることだ。
結果、やっつけでやったが、観衆参加型の街頭演説となる。
なるべく労せずして、みんなが確固とした意識を持ち票を入れてくれるなら、やっつけだろうがなんだろうが構わない。
やっつけがやっつけであるためには、ある程度の結果があれば良いのだ。
もちろん、今これを書いているのは全身全霊魂を込めて書いている。
つまり、魂がこもってしまい、オイラの身体に魂があまり残ってない。
みんな、魂を大切に、がんばれ。
候補者への呼び名だ。
全て、あだ名はちゃん