母が有料老人ホームに入居しました (original) (raw)
朝からシトシトと雨が降っていました。
梅雨らしい、こんな降り方は久しぶりなように思います。
夏日からも解放されて、過ごしやすい気温になるとのこと…。
たしかにそれほど暑くはなかったのかもしれませんけれど、身体にまとわりつくような湿気がイヤ~な感じで、結局エアコンの中で過ごしました。
3か月ほどブログを離れていた間に、家族を取り巻く環境に大きな変化がありました。
お休みする直前のブログは4月12日。
この翌日、実家の両親を訪ねました。
両親とも機嫌よく過ごしており、楽しい話や懐かしい話をして安心して帰宅したのですけれど…。
その翌週の半ばに母に電話をかけたところ、様子が一変していたのです。
シルバーカーを押して外出していた先で転倒したことで、気持ちのバランスと余裕を失ってしまったのですね。
それ以前から、献立を考えることや調理をすることの負担を訴えていた母でしたけれど、一気にその負担感がのしかかり、家で生活することそのものにも不安を感じるようになってしまったようです。
実は昨年の8月に、両親と弟と私で2か所の介護付き有料老人ホームを見学してありました。
そしてそのうちのひとつに入居申し込みを済ませてあったのです。
ただその時点では順番待ちの状態でした。
担当の方のお話では、普段は3~4か月のスパンで空室が出るとのことでしたので、私たちもそれほど待たなくて済むのではないかと考えていたのです。
ところが、待ち行列が一向に進まず、担当の方も《こんなことは初めてです…》と驚かれるほど。
4月の時点で母がすぐにでも入居したいと言い出したため、急遽担当の方と連絡を取って、もうひとつのホームでも順番待ちをさせていただくことになりました。
迅速な機転の効く動きには、本当に感謝しかありません。
まずはそちらのホームに入り、予約しているホームが空き次第移動するという手はずを整えてくださいました。
6月初旬には空くことがわかり、弟と私は準備に奔走…本当に忙しい毎日でした。
もちろん2人とも仕事がありますし、私は実家まで2時間かかる距離に住んでいますので、思うように動けないことも多くてもどかしい思いもしました。
お部屋のクリーニングなどを終えて、23日には入居可能ということで、無事その日に入居完了。
まだ入居して半月ほどですから、慣れないことも多いようですけれど、少しずつ落ち着いてくれたらと思っています。
少なくともお台所仕事の負担はなくなり、常時スタッフさんの目が行き届く安心感があります。
父も母の動きに常に気を配る緊張した毎日から解放されることになります。
私たち家族にとって、両親の老後は有料老人ホームで過ごしてもらうことが最善の選択だと考えて決めたことでした。
それでも住み慣れた家を離れ、両親が別々に暮らす形になることに、どこか後ろめたさや申し訳なさ、かわいそうというような気持ちがあったのかもしれません。
同じく有料老人ホームに入居した義両親のときには浮かばなかったさまざまな感情が渦巻きました。
実両親と義両親の違い…なのでしょうか?
伯父・伯母を有料老人ホームに入居させた経験のある、一回り年上の従兄に母のことを報告したところ、こんな言葉をもらいました。
私たちの両親のときのことを考えると、一番よい選択だったと思います。
今のしっかりした有料老人ホームのサービスレベルは、私たちが思う以上でした。
例えば日常生活のケア(体調管理や、声掛け、生活リズムの維持など)は
自宅に両親だけで住んでいたときの何倍もしっかりしていて、
安心して暮らしていたのがよく分かりました。
くれぐれも、子どもたちだけが何かしなくちゃと思うことはありません。
自然体で無理のない形で見守ってあげるのが一番です。
なんだかね、フッと力が抜けたのですよ。
心底ホッとしたと言いますか。
変な表現かもしれませんけれど、私たちは間違っていなかったのだと思えました。
本当にこれが最善の選択だったのだと。
私もできる限りの尽力はしたつもりですけれど、弟夫婦の力なしには、ここまでスムーズにいかなかったと思います。
両親の今後のことを考える過程で、弟との絆は確かに深まった気がします。
今回母が入居したホームまでは、我が家から片道2時間以上かかります。
私自身にあまり負荷がかからない程度に、面会に行きたいと思いますし、電話でのやりとりは頻繁にしたいと思います。
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