今夜も乾杯! (original) (raw)

台風7号の影響で、雨足が強い中、卓球仲間が待つ体育館へ行こうと車を出した。

わが家からわずか1分とかからないIさんの家の前で、

黒いタクシーが右折しようとしていた。

私も右折のウィンカーをカチカチさせて、スピードを落とした。

タクシーの前に、白い軽自動車がいて、タクシー右折の妨げになっているようだった。

軽自動車とタクシーは向き合った状態だったが、

タクシーに道を譲ろうと、軽自動車は後ろに下がり始めた。

当然、タクシーは軽自動車に感謝して前に進み、右折するものと思われた。

ところが、何を思ったのか、タクシーはいきなりバックのサインを出し、

慌てて私もギアをRに入れた瞬間、タクシーはものすごいスピードでバックしてきた。

雨の中、私は何度もクラクションを鳴らしたのに、

タクシーはものともせず私の車に突進してきた。

ドッシーン! 恐ろしい音だった。

すぐさまタクシーの運転手が飛び降りてきた。

「すいません、後ろに車がいるのをまったく確認せずに下がってしまいました」

タクシー運転手は、携帯で警察を呼び、

警官が来るまでの間にお互いの連絡先を交換しておこうと言った。

私の車検証も写させてほしいと言い、

濡れるから、どうぞ車の中で待っていてくださいとも。

誠実そうな人だったので、私も

「あ~あ、今日の卓球はお流れか」

とガッカリしたものの、怒る気は毛頭なく、彼の指示に黙って従った。

運転を生業としている人たちにとって、

事故は、一般の人よりも遭遇する可能性が高いと見えて、

ずいぶんと手際がいい。

私は終始キョトンとして、とりあえず家に帰り、保険会社に連絡を取った。

まもなく、タクシー会社の所長さんから謝罪の電話。

地元のタクシーだけに、悪い評判が立っては困るから、

事故後の対応もきちんとしている。

わが家の車は、表面上はナンバープレートだけの損傷のようだ。

「100%こちらの運転ミスなので、責任を持って修理させて頂きます」

という。

車が傷ついたのは痛いが、申し分のない対応で潔かった。

実はわが家では、11年間乗ったパジェロが走行中にプスンと息が絶え、

(幸いJOMOの前だったので、駆け込んで牽引してもらった)

スバルのレガシーに乗り換えた。

それも3年がたち、2万キロ以上走ってタイヤがツルツルになったので、6月にタイヤ交換をした。

新しいタイヤはさすがに気持ちがいい。

路面にガッシガッシと爪を立てるように進むから、実に安定した走りなのだ。

上機嫌でいたら、今月のある日、主人と出かけて帰ってきて、

車庫入れを彼に任せて、私は家の中で買ってきた荷物を整理していたら、

ブシューッーーー!っとすごい音。

イヤな予感がして駐車場に行ってみると、

玄関の石段にタイヤがぶつかったにも関わらず、加速して強引にバックしたらしく、

新品のタイヤが一個、パンクしていたのである。

「取り替えたばっかりなのに、なんという手荒な運転してんのっ!」

このときの私は、昨日の事故のときとは別人のように、頭から湯気を出して怒った。

昨日はジムでかなり頑張った。

いつもなら走り込み30分か、エアロバイク30分か、水泳など20分もやればバテバテで、

その後サウナで5分汗を出し切って、あとはジャグジーで体を揉みほぐし、

お風呂から上がったらパウダールームで身繕い。

レストルームで軽く休憩してその日のメニュー終了である。

ところが昨日は、30分走ったあともさらにエアロバイクで30分、汗を流し続けたのだ。

私が最近せっせとジム通いをするのには、ワケがある。

3年前までは、住宅の記事を書かせてもらっていた。

ときには取材にも出かけ、家で原稿をまとめる。その仕事が約8年。

その前は、求人広告のコピーライターとしておよそ8年。

3人の子どもを産み育てつつ、元気印の主婦代表としてどうにか仕事をこなしてきた。

それが、不況のあおりでトンと仕事がこなくなったのである。

1995年、とある出来事があって引っ越しを余儀なくされ、親しい人たちとも離ればなれ。

その後、郷里の実家でゴタゴタが続き、軽く人生のジャブをくらって打ちのめされて、

「でも私にはやりがいのある仕事があるさ」と、どうにか自分を鼓舞してきたのに、

とうとう、その仕事にも見放されて…。

いろんなストレスから、気がついたら暴飲暴食、あれよあれよという間に体型が変わってしまっていた。

2004年、私の身の上に人生最大のビッグサプライズが起こった。

それは哀しい出来事などではなく、むしろ、とても心躍るハプニング。

そこで、一念発起した。

とにかくふくらんだ体をもとに戻し、たるんだ精神をキリリと締め直し、仕事を再開するゾ! と。

なにを隠そう、私は50一歩手前である。

サイズダウンはどうにかなるとしても、

この年齢で納得のいく仕事をゲットできるかどうかは、なんの保証もない。

でも、人間いくつになっても、やる気さえあればどうにかなるということを、

身をもって証明してみたいのだ。

そんな、仕事復帰へのドキュメントをここで紹介できたらうれしい。

ああ、だけど、夕飯時のビールだけはもはややめられそうもないなァ。

ってか、やめるつもりもないし。

10年前に越してきたこの街で、親しい友だちもだいぶ増えた。

なかでも、いっしょにおいしいお酒の飲める仲間が増えたことが、

私にとってはなによりのヨロコビなのである。

あるとき、知り合いのお姉さんが国立(くにたち)で織物展を開いた。

友人とそれを見に行ったあと、国立のお店をいろいろのぞいて歩いた。

そして、お昼はとあるイタリアンのお店に入って、ポテトニョッキのサーモンクリームを注文。

生まれて初めて食べたポテトニョッキの、もちもちっとした食感がいっぺんで気に入った。

以来、わが家ではたまーにポテトニョッキが食卓に登場する。

昨夜は、たまねぎとベーコンとポテトニョッキのグラタン。

それに、タコスのトルティアでつくったピザと、栗原春美レシピのさばのトマトソース焼きも加わって、

ビールがうまい、うまい。

長女の大学が国立の先にあるので、国立に行く回数が俄然増えた。

桜の季節は、あまりの素晴らしさに、用がなくても出かけたりする。

「隅田の花火」というアジサイに、初めて出会ったのも国立だ。

白くて可憐、でもどこか華やぎがあって、ノーマルなアジサイよりもはるかに好ましい。

人にはきっと、相性のいい街というものが存在するのだろう。

私が今住んでいる街は、新興住宅地でこれといったうまみがなく、

駅前に映画館とスポーツクラブのあることが気に入っているくらい。

さあて、今からジムに行ってひと汗かいて、今夜もおいしいビールにありつくとするか。

今夜のわが家のメニューは、餃子と春巻きである。ああ、また2缶いっちゃいそう!

開発されかかったわが家のすぐ隣りにある「くじらの森」。

行政がどうにか買い取ってくれたので、森は守られて、地域住民が主体となってこれを管理している。

昨日は、月1回の管理活動日。長袖長ズボンに革の軍手スタイルでアズマネザサ刈りをした。

そう暑くもなく、湿度もあまり感じなかったけれど、森の中はヤブ蚊が多い。

蚊の話から、メンバーの一人がアメリカ旅行のときのエピソードを語った。

「すごく有名なホテルに泊まったけど、朝、主人の布団を剥いだら体中シロアリがへばりついていたの」

うそーっ!そんなことってあるの?

奇声を上げてシャワールームに駆け込むご主人を見て、

奥さんは、同情するよりむしろ笑ってしまったらしい。そして言うのだ。

「あのとき私が笑ったこと、主人、いまでもちょっとひっかかっているみたい」

いっしょに管理活動に携わっている人たちは、なかなか個性派揃いだ。

それに行動力があって、才能も豊か。

5月に開催した「くじらの森チェロコンサート」だって、演奏家の丸山さんはもちろん、

この仕掛け人たちのパワーなくして、成功は語れない。

夜、とある仲間たちとお食事会。シロアリを超えるほど衝撃的な話はなかったなァ。

梅雨が明け、夏休みにも入ったというのに、

なんだか春めいた風が吹いて、気持ちのいいこといいこと。

私は元来、車を洗ったり、デッキを洗ったりといった水仕事が大好きで、

今日は特にさわやかな風に誘われるように、

庭仕事ご愛用のモスグリーンの長靴をはいてジャブジャブと水仕事にいそしんだ。

昨夜、ウッドデッキでチーズとししゃものスモークをしたら、今朝デッキに黒いシミを発見。

それをどうにかしようと、デッキブラシをかけたのが始まりだった。

そのうち、水遊びが楽しくなって、網戸や大きな掃き出し窓にまでエスカレート。

午後は、明日の食事会に着ていく服を買いに出かけるはずが、

いつまでも家にへばりついて、家の中を縦横無尽に走り抜ける風を感じていたい気分だった。

そのうち始めようと思っていたブログの手続きも、「やるならいまだ!」とあっさり開始。

先週の金・土、八ヶ岳にある友人の別荘におじゃました際、

俳優の柳生博さんのお店でかえるの雑貨を買ってきたら、

高校生の娘や息子が2匹のかえるにいろんなポーズをさせて喜んでいる。

今日は、かえるがプロレス技をかけられていて、大学生の娘と爆笑。

あまりにもリアルで愛嬌のあるポーズだったので、ブログの写真に採用することにした。

おいしいその一杯のための一日を♪

by m-satoppy

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