Hello! Project 2024 Summer ALL OF US 「ベガ」於オリックス劇場 (original) (raw)

8月11日(山の日)の公演。今回のハロコンはタイトル通り全グループ参加で公演が2パターンという2020年以前と同様の形に戻った。チケットは完売という景気の良い掲示もあった。

席は16列の右側。周りはモーニング娘。ファンが多そうだった。そもそも絶対数が多い。

出演メンバーは総数で72名らしい。10年で倍増くらいしている。グループが増えたのもあるし、各グループが10人前後を抱えているのもある。色々思うところはあるが、ともあれ多い。最後の曲だけ全員ステージに上がる時間があったが、混んでいる。立錐の余地もないとまでは言わないがそんなに踊る余裕もなさそうではあった。

セットリスト
  1. 最KIYOU/モーニング娘。'24
  2. 未来ハジマリ/ロージークロニクル
  3. トウキョウ・ブラー/Juice=Juice
  4. ちはやぶる/OCHA NORMA
  5. ベイビースパイダー/つばきファクトリー
  6. 灰toダイヤモンド/BEYOOOOONDS
  7. 美々たる一撃/アンジュルム
    MC
  8. フックの法則/BEYOOOOONDS
  9. 素肌は熱帯夜/OCHA NORMA
  10. ナイモノラブ/Juice=Juice
  11. 鼓動OK?/つばきファクトリー
  12. うわさのナルシー/アンジュルム
  13. なんだかセンチメンタルな時の歌/モーニング娘。'24
    MC(以下シャッフルユニットコーナー、詳細は後述)
  14. シャボン玉
  15. 妄想だけならフリーダム
  16. 微炭酸
  17. さぁ!恋人になろう
  18. リアル☆リトル☆ガール
  19. 恋のクラウチングスタート
  20. 会いたい 会いたい 会いたいな
  21. どーだっていいの
  22. 涙のカスタネット
  23. はっきりしようぜ
  24. GOOD BYE 夏男
  25. スタートライン
    MC
  26. 女で地球は回ってる/ロージークロニクル
  27. シェケナーレ/OCHA NORMA
  28. Oh! カンターレ/BEYOOOOONDS
  29. プラトニック・プラネット/Juice=Juice
  30. Power Flower ~今こそ一丸となれ~/つばきファクトリー
  31. ブレインストーミングモーニング娘。'24
  32. 大器晩成/アンジュルム
    MC
  33. スッペシャル ジェネレ~ション/全員

シャッフル以外は各グループが出て来て1曲歌うというのを3周していた。1曲ごとに入れ替わるのではっきり言ってせわしない。ひなフェスでも2曲は歌っていたのではないか。公演にメインのグループがないのでセットリストにアクセントを付けにくいというのはありそうだ。

オープニングアクトハロプロ研修生。35期の3人、杉原さんと服部さんの若手2人の計5人。「天まで登れ!」はJuice=Juice曲でもあるし全く嫌いではないのだが、ソロがないので各人の今の状態があんまり分からない。林さんはまた背が伸びたようで、河野さんよりもだいぶ高かった。牧野さんは土居さんと比べてみたい。研修生は最後の曲にはステージに余裕がないからか出ていなかったが、後半の楽曲にあった応援席にはさりげなく座っていた。

シャッフル曲

ベガのシャッフルユニットは公式の出身地によって大まかに分けられていた。

関東がだいぶ混乱している。東京が多すぎるので2チームに分けるのは分かるとして、埼玉千葉神奈川がなぜか分散されている。栃木埼玉と千葉神奈川の2チームだと分かりやすいのだが、まあ何か工夫した結果なのでしょう。橋田さんは千葉出身を普段から押し出しているのに東京にひとり混ぜられてかわいそうに思った。石山さんと同じステージに立っているのを見られたのは嬉しかったが。

大阪と愛知はちょうど良い規模のチームができていた。大阪の植村さんは植村さんと入れ替わった感じだ。愛知の八木さんは微炭酸で役に入り切った表情を存分に見せていた。

九州も各県1人ずつで°C-uteを演じていて完成度が高かった。福田上村のユニゾンは貴重だと思う。きれいに響いていた。

愛知以外の中部地方チームは選曲がどうかしている。普通ハロコンカスタネット持って来ない。初日とか客の何人持ってたんだろう。

京都勢は全員歌が上手で聞き応えがあった。井上さんが上手いのはわかっていたが曲に合わせた声の使い方も良かった。

東北・四国勢が1人ずつでかつ最後のハロコンになる2人というのは偶然にしてもよくできていた。

Juice=Juice

フェスの配信は見たりもしたが、植村さんが卒業後初めて生で見た。入江さんもいないのでだいぶ人数が少なく見える。それでも9人いるのだが。最新シングル曲をやっていたので歌割の違いがわかりやすかった。とにかく工藤さんが引っ張っているような印象を受けた。「トウキョウ・ブラー」はもともとゆめりあいメインみたいな曲なのもある。その上最後には「プラプラ」も歌っていたので工藤さんの印象が強くなる。もうどこを歌っても失敗しない信頼感がある。松永さんの方もとにかく気合を感じる仕上がりで声量がすごかった。「ナイモノラブ」の植村さんから受け継いだパート(その後の石山さんもアレンジが加わっていて良かった)や、「シャボン玉」の冒頭などステージを自分のものにしていた。「ナイモノラブ」と言えば遠藤さんソロパートでの会場のコールはハロコンでも大きかった。浸透している。遠藤さんはハロプロ内でも一二を争う長身になっている。髪も長くてウェーブをかけていたので目立っていた。

つばきファクトリー

新曲が見られた。「鼓動OK?」は昨日がライブ初披露だったのだろうか。まだ曲が耳に馴染んでいないのだが、リトキャメが割とよく働く曲だ。河西さんの万能シンガーぶりが光っている。あとは何と言っても村田さんがステージの真ん中で踊りまくるのを見られるのは、しかもそれがハロコンで色々なファンに披露されるのはいい場面だった。

真琳さんは髪をまっすぐ下ろしていて渋谷の時よりさらに八木さんの要望に近い(初期の髪型に近い)状態だった。長さはより短いが。前髪も揃っていて、パフォーマンス中はそれでも格好良いのだが応援席で微笑んでいる姿は初期を彷彿とさせるもので、同じ人なのだなと得心がいくものであった。八木さんと真琳さんは2ポーズ目の衣装が2人ともパンツスタイルでスタイルが似ていて何らかのユニットのようだった。

各グループの3周目は所謂ワンハーフだったのでなんだか消化不良だったのだが、特に「Power Flower」は編集としては面白かったものの、この曲の見せ場のラップパートが割愛されていて、メインの3人の仕事がほぼなくなっていた。せっかく新沼さんの代わりに土居さんが入ったのでもっと見たかった。今後のツアー等の楽しみにしたい。土居さんは新メンバーの中で一番歌唱が安定しているようで、起用のされ方にもそれが反映されているように思う。土居さんと真琳さんが隣り合って応援席にいる姿は微笑ましかった。

相馬優芽さん

ロージークロニクルは遠巻きに見ているはずなのだが、相馬さんを双眼鏡で見ていたらだいぶ惹き込まれてしまった。前髪の下ろし方も絶妙で、目から鼻にかけての雰囲気に少し翳りが感じられるところが素敵だ。口を閉じるとへの字になる。表情が豊かで頬を膨らませたり細かい変化が楽しかった。歯列矯正が終わったらより華やかな雰囲気になるかもしれない。応援席で真顔で見入っているのもかわいかった。ロージークロニクルのメンバーカラーは全然把握してなかったので何色を振れば良いかは分からなかった(青だった)。それにしても5月の実力診断テストで歌った「妄想だけならフリーダム」をその夏のハロコンで歌うというのはすごい展開だ。

ラップが多い

各グループの最近の曲を通して聴くとラップパートがある曲がとても多い。「Power Flower」について書いたことと矛盾するが、ハロー!の楽曲でラップが効果的に使われていると思ったことはほとんどない。ここさえなければいいのにと思ったことは結構ある。好みの問題と言えばそれまでだが、はっきりと格好悪くなる危険性が割と高いのに濫用されていないだろうか。

最後の曲では通路降臨も復活していた。近くて見られたのはモーニング娘。アンジュルムの一部のメンバーだった。北川さんの顔立ちの完璧さが印象に残っている。