マジョレ湖に行ってみたいよね。 (original) (raw)

月組全ツが無事完走しました。

よかった!!!

プレお披露目だったんですよね。あまりの円熟さに忘れてしましました。

琥珀色の雨にぬれて」が素晴らしくって

これは感想を残したいなぁと思い、このブログを引っ張り出してきました。

約6年前に、ちらっと書いてすっかり放置していて……

読んだ本の感想とかも書きたかったので少し変えて、再出発したい……

けどいつまで続くことやらです。

さて、琥珀色の~は、今回の観劇で2回目でした。

前回は雪組全ツで、

その時はクロードに対して「ひどい男だ!理解できん!!!」で

シャロンに対しては「可哀そうだけどきっと同じことが何度もあってそのたびに傷ついてきたけど立ち上がった強い人」という感想。

クロードに共感も同情もできず、昔の作品だしという感じで納得をしたのでした。

雪組だからとかは全くなくて自分自身も若かったしね、解析度が低かったんだろうなと今なら思う。。笑

で!今回、ストーリーは大まか覚えてるけど

クロードはクズ野郎という記憶が強くて……

お芝居はモヤモヤするかもだけどショーを楽しも!ぐらいの気持ちで参戦した全ツ。

前回の感想が覆るとは思わなかった。。。

今回観劇して、そして感想を書くにあたって思ったのが

クロードとシャロンが別々の違う星に行く話なんだなぁと思いました。

もともとクロードとシャロンは違う星の住人ではあるんだけど

シャロンに出会って初めて本物の恋に堕ちたんだと思う。(書いていて安っぽいなとは思うけどw)

クロードの世界では当たり前の流れでフランソワーズと婚約していたとは思うんだけどシャロンの世界でシャロンに恋してしまったので、もうその時から元の世界に引き返す道はおそらくなかった。

自分のいた世界がひどくつまらなく薄っぺらに感じたのかな~だから戻れなかったのかなぁと。

シャロンシャロンで自分の世界にやってきたクロードが眩しくまっすぐな人に見えたんだろうなぁと思っていて、そのままのまっすぐな愛に惹かれたのかなぁと。

まぁ、そのあとクロードの真面目さが仇となって(と私は思ってる)

結局モトサヤに戻るけど違う世界を見てしまったクロードは元の世界に戻ったふり。

そのあと何もなければよかったのにね!!

それにフランソワーズもさ、あんな男捨てちゃえばよかったのに!!

でもさ、クロードとフランソワーズがいる?いた?世界では多分そうじゃないんだよね。捨てないし、完全に世界から離れることができない。

このあたりの描き方もだし、演じ方も上手いなと思っていて、

クロードがフランソワーズの世界を捨てられないのもシャロンが2人の世界に入れなくて嫉妬しているのも、当たり前しょうがないでも儘ならない。

あの世界の中で自分の心に正直に生きていたのはルイだけだったのかもしれない。

みんな何かをあきらめたり捨てたりしていたら……というたらればばかり。

住む星が世界が違うということがこんなにも大きい障壁なのか。

もしも、マジョレ湖に一緒に行っていたら、

おそらくはシャロンとクロードの住む星は同じだったのであろう。

それが限りあるとしても。

でもクロードの星には決して離れない衛星のような元いた星があるから、

(もしくはクロードがいる星が衛星なのかも)

結局シャロンのいる星には近づけないし一緒にはなれないんだろう。

そしてシャロンは手の届く場所にあるのに行けない近づけないクロードのいる星を

見るのが辛くて遠くに去ってしまったのではないか……

そういう解釈をすると(内容説明じゃなくてわたしの解釈だったんですw)

クロードのことは同情も共感もできないけど理解はできたなぁと。

っていうか、じゅりちゃんのシャロン最高じゃなかったです?!?!?!?!?!

マヌカンとしての圧倒的説得力!

あと、なんといっても声!女神がしゃべったらあんな感じ?みたいな。

繊細さや純真さは一切見えてないのに、ちょっとした所作と表情とかから透けて見えてしまうのが、唸るほど巧かった……

この作品はシャロンで作品の雰囲気がかわるんだな。

シャロンの繊細さや純真さもありながら

(きほちゃんはそこが見えるシャロンでそれはそれですごくよかった記憶)

それを覆い隠すような自分への絶対的自信や強さをプレお披露目で演じたじゅりちゃんの度量に感服です。。

ちなじゅりコンビ楽しみで仕方がない。

ブラフチームと合わさったらどうなっちゃうんだろう。。

楽しみだよー!!!!