二十歳の原点を振り返るプロジェクト第一段階はレコードのCD化 (original) (raw)

ボサノヴァをソロピアノで弾くというリスク

エリーゼ音楽祭本選で弾くのは「**Ricado Bossa Nova**」というボサノヴァに決めている。

そもそもこの曲を知るきっかけとなったのは、バイト先で聞いたアルバム「JUNKO」の冒頭曲、「Ricordo Di Cairo」(同曲のボルトガル語タイトル)に魂をノックアウトされたからである。

当時あまりに気に入ったので、バイト先のオーナー氏に頼んでレコードからカセットテープにダビングさせてもらった。

それは今から47年前の話。

これは数日前の記事にもした。

kuromitsu-kinakochan.hatenablog.com

ところでロピアで弾かなければならない**エリーゼ音楽祭**のジャズ・ポピュラー部門でボサノヴァを弾くというのはある意味、無謀かもしれない。

だってラテンというのはパーカッションの占める位置が大きいからね。

これをどうやってソロピアノで弾くのか?

ちょっと無理なんじゃないの?

まずLPをオークションで落札

そもそもこれは私の「**二十歳の原点を振り返るプロジェクト**」みたいなものだ。

第1段階はまず音源を入手することから。

47年前のカセットはいつのまにか、テープがびよんびよんに伸びてしまい、再生不可能になった。

しかし「JUNKO」のCDは希少価値で、いくら中古ショップをのぞいてもお目にかかれない。

しかたなくオークションでLPレコードを落札した。

これがプロジェクトの1st ステップ。

業者さんにレコードをCD化してもらった

しかしウチにはレコードプレーヤーがない。

そんなもの、もう何十年前に断捨離してしまっている。

新しくプレーヤーを買うことも考えたが場所をとるので、この1枚だけを業者さんに頼んでCD化してもらうことにした。

レコードを送ったのが6月30日。

そしてやっときょう、出来上がりのCDを手にしたのだ!

実はできあがりに2~3か月かかると聞いた時、「えー、もう他の業者を探そうかな」と一瞬思った。

しかしホームページの説明がきわめて詳細になされていたので、結局そこに決めた。

納期に時間がかかるというのは、注文者が多いせいなのか、それとももともとレコードのCD化をビジネスにしているところが少ないからなのか、その点はよくわからない。

しかし出来上がったCDの美しさ、仕事の丁寧さに感嘆した!

それに音も!!といいたいところだが、オーディオマニアでない私の耳には違いはわからない。

でも満足している。

気になるお会計は宅急便の返送料込みで7,280円。

これでプロジェクトの2nd ステップ完了。

ステージで想い出の曲を弾くことが最終目標

さてプロジェクトの3rd ステップはこれをステージで弾くこと。

エリーゼ音楽祭については、そもそも予選を通過して首都圏へ行くことが目標だったので、本選はどんな具合なのか、演奏の出来によって順位がつくのか、賞があるのか(参加賞?ブービー賞?)ということも知らない。

調べたらわかるかもしれないが、もうええわ、と思っている。

それより二十歳の自分に語りかけるつもりでステージで弾きたいのだ。

「あれからいろいろあったけど、結局おばちゃんになっても元気にピアノを弾いてるよ!」