合唱の作り方(音源編) (original) (raw)

しばらくネタが無さそうなので、これを機にハウツー記事を充実させます。

合唱動画については以前にも書きました。

kyoikuzaru.hateblo.jp

しかし約2年前とは編集方法が変わりました。今のやり方を改めて書きます。

ゴールは僕の動画レベルなので凝ったの作りたい!って人向けではないです。

丁度開いたら1000超えてたヒッチャート(感謝!)

このくらいはつくれるまでの話を書いていきます。

★やることリスト★

➀作る題材・人選

②声抜き

③パート割

④MIX・マスタリング

アバター画像

⑥動画の作り方

ここでは➀~④まで話していきます。

作る題材・人選

まずは作るものから決めます(ここではメドレーを扱います)

好きなもので作るのが一番ですが、組曲や流星群など人気のものは歌ってる人が多くて絞れないかもしれません。

上のヒットチャートは「歌った全員」を使ってますが、初めて作る場合ほど「好きな歌い手さん」を軸にして、5~10人くらいで作ることをおすすめします。

メドレーの場合、短いメドレーの方がやりやすいと思います。

決まったら動画なり歌をなんらかの方法でDLしてください。

chromewebstore.google.com

声抜き

mp3なりwavで音源を揃えたら声抜きをしていきます。

声抜きツールは大きく分けて3つです。

・歌声りっぷ

・RX

・Ultimate Vocal Remover(以下UVR)←超おすすめ!

The Ultimate Vocal Remover Application

歌声りっぷは歌の音源とinst音源の二つを揃えてボーカルを抜き出す方法で、他の二つはAIの力でボーカルだけ抜く方法になります。

歌声りっぷだけはコツが必要なのでうまく抜き出せると最強になりますが、自信がない場合はUVRを使いましょう。

りっぷは講座が充実+僕がUVRを使用しているのでここではUVRについて話します。

使い方は1つしかないボタン押すだけなので特に言いません。

UVRは設定がいくつかあるので調整することで声抜きの精度は変えられます。ただし、高クオリティになるほど処理時間が長くなります。デフォルトの設定で処理時間はだいたい20~30分です。僕のパソコンのグラボはGT1030程度と結構低めなので、いいパソコンをお持ちの方はもっと早く済むはずです。

基本とっても綺麗に抜けますが、稀に声質によっては声が楽器判定されてしまう、もしくは打楽器系の音が声判定されて抜けないということがあることは踏まえておきましょう。その場合は綺麗に抜けた人をそのパートにあてることがあります。

また若干エコーがかかった音になりますが仕様っぽいです。

ちなみにリレー方式や2~3人くらいの合わせてみたなら「声抜きをしない」という方法もありです。ただし以下のパート割やMIXはほぼできないので注意しましょう。

パート割

編集ソフトに読み込みます。Reaperが動作が軽くておすすめです。

REAPER | Audio Production Without Limits

オケとタイミングが合うように声抜きしたボーカルたちを配置します。

僕はタイミングには自信がないので一人の音入りのものをオケや声抜きとは別のトラックに読み込んで、その人に合うように他の人も重ねていっています。

分かりやすく書くと、

オケ

A+オケ

A

B

でA+オケにそれぞれのトラックを合わせていく感じです。

A+オケのトラックは最終的には破棄します(二重になっちゃうから)

また人によってボリュームも違うので、ここである程度音量を合わせます。

AIで自動で合わせてくれるソフトもあって(Neutron 4)僕はそれで楽してます。声質やMIXでも大きさは変わるので、最終的には自分の耳で調整していきます。

パート割は情熱の赴くままにやりましょう。

・出番を均等にしたい場合はエクセルやスプシなどで管理します。

・大人数になる場合、全員を真ん中に置くと音圧が上がり音が割れやすくなります。10~40%の範囲でパンを振ってあげるとバランスが良くなります。

・何人かが重なる時はその部分は個別のボリュームも下げるとあとで楽です。

・タイミングが合わない人がいる時はその部分だけカットして合わせましょう。

・メドレーの繋ぎなどで人が変わる時はフェードアウトを差し込むと綺麗です。

MIX・マスタリング

※この項目はやらなくても合唱は作れます※

ただ聞き心地がいい合唱を作りたいなら多少意識すると◎

パート割が終わったら、MIXとマスタリングをやります。

方法は歌ってみたと同じですが、合唱は「音のクオリティ、大きさを均一にする」という方向になります。

基本ここでやっていることは以下の通りです。

・音量を上げても音が小さい人⇒コンプレッサーであげます

・音がシャリシャリしてる人⇒EQをかけて飛び出てる音を削ります

・サ行が刺さる人⇒ディエッサーをかけます

ここに関してはどんなプラグインでもいいです。

僕はWavesおすすめしてます。というかほぼここに入ってるのしか使ってない。

wavesjapan.jp

コンプレッサー⇒Renaissance Vox

EQ⇒Renaissance EqualizerQ10 Equalizer

ディエッサー⇒Sibilance

MV2(コンプレッサー)で全体のボーカルの音量を合わせたあと、書き出し後マスタリング。僕はL2(+Ozone)で上げています。

僕はコンプかけすぎだと思うのでここは今後もいい方法探りたいです。かけなくてもいい感じになっているものに関しては無理にやる必要はありません。プラグインってやり過ぎると音質が変わるので少ないのにこしたことはない。

MIX後はいくつかの再生機器で確認してみましょう。

ヘッドホンだけでやるとわりとMIX失敗してた!ってことあります。

何日かかけて確認を推奨します(歌ってみたにも言える)

今回はここまで。次回は映像編に行きます。

これ参考になるかね?他の人の見たいやで。