節分の風習を楽しむなら京都!今年の恵方は「東北東」・ 京都の節分祭 (original) (raw)

今日の京都はこの前の寒さが嘘のようなやさしい日差しが暖かく感じられる穏やかな一日になりました。そういえばもうすぐ立春…北野天満宮の梅苑は今週木曜日から開苑という事です。まさしく…春がすぐそこに…土曜日は節分です。

節分というのは、北野天満宮さんのホームページによると、立春の前日(旧暦の大晦日)にあたり、この日に行われる「追儺(ついな)」は、向う一年間の災厄を除け、病気を祓いやる祈りをこめた年中行事だそうです。年中行事 - 北野天満宮

今日の京都新聞には京滋の節分ガイドが大きく載っていました。京都は長いのに、未だに節分に神社やお寺に行った事がない私ですが、今年は節分祭に行ってみたいと思ったのですが、インフルエンザやコロナの拡大で迷っております😥

今回の投稿は京都新聞の「京滋の節分ガイド」を参考に、主に足を運んだ事があるお寺と神社を中心に京都の節分祭をご紹介させていただきます。

京都タワー「節分追儺祭」

あの京都タワーで節分祭?と思う方もおられるでしょうが…私もそうでした😊2月2日(金)に京都タワー展望室にて、「節分追儺祭」が開催されます。

【開催日時】 2024年2月2日(金)10時~
【開催場所】京都タワー展望室5階

※予約不要
※展望室入場券が必要です。
※イベント開催中は混雑が予想されます。予めご了承ください。
※福豆は10時より展望室に入場される方に進呈いたします。なくなり次第終了となります。

晴明神社・節分星祭

平安を体表する陰陽師の安倍晴明を祭神にする晴明神社は「魔除け」「厄除け」の神社としても知られています。

【開催日時】 2月3日 午後8時~

【開催内容】神職によって四方の追儺(ついな)が執り行われる。「陰(イン)陽(ヨウ)」と、となえがら、四方に矢を放つことで魔を追い払う。

★お焚上げの火炉は設けません。正月飾りや古札は、ご都合の折に境内の納札所へお納め下さい。
★穢れを移す人形をご希望の方は、社頭またはHPをご確認の上、郵送にてお申込み下さい。

【令和6年節分祭のご案内】|晴明神社

法輪寺(だるま寺)・強運節分会

だるま寺と親しまれる法輪寺の節分祭には大勢の人でかなり賑やかになるようです。だるまさんのお守りも頂ける法輪寺は円町駅から徒歩で行けます。円町は美味しいカレーのお店が多くあるので、帰りはお気に入りのカレーのお店を探すのも楽しいかもしれません。

大将軍八神社

「妖怪ストリート」と親しまれる大将軍商店街に立つ大将軍八神社は北野天満宮とも近いので、午前と午後と分けて両方の神社の節分祭の体験もお勧めです。

大将軍商店街と北野天満宮周辺は豆腐専門店を含め、美味しいお店も多いので、お気に入りのお店探しもお勧めです。

【開催日時】 2024年2月3日 午前10時~

【開催日時】古神札焚き上げ式。先着で甘酒接待

北野天満宮

境内に多くの撫で牛が迎えてくれる受験祈願に対しての絶対的な信頼を得ている北野天満宮。北野の花手水も楽しめます。今年は梅苑「花の庭」が2月1日からスタートなので、あさイチだと「花の庭」と「節分祭」両方が楽しめ るかもしれません。

【開催日時】 2024年2月3日 午後1時

【開催場所】神楽殿

【開催内容】茂山千五郎社中「北野追儺狂言」&上七軒の芸舞妓さんによる日本舞踊の奉納。その後、豆まきと災難厄除けのお札とお守りも授与など。

千本釈迦堂・おかめ福節分会

おかめ塚とボケ封じお守り、冬の風物詩である大根炊きなどで知られる千本釈迦堂は北野天満宮から徒歩でも行けます。すこし、時間はかかりますが😓(20分前後)

節分祭にはあの「おかめさん」も登場するようです!見てみたいです。

【開催日時】2月3日(土)午後3時~
【開催内容】鬼祓いの儀、厄除け祈願法要、男女と年男年女らによる豆まき。招福の「おかめさん」も登場!

✅お問い合わせ 千本釈迦堂(大報恩寺)
電話番号: 075-461-5973

千本ゑま堂・強運節分会

小野篁との不思議な縁で紫式部像と供養塔が置いてある千本ゑま堂。節分祭にはゑんま堂狂言節分会奉納公演が行われます。

【開催日時】2月2日(金)9時~20時
2月3日(土)9時~強運ダルマの授興
🔹ご本尊ゑんま法王を御開帳し、本堂にて祈念致します
🔹中風除け諸病除・・こんにゃく炊き(有料)
🔹ゑんま堂狂言節分会奉納公演
2月3日(土)18時30分~整理券配布(約60席)

19時~ 開場(自由席)

19時30分~開演
「鬼の念佛」・「土蜘蛛」2演目を予定

✅豆まきは狂言終了後実施

松尾大社

https://www.matsunoo.or.jp/

節分祭の楽しみの一つは抽選券付きの福豆とも言えるかもしれません。抽選券付きの福豆は松尾大社を含め、吉田神社、八坂神社などで求める事ができます。松尾大社の節分祭に対する詳しい内容はリンク先をご参照ください。

祭典・行事|年間祭儀予定|祭典・行事 | 松尾大社 - MATSUNOO TAISHA

【開催日時】2月3日(土)

【開催内容】

10時~12時 石見神楽の奉納(拝殿)

13時30分 祭典(本殿)

2時頃・3時30分 鬼退治神事と福豆まき

✅福豆授与期間:2月1日~3日 8:30~16:30

※予定数が無くなり次第、授与終了。

✅福豆値段:300円

✅福引き抽選会:2月3日13:00~17:00

天龍寺節分会

京都屈指の紅葉の名勝としても知られる世界文化遺産天龍寺。2月3日は「天龍寺七福神めぐり」も行われるので、節分会と七福神めぐりが楽しめます。

【開催日時】2月3日(土) 午前8時 ~ 午後4時30分

【開催内容】

福笹・絵馬授与(2,500円)
大福豆撒き(3回)
(午前11時30分ごろ・午後1時30分ごろ・午後3時30分ごろ)
書道・絵画展(嵯峨・嵐山・広沢小学校、嵯峨中学校)[午後4時30分まで]

天龍寺七福神めぐり

✅日時:2月3日

✅場所:三秀院、弘源寺、慈済院、松巌寺、永明院、寿寧院、妙智院

✅内容:総門前で福笹を受け、境内の塔頭7ヶ寺のお札を受けて廻ります。

20240203・天龍寺節分会

節分でまかれるまめはこのような豆部袋だそうです。(写真の福豆は主人が職場で頂きました。ありがとうございました😊)

壬生寺

https://www.mibudera.com/setsubune.html

新選組で知られる壬生寺の節分祭は三日間!臨時交通規制が行われるほど京都で最も知られる節分祭です。節分祭に行われる「壬生狂言」は無料だそうです。他にも炮烙(ほうらく)奉納を含め多くの行事があるので、詳しい内容は壬生寺のホームページをご参照ください。

【開催日時】2月2日~2月3日9時~21時
2月4日(土)9時~19時

【開催内容】

🔹2月2日(金)/前日 (9-21時)

厄除け祈祷会 お札お守り等授与 山伏の大護摩祈祷 昇殿特別祈祷 厄除け鬼払い壬生狂言「節分」上演(17~20時の部)

🔹2月3日(土)/当日 (9-21時)
厄除け祈祷会 お札お守り等授与 昇殿特別祈祷 厄除け鬼払い壬生狂言「節分」上演(17~20時の部)

🔹2月4日(日)/後日 (9-19時)
厄除け祈祷会 お札お守り等授与

*壬生狂言・「節分」公開は、 2月2日、3日 両日とも17時~20時の4回上演(無料・約250名収容・人数次第で入場規制を行う可能性があります)

*境内・坊城通・仏光寺通に露店出店予定です(2日・3日)。

*駐車場・駐輪場はありません。当日は交通規制により周囲の道路が通行止めになります(2・3日 9:30ー21:30)。

*壬生狂言公開時のみ授与の「山王大権現」の朱印は、一枚書きのみで授与します。

*ほうらく・お守り等は節分会の3日間のみならず、その前後でも授与しております(阿弥陀堂内売店9-16時)。

壬生寺・節分祭に伴う臨時交通規制

https://www.pref.kyoto.jp/fukei/kotu/kisei_k/rinji_kisei/documents/setsubun2.pdf

吉田神社

吉田神社は今年の直木賞の作者である万城目学さんのかなり前の作品である『鴨川ホルモー』でも登場します。吉田神社の節分祭は京都で最も知られていて、毎年50万人の参拝者が訪れると云います。1袋300円の「抽選券付き厄除福豆」は後日神社のホームページと京都新聞に発表されます。

吉田神社の節分祭に関する詳しい情報はリンク先をご参照ください。

節分祭について−吉田神社

【開催日時】2月2日~2月4日

【開催内容】

🔹2月2日 節分前日祭、疫神祭、追儺式(鬼やらい神事) 🔹2月3日 節分当日祭、火炉祭
🔹2月4日 節分後日祭

✅2日~3日 約800店の露店あり

✅節分3日間 大元宮内院特別参拝

✅節分祭期間は駐車場利用不可

吉田神社・節分たくあん

2月2日と3日の2日間、吉田神社の境内で節分たくあんの販売も行われます。節分たくあんは漬物の老舗「大安」さんが吉田神社の節分祭だけ販売する、今だけの商品です。

吉田神社・節分祭に伴う臨時交通規制

https://www.kyoto-u.ac.jp/sites/default/files/inline-files/210202-4-8382d949c0cf64927fd5c7eccdb7c3ff.pdf

八坂神社

祇園祭で知られる八坂神社は京都の繫華街に位置、円山公園と知恩院も近いので、「一日祇園プラン」で楽しめます。

節分祭日程

【福豆】300円

【福引期間】2月2日~3日

【引換時間】午前10時~午後5時

✅2月2日
午後1:00 奉納舞踊
【先斗町歌舞会】 舞踊後豆撒き
午後2:00 奉納舞楽
【弥栄雅楽会】 終了後豆撒き
午後3:00 奉納舞踊
【宮川町歌舞会】 舞踊後豆撒き
午後4:00 参道商店街豆撒き
【祇園商店街・四条繁栄会】

✅2月3日
午前11:00 今様奉納
【日本今様謌舞楽会】 奉納後豆撒き
午後1:00 奉納舞踊
【祇園甲部歌舞会】 舞踊後豆撒き
午後3:00 奉納舞踊
【祇園東歌舞会】 舞踊後豆撒き
午後4:00 参道商店街豆撒き
【祇園商店街・四条繁栄会】

八坂神社節分祭は八坂神社のホームページをご参照ください。

節分&恵方巻

邪気祓い、招福祈願 !毎年、京都の節分は大盛り上がりです。節分には恵方巻を食べる方々も多くおられるでしょうが、自家製もあれば、お店製もある事でしょう。

恵方巻とは、節分に恵方を向いて無言で食べると良いとされる、切り分けられていない太巻き寿司のこと。節分に太巻きを恵方(その年の福徳を当たる神である歳徳神がのいる方位)を向けて願い事をしながら無言で食べきると願いが叶うと言われますが、その起源は未だに定まっていないようです。➡恵方巻 - Wikipedia

こちらでは恵方巻を毎年お店で買うのですが、いつも思うのは「すごい人やな」という事です。恵方巻を求めて朝早くから大勢の人が来るので、会計だけでも数十分待ちのよくあることです。

さて、何でここまでにして、節分に太巻きを食べるのでしょうか?

以外にも恵方巻は元々関西中心で行われた風習だったのが、1998年頃から全国へ広がり、2000年代以降に急速に広まったようです。

ChatGPT・節分&恵方巻

ChatGPTに「節分になぜ太巻きを食べる?」と訊いたら、次のような説明がありました。

節分に太巻きを食べる習慣は、日本の伝統的な風習の一環で、主に「恵方巻き」として知られています。恵方巻きを食べる理由にはいくつかの説があります。

  1. 縁起招福: 恵方巻きを食べることで、その年の「恵方」を向いて幸運を呼び込もうとする習慣があります。毎年変わる恵方を向いて食べることで、良い運気を引き寄せると考えられています。
  2. 節分の行事に合わせた新しい風習: 恵方巻きの習慣は比較的新しく、近年になって一般的になりました。節分において太巻きを食べる習慣が根付いたのは、商業的な要素も影響しています。スーパーマーケットや寿司屋などが節分の季節に特別な巻き寿司を提供するようになり、それが広まったとされています。
  3. 恵方巻きの具材に込められた意味: 恵方巻きの中に使われる具材も縁起を招くための工夫がされています。例えば、巻かれている海苔が厄を遠ざけ、具材が幸運を象徴すると解釈されています。イワシや紅しょうが、ゴマなども縁起物として使用され、これらが太巻きの中に組み合わさっています。

節分&ぜんざい

数年前の事ですが、節分にぜんざいを食べようという新聞広告を見た事があります。ぜんざいの色が魔除けになるという事だったと思います。それもあって、その年は節分に太巻き+ぜんざいを頂きました。今年も…せっかく思い出したので、節分ぜんざいをしようかなと思います。

節分&イワシ

主に関西の風習だと思いますが、京都でも節分の日にイワシを食べる人も多いです。スーパーのチラシによると「イワシを焼いた煙の匂いで邪払い」という願いが込められているようです。それゆえ、スーパーでは節分になるといわば「節分イワシ」がずらりと並びます。

ChatGPT・節分&イワシ

ChatGPTに「節分になぜ太巻きを食べる?」と訊いたら、次のような説明がありました。ChatGPT、ありがとう😊

節分にイワシを食べる習慣は、その理由に複数の要素が結びついています。以下に、主な理由を挙げてみましょう:

  1. 「イワシ」と「厄」の語呂合わせ: 「イワシ」の音が「厄(やく)」と似ていることから、イワシを食べることで厄を払おうという意味が込められています。節分は厄を追い払い、新しい季節を迎える行事であるため、これにちなんでイワシが選ばれることがあります。
  2. 魚の形状が福を呼ぶとされる: 魚は縁起の良い象徴とされており、その形状が瑞々しさや繁栄を象徴すると考えられています。イワシの形状や銀色の輝きが、豊かな年を迎える象徴とされ、節分に食べることで縁起を招くと信じられています。
  3. 恵方巻きとの結びつき: 恵方巻きは節分に食べられる巻き寿司で、その中にはしばしばイワシが使われます。恵方巻きを食べることで幸運を呼び込むとされ、イワシがその具材として選ばれることで縁起が良いとされています。

これらの要素が組み合わさり、節分においてイワシが食べられる伝統が生まれました。ただし、地域や家庭によって異なる習慣が存在するため、全ての節分の慣習が同じであるわけではありません。

節分&飴

節分ならではの飴ちゃんもあります。赤鬼の飴ちゃんは写真を撮る前に食べられてしまって😓写真は青鬼ちゃんだけ。

この前、出張で和歌山に行ってきた主人のお土産の中に入っていた飴がこちら。「じゃばら飴」。「じゃばら」とは和歌山原産の柑橘類の一種だそうですが、その読み方を「邪払」と付けたのが印象的でした。

実はその日、あるお店で初めて「じゃばら飴」を見付けて、「何、これ?」と思ったのですが、かなりの値段だったので、買う事は出来ず…まさに、その夜、「じゃばら飴」を食べる事になるとは。人生って、不思議なもんです。

「じゃばら飴」はこの目、テレビのⅭⅯでも流れていました。これからは節分にお家「邪払」として「じゃばら飴」が流行るかもしれません。

節分・今年の恵方は東北東

地図が読めない私は方向も分からないわけで、Googleアプリで道探しをしても、「ここから東に進んでください」という「東」がどこかが分からず、結局、人に訊いてその指先でやっと方向が分かる類です。

そんな私が毎年変わる恵方が分かるはずがなく、いつも子供や主人に訊かないと恵方巻を食べれない、ちょっと切ない節分裏もございます。

今年の恵方は「東北東」という事なので、その方向に向けて恵方巻、又はぜんざいや「じゃばら飴」、いかがですか?

京都には恵方巻だけではなく、毎年恵方を変えるお寺や神社もあります。

神泉苑

その体表的なお寺が神泉苑です。境内の恵方社(えほうしゃ)は日本唯一の社で、毎年、方角を変えて祀りします。

晴明神社

もう一個所は晴明神社。境内にある晴明井の水の湧き出るところは、その歳の恵方を向いており、恵方は毎年の立春の日にその向きを変えます。

まとめ

この頃、インフルエンザやコロナの感染が拡大しているようです。こちらはいろいろあって、今年も節分祭は断念…恵方巻とぜんざい、邪払飴の「お家邪払」の予定でおります。

節分祭に行かれる方々、関係者の方々…くれぐれもお気をつけてくださいませ。