【Anker Solix PS60】防災用にポータブル電源とソーラーパネルを買ってみた【Solix PS60】 (original) (raw)

停電に不安を感じる時代

今年に入ってから災害を身近に感じる。
正月の能登半島地震は他人事だったが、8月に出た「南海トラフ地震臨時情報に伴う政府としての特別な注意の呼びかけ」は地域に入っていた。その後の9月の下旬に能登は大雨でも被災した。ともかく備えておきたい。

現代は、以前よりも電気に依存する生活になっている。これまでに、数日間の停電を経験したことがあるけれども、いずれもスマートフォンなんてなかった時代の話だ。現在だと、スマートフォンの電源が切れるのは死活問題に思える。そこで、心の安寧を得るために Anker のポータブル電源とソーラーパネルを購入した。

スペックやサイズ感

Solix C300 は、容量 288 Wh のポータブル電源。iPhone 15*2 なら19回、タブレットなら13回ほど充電できる。
Solix PS60 Compact は最大出力 60 W のポータブルソーラーパネルで、Solix C300 を最短5時間半で充電可能。

Solox C300 と NINTENDO Switch有機EL版)

Solix C300 のサイズは思っていたよりもコンパクト。高さがちょうど Switch くらい。重さは 4.8 kg なので、いざという時に気軽に持ち運べるものの、車なしのキャンプに持っていくのはきついだろう。
定格 300 W(瞬間最大 600 W)で 300 Wならパススルー充電にも対応している。UPS 的にも利用可能だが、私の所有している PC は定格 750W なため無理なのだった。

Solox P60 と iPad Air

Solix P60 Compact は折りたたんだ状態なら A4 一枚程度。iPad Air よりも一回り大きい。見た目はカジュアルなバッグ。重さは 1.8 kg だが、サイズがコンパクトなためズッシリとした重みを感じる。

ソーラーパネルで充電してみる

Solix C300 を Solix PS60 Compact で充電してみた。購入時は 29 % で 100 % になるまで二日がかりで11時間もかかってしまった。ただ、初日はソーラーパネルの出力が最大でも 25 W だったが、二日目に置き方を工夫したら 35 W(それ以上)で発電できた。
最適な条件なら、6時間くらいで充電できそうだ。

初日

マンションのベランダで充電。天気は快晴だが、ソーラーパネル前面に日光を当てることができず。昼頃は安定して 25 W で発電できた。25 W なら1時間に 8% 程度充電できた。7% あればスマートフォンを一回充電できるため、25 W も発電できれば十分だろう。

時間 出力 容量
7時 2W 29%
8時 12W 29%
9時 22W 30%
10時 21W 36%
11時 26W 43%
12時 26W 51%
13時 24W 59%
17時 2W 71%

二日目

天気は初日と同様に快晴。
ソーラーパネルの置き方を工夫した。キャンプ用の椅子の上に置くと、10時台に37 W で発電できた。その40分後に 16% 増加し100%に達していた。初日は、25 W なら1時間で 8% 程度充電できていた。確認はできないが、50 W 程度で発電できていたのでは。

Solix P60 on キャンプ椅子

時間 出力 容量
8時 15W 71%
9時 18W 76%
10時 37W 84%
10時40分 不明 100%

スマホの充電用なら Anker Solix PS30 がよさそう

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Anker 521 with Solix PS100 の購入を迷った理由は、Solix PS100 がでかいこと。また Anker 521 は最大入力値が 65 W のため、最大出力 100 W の Solix PS100 ではオーバースペックなのも気になっていた。
Jackery や EcoFlow では 40 W くらいのソーラーパネルも販売されているが、出力的に心もとなかった。

ただ、今回の検証でスマートフォンの充電なら、30 W もあれば十分そうだ。 Anker Solix PS60 Compact を半分にしたような Anker Solix PS30 なんかちょうどよさそうだ*3

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