埼玉/和光 新倉ふるさと民家園と多き坂道 (original) (raw)
(2019年10月当時)
◆和光市駅に初めて来たのは2011年2月の事ですが、この時は大して巡れないまま、駅の前だけを適当に歩いて早々に立ち去った為、大して記事にできるような写真を撮っていませんでした。
それで昨年10月に再訪して、「とにかくコレというどこかへ行こう!」という事で、8年半ぶりにやって来ました。
駅南口の駅ビル工事で仮囲いの拡張工事を行うという事で案内が出ていました。この時10月でしたが、予定では9月となっていながらまだ終わっていなかったようです。
◆和光市駅から北へ、この「漆台通り」という通りを通って向かいます。
和光市の現在の地名には「漆台」というのはないようですが、漆台遺跡というのはあるようで、9世紀ごろの窯跡のものが出土したようです。
そんな坂を下って進みます。
◆更に進みます。
もっと下り坂が急になる感じです。
という事は、帰りには上り坂??という事になりますが…
結果的には帰りはバスを利用したので、そういう問題はありませんでした。
◆目的地はここてでした。
新倉(にいくら)ふるさと民家園!
和光市の指定文化財「旧・富岡家住宅」を復元移築後に2015年に開園したといいます。
約300年前に創建されたといい、埼玉県でも最古にあたる建物とされています。解体を余儀なくされながら、所有者より部材の提供があり移築されたという経緯があるそうです。
「そば打ち体験教室」などもあるようで、表に張り出されていました。(写真が横になってしまいすみません)
中をじっくり見たかったのですが、この写真を撮った後、入口付近何人かで色々と話されていて、入るタイミングを逸してしまい、以後中から撮れなくなってしまいました。
ともあれ、こんな東京に程近い和光市にも、こんな歴史ある建物があった事を認識できて良かったです。
◆中に入りづらかったのが逆に良かったのかもしれませんが、外の少し高い所から撮る事ができました。
立派な茅葺き屋根の建物ですが、時々屋根の葺き替えなど修復をしているようで、その様子をYou Tubeで見る事ができました。
壁は土壁ですが、これには藁(わら)が混ざっているそうです。
◆民家近くにあった「馬頭観音」です。
別の地にあったものが、そこにあった施設の解体工事の関係で移築する事となり、ここへやってきたというものです。
この馬頭観音は、馬の供養や無病息災の願いを込めて江戸時代に多く造られたといいます。
右側の仏像が浮彫りになっている方は1792(寛政4)年に建てられたといいます。
◆これは民家を上から撮った場所の全く裏手に回って、逆に下から撮ったものです。
築堤上にある古民家という構図がたいへん画になるカットで、こういう見方も良いなと感じました。
という訳でこの民家園の御紹介です。
【新倉ふるさと民家園(旧冨岡家住宅)】
住所:埼玉県和光市下新倉2-33-1
電話番号:048-467-7575
開園時間:4月1日~9月30日 午前9時~午後5時
10月1日~3月31日 午前9時~午後4時30分
定休日:水曜日(祝日のときは開園)
毎月第4木曜日、第4金曜日(祝日のときは開園)
年末年始(12月28日~1月4日)
料金:無料
HP:http://niikura-minkaen.o.oo7.jp/
◆古民家から5分ほど歩いて、幹線道へ出てきました。
そのまま歩いても帰れそうではありましたが、上り坂でしんどくなってきており、またバス停を見つけたのもあった為、バスで帰る事としました。横では小学生も1人、バスを待っていました。
来た道と全然違う所ですが、ここも坂道が多くて「和光市=坂道が多い」がすっかり刷り込まれてしまいました。歩いて観光される場合は、この点は頭に入れて頂いた方が良いかと思います。同じ距離でも平地と坂道では全然違うので。自転車でも同様です。
◆これも横になってしまい申し訳ありません、
縦長写真をアップロードしたのですが、直し方が分からず(直せないのかもしれませんが…)このような形になってしまいました。
これは**和光市役所の駅出張所**という事ですが、この総コンクリートのゴツゴツ感満載の建物がなんともいえない存在感を放っていました。
1998年にここへ移転してきたようで、それ以前は他の所が使用していた施設と思われます。
◆駅記事でお送りできていなかった和光市駅前広場の様子です。
結構賑やかです、やはり東京に本近い市の中心駅前だからという事でしょうか。
埼玉というより東京といっても差し支えないレベルではないかな、と個人的には思っております。
とりあえず和光市でたったひとつですが「コレ」というものを見つけられてよかった、というところです。
それでは、以上和光市でした。