鳥取/米子② 荒れた米子旅 (original) (raw)
鳥取県米子市、鳥取/米子① 米子駅前を往くにつづく米子市の旅第2弾です。
(2013年2月当時)
▼取りたてて当てもなく、街の中を通りゆくだけの旅で出くわしたひとつ「笑い通り商店街」と電柱にありました。この奥にある、という表示でした。
「笑い通り」とはユニークな名前ですが、地元の加茂川から出土された「笑い地蔵」からきているそうです。
▼ちょっと路地裏を…という感じで進んでいきました。
「母」と書いて、「OKAN」と読ませるセンスなかなか良かったです。
▼商店街に入ってみました。
これが笑い通り商店街かと思いますがなにしろ9年前の事で、ハッキリ記憶がありませんが、写っている店々が年季の入った所ばかりでした。
笑い通り商店街は、この写真の2013年の末にはアーケードが撤去された、という記事が見られ、今はもうこの屋根はないものと思われます。
▼商店街アーケードを出たばかりのところですが、雪が激しくなってきており、外を歩くのが嫌になってきていました。
▼「笑い通り」のゲートがありました。
しかし激しい風雪で前が霞んで、何があるのやら分かりませんでした。
山陰で2月に旅するもんではない、とつくづく思いましたが、走り出したものは引き返せず、そのまま行くしかない、と思って続けていました。
▼お城のお堀のような川沿いですが、ここもまた雪がすごくて、線状になっているのが雪ですが、向こうに何が写っているのか半分わからなくなっていました。
▼再び街の風景に戻りますが、もうダメです。。
前は見えないわ、周り霞んでるわ、雪と風が激しいわ、寒いわで…
何を目指してるんだろう、と思いつつ歩いていましたが、いつかこのただただ厳しい旅の様子をブログに載せる事になるのかな?と思って歩いていました。(それ前提か?)という事で9年経って載せる事となりました(笑)
▼初めてといっていいほど、これという所を訪ねる事ができました。
1回目の記事で「当たり前田カレー」について触れましたが、今回記事は笑い通り商店街に触れたものの風景だけという感じで、次はこの神社です。
という事でここは「加茂神社天満宮」という所です。
▼加茂神社天満宮を入っていきます。天満宮につき、学問の神様が祀られた神社です。
雪の凄さは伝わると思いますが、ただただ凄いだけで、綺麗な雪景色とは程遠い状況でした。
▼更に入って拝殿の方へ。
カメラに雪が直撃してボヤっとした写真に拍車がかかっています。
ここは米子城主代々より手厚く扱われていた場所で、戦国時代の頃はこの辺りは「加茂の浦」と呼ばれた小さな漁村だったそうです。
そんな頃にある人物が八十八歳になって子供が授かった事から、この地を「米子」と呼ぶようになったといわれています。八十八の子なので米子とは…。
▼これは「遥拝所」とありました。
遥拝、とは本来、神社から遠く離れた所から拝むことを意味しています。
ここでは、この下をくぐる事によって、諸々の神のおかげを頂くのだそうです。
▼これも境内ですが、この神社の名物的存在として、この「宮水」があります。
往古よりこの境内に湧き出す水で、上水道の普及するでは飲料水として使用されていたともいいます。
毎年8/18には「宮水祭」という行事もあるといいます。
▼米子駅に戻って来ても、雪の勢いはやまず、ご覧のありさまでした。
しかしこの駅舎も、もはや旧駅舎となり、橋上駅舎化の工事もなされ、この駅舎の2/3を取り壊し、南北両側の行き来ができるようになされています。山陰の都市部の中心駅で、片側しか出られない駅はそれまで珍しかったそうです。
雪中ハードの一言だった米子の旅でしたが、後年グッドコンディションで旅ができた機会がありましたので、可能な限りその時の様子も載せたいものです。