LEDの思索保管庫 (original) (raw)

最近スト6を購入して格ゲーデビューしました。

フレームとかコンボとか何も分かりませんが、歴女の腕力で全てを解決しています。マリーザパンチは破壊力。

今作の新キャラJPは本名国籍出身地不明という謎多き人物ですが、技名のほとんどがロシア語という特徴があります。

備忘録も兼ねて各技のスペルと意味を以下に書き連ねていきます。誤りの指摘などあれば是非コメントください。

技名解説

通常攻撃

立ち弱P(ノーシ)

нож/nož ナイフ

立ち弱K(ニージニイ・ウダール)

ни́жний уда́р/nížnij udár 弱い打撃

立ち中P(シュトゥールム)

штурм/šturm 襲撃、猛攻

立ち中K(ウームヌィ・ウダール)

у́мный уда́р/úmnyj udár 賢い打撃

立ち強P(キンターヴル)

кента́вр/kjentávr ケンタウロス

立ち強K(オボロートニ)

оборо́тный/oborótnyj 反対側の、逆の

若しくは

о́боротень/óborotjen' 人狼、獣人

しゃがみ弱P(ブィストルイ・ウダール)

бы́стрый уда́р/býstryj udár 速い打撃

しゃがみ弱K(リョーフキー・ウダール)

лёгкий уда́р/ljógkij udár 軽い打撃

しゃがみ中P(ズミヤー)

змея́/zmjejá 蛇

しゃがみ中K(ズローバ)

зло́ба/zlóba 悪意

しゃがみ強P(マリートヴァ)

моли́тва/molítva 祈り

しゃがみ強K(ジョーキル)

джо́кер/džókjer ジョーカー

ジャンプ弱P(ルイースイ)

рысь/rys' オオヤマネコ

ジャンプ弱K(ヴァローナ)

воро́на/voróna カラス

ジャンプ中P(ローシャッチ)

ло́шадь/lóšad' 馬

ジャンプ中K(コンダ)

ко́ндор/kóndor コンドル

ジャンプ強P(イディナローク)

единоро́г/jedinoróg ユニコーン

ジャンプ強K(ジャール・プチーツァ)

жар-пти́ца/žar-ptíca 火の鳥

特殊技

ギリオチーナ

гильоти́на/gil'otína ギロチン

シャーロスチ

ша́лость/šálost' いたずら

ヴィリーナ

были́на/bylína ブィリーナ(ロシアの叙事詩

ロームストレルカ

гром стре́лка/grom strjélka 雷・針

ジラント

Зила́нт/Zilánt ジラント(伝承上の竜)

ジラントルカー

Зила́нт рука́/Zilánt ruká ジラント・手

ジラントナガー

Зила́нт нога́/Zilánt nogá 足

必殺技

トリグラフ

Три́глав/Tríglav トリグラフ(スラヴ神話の軍神)

ストリボーグ

Стрибо́г/Stribóg ストリボーグ(スラヴ神話の風神)

ヴィーハト

вы́ход/výkhod 脱出

ヴィーハト・アクノ

вы́ход окно́/výkhod oknó 脱出・窓

ヴィーハト・チェーニ

вы́ход тень/výkhod tjen' 脱出・影

アムネジア

амнези́я/amnjezíja 記憶喪失

トルバラン

Торбалан/Torbalan トルバラン(ブルガリア語)

アブニマーチ

обнима́ть/obnimát' 抱きしめる

スーパーアーツ

チェルノボーグ

Чернобо́г/Chjernobóg チェルノボーグ(スラヴ神話の死神)

ラヴーシュカ

лову́шка/lovúška 罠

ザプリェット

запре́т/zaprjét 禁止

投げ技

通常投げ(ラヴィーナ)

лави́на/lavína 雪崩

若しくは

рови́на/rovína 塹壕、堀

後ろ投げ(ウラガーン)

урага́н/uragán ハリケーン

空投げ(タルナード)

торна́до/tornádo 竜巻

ドライブ技

ドライブインパクト(エスパーダ)

espada 剣(スペイン語

ドライブリバーサル(エクシリオ)

exilio 脱出(スペイン語

表記と発音について

この記事では一部筆者オリジナルの表記を採用しています。

ロシア語の発音について気になる方は以下も参照してください。

母音

注意が必要なものだけ記します。

ы/y

「イ」より舌を少し引いて発音する母音です。「ウ」と「イ」の中間の音になるため「ゥィ」のようなカタカナ表記をされることが多いですが、二重母音ではなく単独の母音です。

о/o

「オ」です。アクセントが無いと「ア」に近くなります。

я/ja

「ヤ」です。アクセントが無いと「イ」に近くなります。

е/je

「イェ」です。アクセントが無いと「イ」に近くなります。

ロシア語で「エ」(э/e)は珍しく、ほとんどがこの音になっています。

ё/jo

「ヨ」です。この字は必ずアクセント部になります。

子音

語尾の無声化

語尾の有声音は全て無声音になります。

nož→ノーシ など。

й/j

「ヤ」行の子音です。

ж/ž

英語のrのように舌を後方に反らせながら発音する「ジャ」行です。

ш/š

ж/žの無声音です。舌を反らせながら「シャ」行を発音します。

х/kh

舌の付け根を持ち上げて喉の上辺に近付け、隙間から息を通して「ハ」行のような音を出します。

中国語のh、スペイン語のj、ドイツ語のchなどと同じ音です。

ц/c

「ツァ」行です。

ч/ch

「チャ」行です。

щ/ssh

「ッシャ」行です。「シャ」を促音付きで発音します。

アクセント記号

а́など

この記事や辞書ではアクセント記号を表記していますが、通常は表記しません。

英語等と同じようにアクセントがある音節を長く、強く発音します。

ё/jo

他のアクセント記号と異なり、ëは通常の文書でも記号付きで表記します。

軟音記号ь/'

直前の子音が「軟音」で発音される事を表します。日本語の拗音(キャ、チャ、ピャなど)に近い音です。

余談

本記事の作成に当たって公式サイトのJPコマンドリストから技名を確認して、カタカナから元のスペルを予測して辞書(Wiktionary)を引いていました。

途中で公式サイトを英語版にするとローマ字化した技名が出ることに気付き大分楽になりました。というか一部の技は英語版で普通に英単語に翻訳されていました。(例:ザプリェット→Interdiction)ただ同じSAでもラヴーシュカはLovushkaだったりして基準が謎です。

あと通常技の名前は日本語限定みたいで英語版には記載がありませんでした。日本語でもほとんど技名使わずコパンとか中足とか言いますもんね……

何にせよここまでお読みいただきありがとうございました。

受け取りな!これが俺の(語学への)愛だ!(ワンボタンCA)(3600ダメージ)

0.要旨

生来のメンタルの弱さと己の研究者としての未熟さが修論期のプレッシャーと不幸な形で噛み合ってしまい、提出直前に完全に病んでしまった。

大学の精神科に駆け込んで全面的なメンタルケアを受け結果的にはギリギリのところで何とかなったのだが、色々と反省の多いものとなってしまったのでここに記しておく。

1.背景

元々マイナス思考になりがちでその癖完璧主義であったため、高い理想を掲げては現実の自分との落差で凹むというのをよくやっていた。

またM1までは褒め上手な上司が直上についており研究の進行度合いからメンタルケアまで様々にお世話になったのだが、その人が去ってから気軽な質問を誰にすべきか分からなくなってしまった。

加えて自分は勉強以外のあらゆることが苦手で、自分の価値は研究にしか無いと長く自分に言い聞かせていたのも凶悪な呪いとなった。

そもそも勉強ができるからといって研究ができるわけではないのだが、そういうことも今回の一件でようやく学んだのだった。

2.結果と考察

修論のまとめに取り掛かり始めた12月頃から精神が物凄い勢いで疲弊していった。単純なプレッシャーやタスク量の問題よりも、これまで取ってきたデータの質の悪さを直視して自己嫌悪に陥ったのが大きかった。

また直前期でありながら修論で展開しようとしていた議論の方向性についてかなり厳しいことを上から言われてしまい、とてつもない焦りに苛まれて冷静さを失ってしまった。

議論の方向性に問題が生じたのならすべきことは上司とのディスカッション一択なのだが、何を血迷ったのか当時の自分はひたすらに測定を繰り返してデータを増やそうと躍起になった。

年末になる頃には絶えず不安感、焦燥感、自己嫌悪に包まれるようになり、精神的な疲弊は苦痛に発展してきた。

研究と関係あることだろうがそうでなかろうが些細な出来事を引き金に悪い方向に思考が回りはじめ、悪い結論を勝手に導いて精神状態の悪化が加速度的に進行していった。また思考の渦は自分の意志で制御できず勝手に回り始めるので、常に脳のCPUが使用率100%になりただ生きているだけで非常に疲れるようになった。

また脳のCPUが使用率100%なので他の必要な思考が全く回らず、冷静さを常に欠くようになった。

思考を止めなければならない、無用な心配はやめて建設的な思考と少しの前向きな気持ちに切り替えなければならないと自分に言い聞かせても、自分の中に渦巻く感情が自分の理性の呼びかけに答えなくなっていた。

この時点で自分でも異常な苦痛に苛まれているとは自覚していたが、どうにも自分の中に苦労礼賛主義の欠片のようなものがあったらしく、この苦労を乗り越えてこそ一人前の修士になれると思っていた。修論発表を終えるまで2か月程度の辛抱だと考えてずっと我慢していた。

実験中に不意に涙が溢れてきても、サンプルを持つ手の震えが止まらなくなっても、せいぜい一過性の苦労だと自分に言い聞かせて堪えようとしていた。

冷静に考えてみれば、そのレベルで行動に支障が出ているのにまともに実験や執筆が進むわけがない。だがそんな判断もできないくらいに精神的な余裕を失っていた。

当然のように取りたかったデータは取れず、論文の方も指摘された修正が追い付かなくなっていった。一方で状況の悪さについては正確に(或いは過剰に)把握できていたため、焦りと自己嫌悪が精神の疲労を一層加速させていった。

要旨提出の直前にはもうパソコンを開いてもまともに作業ができず、ただ画面を見つめてため息をつくだけで手が全く動かないようになってしまっていた。

それでもまだ我慢できると、しなければならないと自分で思い込んで自分をさらに追い込んでいった。自分の手が動かないのは、動かないのではなく動かしていないだけだと自分に言い聞かせた。自分が本当に極限状態にあるのではなく、自分を悲劇のヒロイン(男性だが)に見立てて妥協点を無意識に探しているだけなのだと思い込んでいた。

そもそもタスクと自分のキャパを見比べて妥協点を探すというのは悪いことではないのだが、自身の学生生活の総括たる修論においては兎に角命を削っても最善を尽くさなければならないと思い込んでいた。

だが、「まだ頑張らなければならない」という義務感に対して「もう頑張れない」という体や心の悲鳴も無視できなくなっていた。

自分の掲げる理想と実際の能力の限界の大きすぎる乖離に折り合いが付けられず、自分の中に軸を失ってしまった。

睡眠がまともに取れなくなった。

夜中に4度ほど目が覚めるようになった。

睡眠がぶつ切りになるので、布団の中にいる時間は9時間を超えていたのに全く体が休まっていなかった。徹夜明けによくある脳に霞がかかったような不快感と全身の鈍痛を何日も引きずって無理に研究室に向かった。

飯が食えなくなった。

1日一食ですらまともに箸が進まなくなった。

24時間まともに食事を摂っていないのに一度も空腹を感じず、これはまずいと思って無理に食べ物を口に運んでも食べ物を食べ物と認識できなくなっていた。

味のある異物が口の中にあるとしか思えなかった。

要旨を提出した直後、本文提出までもう10日もない頃のことだった。

流石にここに来てもう無理だと悟った。

生命維持すらまともにできなくなって、ついにもう頑張ることはできないという見解で乖離しかけていた自己の人格が一致した。

この時点では最早生きる気力すら満足に持ち合わせていなかったのだが、精神的・肉体的な苦痛から解放されたくて大学の精神科を頼ることにした。

ここから先は幸運なことに事態が好転することになる。

第一に予約制だった精神科は赴いた翌日に予約を取ることができた。

第二に精神科で処方された抗不安剤睡眠薬がどちらも劇的に効果を発揮し、悲観的な思考を断ち切ると共に十分な食事と睡眠が取れるようになった。

第三に精神科医の仲介のもと指導教官との面談を行い、現時点でも修士論文は提出可能な水準にあるからもう無理をしなくて良いというコメントを頂いた。

というわけでこれまで散々苦しんだのに対して精神科に行って以降はかなりあっさりと修士論文提出まで完遂した。

自分でも終わった直後は何か肩透かしでも食らったような感覚があったが、実際のところ指導教官との面談を行ったのは本文提出の5日前であり、食事も睡眠も取れなくなっていたあたりあと少し行動が遅れていたら全く違う結末になっていたと思う。

3.総括、というか反省

自分の一番の問題は上司や先輩とのディスカッションに消極的だったことだと考えている。俗にいう「コミュ障」というやつで、人に質問する方法が分からなかった。

「質問する方法が分からない」という状況が分からない人も多いと思うが、どういうタイミングで話しかけるべきか、口頭かメールかスラックのどれが良いのか、話はどう切り出せば良いのか、話はどこまで整理しておけば良いのかということが自分はいつも分からなくなる。

こういう点に関しておそらく多くの人は無意識のうちに常識的な作法を身に着けていると思うのだが、自分はその常識が分からず時には話しかけた相手を困惑させてしまうこともあった(と自分では思い込んでいる)。

相手を困惑させてしまう(という思い込みかもしれない。怖くて確認できていない)ことを恐れて他人に話しかけるのを先送りにしてしまい、それを正当化するために自分に言い訳をしていた。修士課程においては「修士号を取ろうとするならこの程度の問題は自分で解決しなければならない」と自分に言い聞かせることが多かった。

今にして思えば独力で万事に当たるのは別に褒められたことではなく、主体的に問題に取り組みつつも必要に応じて周囲に助力を乞うのが研究者としてのあるべき姿なのだろう。

質問をするのが苦手と言っても、それは社会に出た後も必須の能力である。ならばこそ学生という失敗が(ある程度)許される身分のうちに沢山の質問をして、適切な質問の仕方というものを学んでおくべきだった。

まあ今更悔いても仕方ない。自分の欠点の中で特に致命的なものを洗い出せたというだけで、十分な収穫であると考えよう。

2番目の反省として、自分の精神的な疲弊を過少評価していた。

精神的な疲弊の主因が自分の不手際にあったためその対応を他人に頼むことをかなり躊躇していたのだが、自分で抱え込んだところで解決するものは何も無かった。

また精神的な消耗は肉体的なものに比べて当人ですら正確な把握が難しい。飯が食えなくなるその日まで、命に係わるレベルのものではないと高を括っていた。

結局自分がダウンするだけでなく、修論添削やら卒論添削やらでお忙しい指導教官に急遽面談の予定を空けていただくことになってしまったので見込違いも良いところである。

最適な心構えというのは人によって変わるだろうが、自分の場合自分に厳しくして無意味に消耗してしまうのでもう少し自分に優しく生きても良いのかもしれないと思った。あと精神科やカウンセリングには気軽に行こう。腹痛が2日続いたら病院に行きたくなるように、数日間ずっと気が晴れなかったらその時点で恐らく自分で対処できるものではない。

ブログを書くのは初めてなのでどう締めるべきかよく分からないのだが、下手にカッコつけて永遠に投稿できなくなるのも嫌なのでここで区切る。

願わくはここで得た反省が4月からの新生活で活用されんことを。

追記:卒業前最後の精神科に行ったら、適応障害だったと言われた。病名の有無で症状が変わるわけではないけれど、もう少し早く言って欲しかった……