飲んだくれアラサー女子旅!4,000円で長野市・妙高市のパワースポットをめぐる | 株式会社LIG(リグ)|DX支援・システム開発・Web制作 (original) (raw)
飲んだくれの皆さん、こんにちは。写真右側のエリーです。
となりは同僚のユリナーシュカ。
長野市・妙高市のパワースポットをめぐる観光タクシー「善光寺・戸隠神社と高原ドライブの旅」のPR取材で、長野県に来ています。
人物紹介:エリー26歳の編集者。日々の仕事に疲弊している。 |
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人物紹介:ユリナーシュカ26歳のライター。日々の仕事に消耗している。 |
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この観光タクシーでは乗合制4,000円で、人気の善光寺や戸隠神社をまわれます。
ツアー料金 | おとな:4,000円こども:2,500円(小学生)※要予約 |
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料金に含まれるもの | 専用車代・戸隠そばの昼食代※お酒やホテルは付きませんよ |
最少催行人数 | 2名 |
立ち寄れるおすすめスポット | 善光寺、戸隠そば、鏡池、戸隠神社、いもり池、道の駅あらい、赤倉温泉※長野駅スタートか上越妙高駅スタートかを選べます※その他のスポットも相談次第で立ち寄り可能 |
実施期間 | 2016年4月2日~11月27日の土・日曜日、祝日と8月1日~8月31日の毎日 |
予約締切 | 5日前まで(催行可能な場合は前日18時まで受付) |
長野駅からタクシーに乗り込み、絶景スポットをまわって新潟の上越妙高まで。タクシーで観光できるとなにがいいか……
そう、お酒を好きに飲めます。
「ハンドルキーパー」からの脱却です。
長野・新潟といえば、おいしいお米、水、そしてお酒。せっかくなら、おいしい地酒を2リットルぐらいは飲み尽くしたい。アラサーに片足を突っ込んだ女子ふたりが日々の疲れを癒すには、お酒と神の力は欠かせません。
ということで、立ち寄るスポットでは常にお酒を飲んでいきます。
飲んだくれ女子旅でめぐる6つの名所・名酒
北陸新幹線で長野駅に到着後、まずはお酒を調達します。2015年にリニューアルオープンした駅ビル「MIDORI長野」は長野の名産品が豊富で、お酒コーナーも充実。地酒からワインまで、なんでも手に入ります。
充分に買ったら、ツアー用のタクシーに乗り込みます。
1. 善光寺で極楽往生、特に来世に期待して一杯
タクシーはまず長野の王道スポット・善光寺の門前に到着。
善光寺は無宗派のお寺で、ほとんどの寺院が女人禁制だったころから老若男女を受け入れていたそうです。そんな懐の深い善光寺にご利益を求めて、年間約600万人もの参拝者が訪れています。
さて、それではまず「ウコンの力」を飲みます。25歳を過ぎてから、ウコンなしでは生きられないカラダになりました。
そしてバンドメンバーを紹介するように、参拝のおともを紹介します。
パートナー紹介:山の酒 大雪渓水のようにゴクゴク飲める清酒。紙コップなのが地味にうれしい。スタンダードな180ml。(大雪渓酒造) |
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パートナー紹介:恋の のみ薬処方箋みたいなラベルの、にごり酒。「恋の病科」「おだいじに」などの小ネタで、女子ウケは間違いなく高い。納得の300ml。(大塚酒造) |
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「おいしい! これは完全にハッピーリキッドです」
朝から飲むお酒は、本当においしい。「山の酒 大雪渓」は水のように飲みやすく、信州の空気の良さもあいまって完全に水。水なんじゃないか?
いい気分で仲見世を歩いているうちに、大きな門が現れました。善光寺の山門です。
「この善光寺の文字に、5羽の鳩が隠れているそうです。どこだか分かりますか?」
「わかった! 光の『はらい』の部分!」
「ぶー。ちがいます。」
正解は上の通りです。さらに「善」は牛の顔を表していて、外国からのお客さんに説明すると「Oh!Cow!」と喜ばれるのだとか。
「ぜんぜん鳩に見えないですね」
「シッ!」
本堂の西側に大きな柱が何本か立っています。「回向柱(えこうばしら)」という卒塔婆の一種で、さわれば極楽往生と来世での願いを叶えてもらえるそうです。
さっそく、来世に向けてお願いをしましょう。
「親が会社をやっていますように」
「イケメンのバンドマンに生まれて、バンギャのヒモになれますように」
回向柱は数え年で7年に一度、「御開帳」の際に新しく寄進されるのだとか。御開帳期間中は前立本尊と善の綱で結ばれます。本堂の前に立てられた柱の前に行列ができて2時間半待ちの日もあったそうです。
現在の飲酒量:460ml(目標まであと1540ml)
※「山の酒 大雪渓」は完飲で、「恋の のみ薬」は1/3のみ。
※2ページ目で紹介しますが、善光寺近くの酒造さんで一合ぐらい試飲をしています。
2. 鏡池のほとりで琥珀色の日本酒を一杯
タクシーは標高差700メートルの高原へとひた走ります。ほろ酔いでうたた寝をしているうちに到着したのは、大河ドラマ「真田丸」のオープニングでも登場した戸隠高原の鏡池。
今日は残念ながら曇りですが、風がないので山々の緑が水面に美しく映っています。紅葉のころには赤や黄色に染まった戸隠連峰が池に映り、錦絵のようになるそうです。
「ここ、車がないと来られないらしいですよ。寝ていても勝手に着くなんて素敵」
「タクシーすごい」
パートナー紹介:醲献(じょうこん)純米酒をぎゅぎゅっと濃縮した、芳醇な一本。高級感あふれる100ml。(信州銘醸) |
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ウイスキーのような琥珀色の「醲献」は、なんとアルコール度38.1%。中国釜に入れて熟成されていて、紹興酒に近い風味があります。
くぁあ〜〜濃い! 青葉の眩しさとミスマッチな、アルコールの破壊力で脳が混乱します。
現在の飲酒量:480ml(目標まであと1520ml)
※あまりの強さに、おちょこ2杯分しか飲めませんでした。
3. 人生で一番おいしい戸隠そばと一杯
酔いがまわってきたところで、お昼! ツアーには戸隠そばの昼食代も含まれていて、戸隠そばの協力店舗にて特別メニューがいただけます。(店舗は選べません)
今回は戸隠神社の神主さんが営む「徳善院蕎麦 極意」。
「そばかあ……長野の人はそばしか知らないんですかね?」
「シッ!」
「おいしそう!」
「なんか見たことない巻き方されてる」
ご店主いわく、馬の蹄状に盛るのが戸隠流で「ぼっち盛り」と呼ぶのだそうです。
極意さんのそばは戸隠のなかでも特に細く長く、麺の断面が直角になっています。ふつうは断面が丸くなってしまうことが多いとのことですが、正直そこまで気にしたことなかった……。
パートナー紹介:戸隠山 雪中酒約3ヶ月間、戸隠神社宝光社の雪室のなかで熟成させたという戸隠オリジナルの名酒。まろやかで甘みが強いです。満足の720ml。(戸隠雪中酒販売組合、今井酒造) |
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「おいしい……いままでそばになんの感情も持ってなかったんですけど、これはおいしいです」
「口触りがめちゃくちゃいい! この世のものとは思えないほどおいしいそばだ、これ……。
こんなに長距離を移動してこんなおいしいそばがあって4,000円って、実はめちゃくちゃお得なのでは?」
現在の飲酒量:580ml(目標まであと1420ml)
※雪中酒をグイグイいただきました。しかし、ご店主いわく本当に戸隠そばに合うのは新潟のさらっとした辛口のお酒なのだそうです。
4. 戸隠神社で人生の指針をもらって一杯
古事記ファン憧れの地・戸隠神社。昔々、太陽の女神アマテラスが天岩戸に隠れたとき、もう隠れられないように力自慢の神様が戸を投げ、それが飛んできたのが戸隠山だと伝えられています。
奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社から成り、ツアーでは中社を参拝できます。
パートナー紹介:りんごのお酒長野といえば、りんご。信州安曇野産のりんごをたっぷり使った、女子ウケ用リキュール。ちょうどいい360ml。(EH酒造) |
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「わっこれ、めちゃくちゃおいしい! りんごジュースみたい」
「ほんとだ! というか空気がおいしい。戸隠ゾーンに入ってから、すべての病いが治った気がする。深爪とか」
戸隠神社のおみくじはとても特殊で、神主さんに年齢を伝えると祝詞(のりと)をあげて、その人のためのおみくじを引いて渡してくれます。
封筒には「持ち帰って生活の指針にしてね」とあり、なかには細かいアドバイスが書かれ、次にお参りすべき神様まで親切に記載されています。
おみくじの内容は旧かな使いで、解読には相当な知識が必要です。今回は神主さんに解説していただきました。
「他の神社をすすめてくれるの面白い! 八百万の神を信じて、人に流されるなって書いてある」
「須賀神社に行けばいいみたい。あと、調子にのるなって書いてある! 身にしみる……」
現在の飲酒量:640ml(目標まであと1360ml)
※そろそろ酔っ払ってきました。
タクシーはこのあと妙高高原・いもり池・道の駅あらいを経由して、終点のJR上越妙高駅まで向かいます。希望をすれば、黒姫駅・野尻湖・赤倉温泉で途中下車もできるそうです。
わたしたちは赤倉温泉に泊まって癒されることにしましたが、黒姫高原でアクティビティを楽しむのも良さそう。
5. 赤倉温泉で疲労回復して一杯
夜は新潟県・赤倉温泉付近の「ホテル太閤」さんに一泊。好きな浴衣を選べるなんて、女心をわかってる。
「一日中飲みつづけるのって結構しんどいですね」
「そうですね、善光寺の時点でそう思ってました」
「でも、仕事なのにこんなにおいしいものを飲んで食べられて幸せです」
「そうですね、みんなが働いているあいだに飲むお酒も本当においしい」
「最&高……」
1日の最後は、仕事も忘れてすっぴんでお酌。浴衣がはだけても、女子旅なので問題ありません。
パートナー紹介:黒姫高原 ヨーグルトのお酒黒姫高原の出来たてヨーグルトと、手作り純米酒がマリアージュした甘めリキュール。女子会に持参したい300ml。(高橋助作酒造店) |
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現在の飲酒量:1850ml(目標まであと150ml)
※お食事とともに生ビールとレモンサワーをいただきました。
※ホテルに着くまでに「いもり池」でワインをガッツリ飲んでいます。(2ページ目で紹介します)
6. 旅のしめくくりに朝風呂で一杯
そして朝。ホテル太閤では、お風呂に持ち込める「湯けむりセット」があります。これを持って、いざ露天風呂へ……。
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・ (着替え中です)
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ガラガラガラ……
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裸をお見せするわけにはいかないので、かわいいラッコちゃんとペンギンちゃんでお届けします。
「朝から日本酒って最高すぎる……」
「これはクラクラきますね……風呂場で倒れて前歯を折りたくないので、ほどほどにしておきます」
「それにしても絶景。写真でお伝えできないのが残念です」
「あの草むらとか、李徴(りちょう)が出てきそうですよね」
「李徴なつかしい」
※「李徴(りちょう)」がわからない人は『山月記』で検索してください。
……ザッ!
「『善光寺・戸隠神社と高原ドライブの旅』は車でしか行けない観光地をタクシーで巡って4,000円。戸隠そばの料金も含まれているので、圧倒的にお得なのです。しかも7月下旬からは前日までの予約も可能になります。知っていればそのお得さがわかるのに、みんなに届いていない。知ってほしい、届いてほしい。そんな気持ちを込めて、ただのトラがお送りしました」
現在の飲酒量:およそ2000ml
目標達成!!
すべての立ち寄りスポットで飲んでいるうちに、仕事であることを忘れる瞬間も多々ありましたが、無事に地酒を飲み尽くしました!
飲んだくれ女子旅は終了ですが、つぎのページでは取り上げきれなかったおすすめスポットをご紹介します。