月城かなとに贈る (original) (raw)

こんにちは

七夕の卒業の日から数週間、次の月組も始動し、ついにこの記事を書く日がやってきてしまいました。

大好きな月城かなとさんへの贈る言葉

卒業後に開催されたお茶会にありがたいことに参加させていただき、レポ禁なので内容は書けませんが、10年間応援してきて良かった、私はこの人を好きになって良かった、と改めて思うことができ、とっても楽しかった日々を大切に前を向こうと思えたお茶会でした。

私が出会ったのは「星逢一夜 / La Esmeralda」の時。既に3回目の新公主演でしたし、もちろんもっと前に出会えてればと思わなくはなかったですが、私自身はこの時に魅力に気付けて良かった!十分に間に合った!!と感じています。

1幕ではお殿様綺麗だな〜と思いつつも、ちぎみゆもんトリデンテに胸を鷲掴みにされたような気持ちになり迎えた2幕。軍服で銀橋を渡るおそらく若手スターに目が釘付けになり、すっごい好きな人みつけたかも…と衝撃が走り、現実ではしたことのない(笑)一目惚れでした。終演後すぐにプログラムを確認し、月城かなと という名前を覚えたのでした。

その際に新公主演のところにも名前があり、私はこの時初めて新公の存在を知って、トップのお役をやるのは誰だろう?そして月城かなとさんの役をやるのは誰だろうと確認するようになり、るろ剣で縣千に出会ったのはまた別のお話。

宝塚ファンなら一度は経験したい稲妻に撃たれたような出会い、そして新公や番手やニックネームなど宝塚の基礎を知るきっかけになったのでした。

今回は月城かなとをみるんだ!!と意気込んで初ムラ遠征したるろうに剣心。かっっっこよすぎる四乃森蒼紫。出番少ない、でもソロ曲あるしトップと立ち回りしてる!!たくさん観れた!と思いました。トップになると当時は思ってなかったから、こんなにたくさん観られる未来が待っていると当時の自分に教えてあげたい。

ケイレブハント、胸元に札束…悪役は悪役でかっこいいな…顔が綺麗な悪役っていいなあ。トナカイ!なんでもやるなこの人!でもトップがお腹まんまるサンタだからな!!クリスマスメドレーがスターだらけで今みると本当に驚き。いずれフロホリみてもそう思うんだろな。I'll be there が本当に素敵で。クラシックな魅力が詰まっていて少しの寂しさがまた良くて。そしてエトワール!いろんな姿がみられた大切な思い出のGreatest HITS!

当時バウチケットなんて取れなかったので後から映像を観ましたが、New Wave!-雪-はすごいですよ。月城かなと・永久輝せあの主演、2人のNight and Dayのデュエットダンス。まだ出来上がりきってない2人の"雪育ち"な男役芸が堪能でぎす。この時点で長を務める愛すみれ、すでに貫禄ある諏訪さき・叶ゆうり、自分の色が出まくってて全開の縣千、娘役は野々花ひまり・彩みちる・桜庭舞・有栖妃華・潤花がいて、最下級生で彩海せらもいる。さらに、眞ノ宮るい・星加梨杏もいて、本当にすごいんですよ、スターがわんさか、今からでも必見。

月組に組替え。朝美絢とのトレード、当時言われていた通称**"美の等価交換"組替え**。最終的に2人とも組替え先でトップになったわけですが、新体制が始まり突然3番手になった朝美絢と、現在5番手で早霧せいな卒業発表によりおそらく4番手にそのまま昇格する月城かなとの組替えなので、劇団としては、月城>朝美なんだなと当時思った記憶があります。2人が同じくらい好きだったから、組替えしても月組雪組も引き続き応援するまで!と思ってました。2人がトップとして並ぶことができなかったのは残念ですが、れいこロスを埋めるかのように入れ違いであーさがトップになってくれるのは私個人のメンタル的には助かったというか、重ならなかったからこそそれぞれのトップ時代に集中できるし楽しみが長くなってよかった!と今は思っています。

月組には超御曹司の暁千星が控えていましたが、直近のカルーセル階段降りで、朝美>暁だった手前、月城vs暁の路線バトルは起きないだろうなと考えていました。(逆に、朝美vs永久輝は起こると予想してたのはまたいつか別の機会に)

All for Oneベルナルド、カンパニーの水上くん、BADDYポッキー巡査、ずれてたり抜けてたりヘタレだったり(笑) でも、芝居の月組・芝居の月城かなとの真骨頂はこういった役でこそ光ってました。完璧じゃないキャラクターが息づくための抜け感が本当に自然で上手いんですよね。あんなにかっこいいのにヘタレがよく似合うってすごい、岡田将生のような雰囲気を当時感じていたのを今これを書いていて思い出しました。

THE LAST PARTYのスコット・フィッツジェラルド。海乃美月に贈るで書いたように、2人のコンビが本当に素敵でした。

海乃美月に贈る - 丸の内OLの観劇日記

「THE LAST PARTY」ゼルダフィッツジェラルド。月城かなとと初めて相手役として組んだ作品です。当時、私は月城かなとファンとして、この巡り合わせに本当に感謝しました。スコットとゼルダがこの2人だからこそ、2人が最期の時にすれ違いがあったことに胸が締め付けられ、そりゃ現代の感覚からすれば絶対2人は一緒にいない方がいいタイプだったけど、それでも2人並んでいている未来がほしかったと願わずにはいられない。誰よりも輝いていたフィッツジェラルド夫妻がそれぞれ別の形で落ちていく姿を切なく引き込まれるように演じていて、もしこれから先別の人が相手役になったとしても今作でこのコンビをみれて良かったと心から思ったのでした。

I AM FROM AUSTRIA、2番手羽根がもらえる気がする…一刻も早くみたい…と初日直後のチケットを取って遠征した思い出。リチャード嫌なやつだったけど、2番手羽根がうれしくてムラまで来てよかったって思った。でも同時に、このタイミングで2番手になるということはきっと次期だし、トップになったら道は卒業しかないからといつかくる卒業への覚悟をし始めたのもこの辺りでした。我ながら早い笑

ピガール狂想曲のシャルル、おもしろオジサンなのに珠城りょうをも包み込む包容力。WTTの美しい日本舞踊の所作。

あまりの美しさに息が止まるかと思ったダル・レーク。来るんですか?来ないんですか?今後もれこうみが観たいと強く願い叶った時のうれしさたるや、宝塚ファンとして忘れられません。

桜嵐記は月組ファンみんなにとって大切な作品です。大好きな楠木三兄弟。

トップになってからの作品は全て観劇当時に感想を残しているので改めて書きませんが、大劇場5作、短かったしまだまだ観たかったけど、でもとてもバランスが取れてました。

青天が最高に似合う粋な江戸っ子幸さん、一途で優しい健司、愛が重すぎるけど背中が魅力的で何よりアメリ1920年代の世界観が素敵だったギャッツビー、拗らせ少年の道真に堅物軍人ヨナス、彼となら死の世界にいってもよいと思える死神サーキ、JAZZにラテンに東京テーマの新しい試みに超王道なショー作品。どれを思い出してもみんな違ってみんな良い素晴らしい日々でした。

私にとって、月城かなとは出会うことができて本当によかったと思える人です。

衝撃的な出会いから、組替えの寂しさとうれしさ、トップになるまでステップをのぼる姿、トップスターとしての姿を追うことができて本当に幸せでした。

応援する人があるおかげで日々楽しかったし、働こうとギリギリ思うこともできました笑

そして私がこの記事をのんびり書いている間に、あっという間に始動されていて!!!

在団中ずっと密かに、卒業したら隠居かもしれない…と思っていて、My楽では今生の別れ…とか思っててすみません。早かったあ!!!

新しいことにも挑戦したい、息の長い役者にと言ってくれたことがうれしくて堪りません。

男役・月城かなと は卒業ですが、これからも役者・月城かなとを応援し続けます!!

宝塚ボタンをポチッとお願いします!➡︎ にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

もしよろしければ🌟も押していただけると喜びます!