きっかけは、とある Virtual World (original) (raw)

これまで使っていた古いWindows環境 (XP 32) からLinux 環境へと移り変えようと考えたいきさつなのですが、上記の扉画像のように 3D ワールド内が正しく描画されなく(灰色の部分です)なってしまったことから始まります。

古すぎる PC

左のシステムのプロパティ画像のとおり、メインの PC は Windows XP (32bit) だったりします。今となっては動作するソフトウェアも少なく、趣味OSの部類だと思われますがウチではバリバリと元気に稼働しています。

動画も VLC で大抵の物は問題なく再生できるし。

WEB ブラウザーも最新に程近い Chromium 互換の Supermium が XP32上で動作します。普段使いにはやや重いですが Chromium なので閲覧に困るWEBサイトはほぼありません。

ゲームだって現在進行形で動作する物もある XP32

正式サポートではないけれど、2024年現在でも XP32 で接続できる「大航海時代オンライン」まぁ今現在はログインしてないですが、末長くサービスしてます。

扉画像のものは「Second Life」という日本では2006, 2007年あたりに話題になった Virtual World で現在もサービス中です。この画像は Windows XP (32) で接続している状態の物で2024年現在の物です。軽くする為にアバターは古いクラシック状態にしていますが、そのぶん超軽量なのです。

どのくらい軽量なのかは、先の画像の状態で僅か333MByteの消費で接続出来ていたりします。まぁ、周囲に殆ど物が無いという条件下での結果ですけどね。

もちろん、ちゃんと構造物など普通に表示できます。画面のエフェクト類は無しにしていますが機能はあるのでちゃんとした撮影時だけONにしてます。

今でも Second Life に接続は出来るけど、もうダメぽ

接続は出来る状態ではあるけれど、これは自前でビルドした XP32 向けの自家製ビュワーで実現していることなので、もはや XP で接続しているのは (おそらく)私だけという状況。そこへ2024年の秋口になって PBR という物理面の反射を反映する機能が追加されたことで、PBR に対応しないビュワーだとシステム的な地形ですら正しく表示できないという状況になり、扉画像で述べているように灰色の世界となってしまいました。そこで、ふと対処をどうしようかとスグに思いついたのが地形のテクスチャーが読み込めなければ適当な規定のテクスチャーで代替するという仕掛け。たしかに簡単に実装できるけれど、PBR機能が使われる部分は地形のみならず構造物や衣服など任意のテクスチャーが貼れる場所ならあらゆるところに適用できるので地形だけ対処しても意味はないことから灰色のままで諦めました。ちょっと難しく解説すると今まではマテリアル部分に Diffuse, Specular, Normal のMap用で最大3枚のテクスチャーを割り当てるのですが、そこへ PBR 用の4枚目のテクスチャーが使えるようになったこと。それ自体が存在しない環境ではどうしようもないのです。

移住先の OS を模索。Linux とする

ほんとうに Windows XP (32) は、いい OS です。
SSDなら起動も速いし、なんといっても消費リソースの少なさ。起動直後だと僅か192Mbyteしか消費してないんですよ。さすがは最低起動要件が128MByte という敷居の低さです。動作しているプロセスの少なさも最近の重量級のOSと比べられない程少ないのが魅力。

それでもねぇ動作しないものがあるというのは大きな障壁です。それを取り払う為には根幹の OS を変えるしかない。ちなみに予備に Windows 7 のPCもあるのですが、7であっても、もはや対象外な状況なので XP から 7 に入れ換えたとしても同じように動作しない場面に遭遇するのは免れません。そもそもお目当ての Second Life の動作公式対象から外れています(これは本当です。Win 7のPCの方で公式クライアントをアップデートしようとしたらサポート外だと蹴られました) それじゃあ一足飛びに Windpws 10 とか? 元々 Win 10がリリースされた時に検討したのですが、そのとき使っているCPUに TXT (トラステッドなんちゃら)が無いから充分な機能を発揮できないとされて諦めたって経緯があって今更 Win 10 もねぇ・・・ってところ。

そして Linux な環境に興味を持ちました。

このブログで本当は日々の Linux 出来事をチョロョロと書いていこうという主旨にしていますが、まずはインストールから安定するまでが大変だったので、そのあたりから思い出しながら綴っていきます。