『羊と狼』カウントダウンサラリーマンのエレジー (original) (raw)

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食い倒れの国を訪れるに辺り
旧態依然としたJRについて

事象紹介をしたが
「嫌なら新幹線乗らなくていいヨーン♪」

とでも言いたげな
つまり強豪がいないことが

横柄な原因の一端であることは
誰もが承知をしていることだ。

対して「食い倒れの国」にて
グルメでしのぎを削っている

飲食業の“光”を紹介したい。

ちょうど昼時にランチを目指したが
新設や注目エリアの施設はどこも長蛇の列
さすがにうんざりして

宿泊しているビルの食堂街に足を向けた
わりとどこも混雑は無かったが

待ちが無きゃ無いで

いくばくかの不安を感じながら
「匠とんかつ まるかつ」へin
申し訳ないが店内は至って普通
店主が書いたと思われる大量の
「みつを」風の書の叫びが

少し暑苦しかった。
が、しかし
キャベツのお替わりを頼んだところ
(割と面倒臭がる店は少なくないが)
このお店は気持ちよく持ってきてくれたばかりか
私の皿にキャベツを盛った後に隣の女性客に
「お客様はキャベツのお替わりは如何ですか?」
と声がけをしていた。
隣の客がお替わりをしたら

「自分も」と思うものである
ましてや女性客は自分からは言いにくい。
その辺りの想像ができていることに

非常に感心をした。
些細なことだが、この想像力が大切なのである。
帰り際には
「ありがとございます。

またのお越しを心よりお待ちしています」
と深々と頭を下げていた。
素晴らしい!これがサービスだ!わかるかJR先生?
とんかつの味も良かった!

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そして、その夜
旧知の仕事仲間と別れた後、

余りに楽しい時間だったので
ひとりホテルのBARで締めようと思ったが
既にCLOSE
Google先生に頼り
街の灯が沈み始める時間に

一筋の灯りをビルの隅に見つけた
「B bar Umeda」へin

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既に酔狂の域に達しているので

恐い物は何もない
が、しかし
高級でねぇの。グラスは全てBaccarat
オシッコちびりそうになり、トイレへin
これまた仰天!!

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とは言っても、

実際はトイレに行きたかっただけで
恐れる物は何もない
ウィスキーのロック、ジンのロック

チーズなんかを楽しんだ

そこそこの会計にはなったが

横柄な鉄道会社に何万も払うことを

考えたら

その対価は余りある

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何が良かったかって
高級店にありがちな

スタッフの鼻につく態度がないのである
いや、それどころか

私の相手をしてくれたバーテンさんは
人間味あふれ、穏やかで

素敵なジェントルマンだった
何よりこの仕事が好きで

この仕事に誇りを持っている
私のヘア担当美容師さんと同じで

生き方に芯がある

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いい気分でこの店に飛込み
さらにいい気分になったが、このままやり過ぎると
金も記憶も生き抜けてしまう。
まだ冷静な判断が効いてセーフ!

6軒目ではあるが

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そして翌々日に出向いた最後の店
西梅田 らんぷ」にin
薄切りチャーシューがたくさん乗った

醤油ラーメンが人気らしい

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これも些細なことだが
ラーメンを美味しく食べ終わり

置き型の箸入れを開け楊枝を探したが
見つからず諦めようと思ったところ
若い女性スタッフが

「ナプキンの前にあります」と一声かけてくれた
なるほどナプキンスタンドの前に

隠れるように楊枝が刺さっていた
箸入れを開けただけで

客の行動を察し声をかけてくれる
ちゃんとお客様を見られているし

その気配りが大事なのである
壁には「大阪知事の色紙」も貼ってあったが

人気店なのだろう
人気にあぐらをかかない

その心がけが素敵な店だった
食い倒れの国でしのぎを削る素晴らしい店3店
見習った方がいいぞJR先生

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