ロウさんアクアリウム (original) (raw)
|この記事はこんな方におすすめ
- 小型水槽でエアレーションが必要かどうか迷っている方
- エアレーションのメリット・デメリットを知り、導入を検討している方
- 静音性やデザイン性を重視しながらエアレーションを導入したい方
この記事では、アクアリウムにおけるエアレーションの基本的な仕組みと、その必要性について詳しく解説しています。また、エアレーションのメリット・デメリットを比較し、どのような状況でエアレーションを導入すべきかも分かります。さらに、エアレーションのデメリットを軽減するための対策や、小型水槽に適したおすすめのエアレーション製品も紹介していますので、これから導入を考えている方には参考にしてください。
このブログでは、アクアリウム初心者向けに小型水槽(主に20㎝キューブ水槽)の情報を発信・共有しています。
- 1.エアレーションとは?基本の仕組みを解説!
- 2.エアレーションは必要?ケースによる判断ポイント
- 3.エアレーションのメリットとデメリット
- 4.エアレーションのデメリット対策:使いたい方へのアドバイス
- 5.小型水槽におすすめのエアレーション製品
- |まとめ:エアレーションの必要性を考えて決めよう
1.エアレーションとは?基本の仕組みを解説!
エアレーションとは、一般的にアクアリウムの「ブクブク」と呼ばれる酸素供給装置のことです。エアポンプで空気を取り込み、エアチューブを通して水中に設置したエアストーンに空気を送り、細かい泡を水中に供給します。このエアレーションが起こす水面の揺れによって、酸素が水中に溶け込む仕組みです。
つまり、酸素は直接ブクブクから水中に溶け込むのではなく、気泡が水面で弾けることで微細な水面の揺れを生じ、その際に空気中の酸素が水中に溶け込むというプロセスで酸素供給が行われます。
2.エアレーションは必要?ケースによる判断ポイント
では、エアレーションが必要かどうか?
それは水槽環境によって異なります。水面に揺れがあれば、酸素が水中に溶け込んでいるため、必ずしもエアレーションは必要ありません。例えば、フィルターを使っている場合は、過密飼育でない限りエアレーションは不要です。
エアレーションが必要な場合とそうでない場合を以下にまとめました。
【エアレーションが必要な場合】
- 屋内飼育でフィルターを使用していない、または水面に動きがない
- 金魚など、酸素を多く必要とする生体を飼っている
- 過密飼育をしている
- 屋外で口の狭い容器で飼育している
水槽の生体の適切な飼育数はこちら
【エアレーションが不要な場合】
- フィルターで水面に動きがあり、水流が確保されている
- 酸欠に強い生体を飼育している(例:ベタは空気中から直接酸素を取り込むことができる)
- 屋外で口が広い容器で飼育している
以上を参考にして決めましょう。
3.エアレーションのメリットとデメリット
エアレーションが必要な場合に導入することはもちろんですが、不要なケースでもエアレーションを導入するメリットがあります。ここではエアレーションのメリットとデメリットをまとめます。
【エアレーション導入のメリット】
- 水草や生体に十分な酸素を供給し、健康的な環境を作れる
- 水流が発生することで、水槽内の酸素量や水温が均等になり、生体にとって快適な環境を作れる
- 水面に浮く油膜の防止ができる
【エアレーション導入のデメリット】
- 水滴が周囲に飛び散り、水槽のフタや周辺が濡れることがある
- エアポンプの音が気になることがある
- 水槽内や周辺に機器が増え、見た目がごちゃごちゃする
- 強い水流が発生し、生体にストレスを与える可能性がある
一応個人的な意見としては意外とエアレーションのデメリットは多く水槽機材が増えるとメンテナンスが大変になったりインテリア性を下げてしまうので、先ほど挙げた必要なケース以外ではエアレーションは使わなくてよいと思います。
※必要なケースでは生体の生命に関わるので使用しましょう。
4.エアレーションのデメリット対策:使いたい方へのアドバイス
先ほどの説明を読んで必要な条件に当てはまった方・不要だけど導入しようとしている方のために、ここでは、エアレーションのデメリットを軽減するための対策を紹介します。
- エアポンプの音がうるさい ➝ 静音タイプのエアポンプを使用する
- 水槽内に装置が増える ➝ エアチューブ・エアストーンを水草・石・流木の陰に隠す
- 過度な水流が発生する ➝ エアレーションの近くに水草や流木を設置したり、弱い空気量のエアポンプやエアストーンを使用する
これらの工夫をしてみましょう。
5.小型水槽におすすめのエアレーション製品
では、エアレーションのデメリットや対策を解説したうえで、おすすめのエアレーション製品を紹介します。
こちらはエントリーモデルとして最適です。エアポンプ・エアチューブ・エアストーンがセットになっておりすぐに使えます。
こちらは消音性に特化した小型水槽用エアポンプセットです。寝室など癒し空間に水槽を設置したい場合にもってこいですね。
|まとめ:エアレーションの必要性を考えて決めよう
エアレーションは、水槽内に酸素を供給するために重要ですが、必ずしも全ての水槽に必要なわけではありません。水面に動きがあるか、生体が酸素を多く必要とするかなど、条件をよく見極めて判断しましょう。必要な場合は適切な対策を講じ、私たちにとってっも生体にとっても快適なアクアリウム空間を作りましょう。
次回は、アクアリウムで使用する「ライト」について解説しますので、お楽しみに!
|この記事はこんな方におすすめ
- 小型水槽でフィルターの選び方に悩んでいる方
- エビや稚魚を安全に飼育できるフィルターを探している方
- 水槽のレイアウトを損なわないフィルターを導入したい方
この記事では、小型水槽向けの3つのフィルタータイプ「スポンジフィルター」「底面フィルター」「外部フィルター」について、それぞれの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説しています。さらに、小型水槽におすすめの具体的な商品も紹介しているので、フィルター選びに迷っている方は、この記事を読むことで自分の水槽に最適なフィルターが分かります。
このブログでは、アクアリウム初心者向けに小型水槽(主に20㎝キューブ水槽)の情報を発信・共有しています。
- 1.スポンジフィルター:エビや稚魚にも優しい低コストフィルター
- 2.底面フィルター:目立たないデザインで水槽を美しく
- 3.外部フィルター:本格派向けのハイパワー浄化システム
- |まとめ:フィルター選びでアクアリウムの質が変わる!
小型水槽向けのフィルターとして、前回の記事では、外掛けフィルター、投げ込みフィルター、そして水中フィルターについて解説しました。今回の記事はその続編として、さらに3つのフィルターのタイプを紹介していきます。今回は前回ほど初心者向け・メジャーではないものの、フィルターを選ぶ上で考えたいユニークなタイプを紹介します。
1.スポンジフィルター:エビや稚魚にも優しい低コストフィルター
スポンジフィルターは、投げ込み式フィルターと同じくエアーポンプを使うタイプのフィルターです。スポンジがフィルターの中心的な役割を果たしており、そこで水中の汚れを吸着します。特にエビ水槽との相性が良く、初心者から上級者まで幅広く使われています。
【メリット】
- 低コストで、運用コストもほとんどかからない
- エアーポンプを併用するため、水槽内に酸素をしっかりとした酸素吸入ができる
- 水流が穏やかで、稚魚やエビがフィルターに吸い込まれる心配が少ない
【デメリット】
- 大きな水槽や多くの生体を飼育する際には、他のフィルターに比べると浄化力が劣る
- フィルターが水中に設置されるため、小型水槽では少し目立ってしまうことがある
【小型水槽用スポンジフィルターのおすすめ商品】
2.底面フィルター:目立たないデザインで水槽を美しく
底面フィルターは、底砂やソイルの下にフィルターを敷いて使うタイプです。エアーポンプを利用して水流を発生させ、底砂やソイルの間を通った水がろ過されます。目立たないフィルターを求める人におすすめのフィルターです。
【メリット】
- フィルターが完全に底砂やソイルの下に隠れるため、レイアウトを損なうことがない
- ろ材の交換が必要なく、メンテナンスコストが少なく済む
【デメリット】
- 水槽全体をリセットしないとメンテナンスできないため、目詰まりしてリセットが必要な際に大がかりな作業が必要になることがあります。
特に水草水槽などを考えている方は慎重に導入しましょう。
【小型水槽用底面フィルターのおすすめ商品】
3.外部フィルター:本格派向けのハイパワー浄化システム
外部フィルターは、ろ過槽を水槽外に置くタイプのフィルターで、主に大型水槽や濾過力を必要とする環境で使われます。吸水口・排水口と濾過槽がチューブでつながっており、水槽内にスペースを取らずにろ過を行います。本格的にアクアリウムをしたい方は導入するのも良いでしょう。
【メリット】
- 大型のろ過槽を使用することで、非常に高い浄化力を持つ
- 水中にフィルターが入らないため、レイアウトの邪魔にならない
【デメリット】
- 他のフィルターに比べて初期費用が高く、ろ材のコストもかかるため、ランニングコストも増える
ちなみに、フィルターのろ過力はろ過槽の容量が大きいほど高くなります。ろ過槽の中には、それぞれの製品に準じたろ過マットなどのろ過材を入れるのが普通ですが、それとは別に自分で選んだ他のろ過材を入れることもできます。慣れてきたら自分でろ過材をカスタマイズするのも面白いかもしれませんね!
【小型水槽用外部フィルターのおすすめ商品】
私の実家の36cm熱帯魚水槽では、この外部フィルターを使用しています。以前は水中フィルターを使っていたのですが(水中フィルターでもろ過は問題なくできていましたが)、外部フィルターに変えてからは水質が驚くほど安定し、水槽内がクリアな状態を保つことができました。
|まとめ:フィルター選びでアクアリウムの質が変わる!
今回は、3つのフィルタータイプについて紹介しました。フィルターの選択は、アクアリウムの水質安定と生体の健康、水槽のレイアウトに大きく関わります。それぞれのメリットとデメリットをしっかりと理解して、自分の水槽に合ったフィルターを選んでみてください。
私のおすすめは本格的に始めたい方は外部フィルターに、エビメインの水槽ならばスポンジフィルターに、それ以外で悩んだらとりあえず外掛けフィルターにするとよいと思います。結局ろ材交換のしやすさやメンテナンス時に水槽レイアウトを崩す必要がなく、初期費用・ランニングコストとろ過能力などの総合的なバランスを考えた際に最も使いやすいと思うのは外掛けフィルターなんですよね。また、外部フィルターに興味はあるが手が出しづらい方は、まずは外掛けフィルターから始めて本格的にしたいと思ったら外部フィルターに交換ということも良いと思います。
次回は、エアレーション(酸素供給装置)について詳しく解説しようと思いますので、併せてご期待ください!
|この記事はこんな方におすすめ
- 初めてアクアリウムを始めるが、フィルターの選び方が分からない方
- 小型水槽に適したフィルターを探している方
- 省スペースでメンテナンスしやすいフィルターを知りたい方
この記事では、小型水槽にフィルターが必要かどうかについての基本的な考え方から、フィルターの役割、さらにはおすすめのフィルタータイプまで、初心者向けに詳しく解説します。外掛け式フィルターや投げ込み式フィルター、水中式フィルターなど、それぞれの特徴やメリット・デメリットも比較しながら、自分にぴったりのフィルターを選ぶためのポイントをお伝えします。これを読めば、アクアリウムの水質管理がぐっと簡単になります!
このブログでは、アクアリウム初心者向けに小型水槽(主に20㎝キューブ水槽)の情報を発信・共有しています。
- 1.フィルターって必要?初心者が迷う疑問を解決!
- 2.フィルターの役割とは?水槽の環境を守る重要な装置!
- 3.初心者必見!小型水槽におすすめのフィルタータイプ3選
- |まとめ:自分に合ったフィルターを選ぼう!
今回はアクアリウムではほぼ必須装備、水質浄化装置であるフィルターについて解説します。
1.フィルターって必要?初心者が迷う疑問を解決!
水槽にフィルターが本当に必要かどうか、初心者にとって迷うポイントですよね。
実は、屋外ビオトープで水草が豊富な場合や、ボトルアクアリウムのような超小型の環境で頻繁に水替えをしている場合は、フィルターが不要なケースもあります。しかし、基本的にはフィルターは使うことを強く推奨します。その理由は次の章で詳しく解説します。
2.フィルターの役割とは?水槽の環境を守る重要な装置!
フィルターの最大の役割は「生物ろ過」です。熱帯魚やエビなどを飼育していると、どうしても排泄物が出てしまい、その中に含まれる「アンモニア」が水質を悪化させる原因になります。このアンモニアを分解してくれるのが、水槽内に自然に増殖する**バクテリアです。フィルターは、そのバクテリアが付着しやすい場所であり、バクテリアを増殖させてアンモニアを分解する**という重要な役割を担っています。
また、フィルターは物理的にゴミや汚れを取り除く役割も果たします。フィルター内のスポンジやろ材が目に見えるゴミをキャッチしてくれるので、水槽の中が美しく保たれるのです。
このように、フィルターは水槽の水質安定に欠かせないものです。
3.初心者必見!小型水槽におすすめのフィルタータイプ3選
フィルターにはさまざまな種類があります。最近はアクアリウム用品メーカーが多種多様なフィルターを開発しているので少し調べてみるだけでも面白いものです。
しかし、アクアリウム初心者ではどのような観点からフィルターを選べばよいか迷いますよね。そこで、小型水槽に最適なフィルターを紹介します。それぞれの特徴とメリット・デメリットを見ていきましょう。
① 外掛け式フィルター(私のおすすめNo.1!)
外掛け式フィルターは、水槽のフチにろ過槽を取り付けるタイプであり、水中に入れたパイプから水をくみ上げ、ろ過槽できれいにし、滝のような排水口から浄化水を戻す仕組みです。
メリットは、
- 水槽内のスペースをほとんど取らず、レイアウトを邪魔しない
- ろ材(フィルター内のスポンジや砂で定期的な交換が必要)交換やメンテナンスが簡単
デメリットとしては、
- 水槽外にフィルターが飛び出るため、外見が少し損なわれることがある
といった感じです。小型水槽では水槽内のスペースが限られていますから水槽内に設備がほとんど入らない形状の外掛けフィルターはおすすめと言えるでしょう。
ちなみに小型水槽用の外掛けフィルターの値段は1,000台が相場でフィルターの中では比較的安い方だと思います。
外掛けタイプの小型水槽におすすめのものはこちら
② 投げ込み式フィルター(ぶくぶくフィルター)
投げ込み式フィルターは、エアポンプで水流を発生させ、水中に入れたフィルター内のろ材でろ過します。いわゆる「ぶくぶく」などと呼ばれているものです。
メリットは、
- 酸素供給を同時に行える
- フィルターの中では最も安い種類(小型のものでは¥1,000以下)
デメリットとしては、
- 水中に設置するためスペースを取る
- エアポンプの音が少し気になる
これらが挙げられます。
小型水槽サイズでおすすめのものはこちら。(上はフィルターのみ・下はエアポンプ、チューブとセットです)
※投げ込み式はエアポンプ・チューブがないと利用できませ。エアポンプとチューブがない方はセット購入を推奨します。
③ 水中式フィルター(コンパクトで静かなフィルター)
水中にモーターとろ過槽を設置し、壁面に吸盤で取り付けるタイプです。
メリットは、
- 水槽の外からフィルターが見えないため、シンプルで美しい水槽を保つことができる
- 水中にモーターが入っているため、音がとても静か
デメリットとしては、
- 水槽内に設置するため、スペースを多く取る
といったところです。消音で水槽の外にはみ出さないデザインが良いのか最近バリエーションが増えている印象です。
このタイプのおすすめはこちら。
|まとめ:自分に合ったフィルターを選ぼう!
|この記事はこんな方におすすめ
この記事では、アクアリウムを始める際に重要な「水槽の置き場所」と「水槽の選び方」について詳しく解説します。設置場所の条件や水槽の重さの計算方法、さらに小型水槽のメリットやデザインについても触れ、最適な水槽を選ぶためのポイントをお伝えします。この記事を読むことで、初めてのアクアリウムでも安心してスタートでき、長く楽しむための基礎知識を身につけることができます。
このブログでは、アクアリウム初心者向けに小型水槽(主に20㎝キューブ水槽)の情報を発信・共有しています。
1.水槽を置く場所を決めよう
水槽の設置場所選びは、今後アクアリウムをしっかり続けていくためにとても大切です。
水槽は見た目以上に重量があるため、まずは設置場所がその重さに耐えられるかどうかを確認しましょう。
例えば、このブログのテーマである20cmキューブ水槽であれば、12kg程度の重量になります。一方、30cmキューブ水槽では35kg程度になります。30㎝キューブって結構重いんですね・・・。
大体の重さは、
水槽本体の重さ+水量(L)+レイアウト(底砂・流木等)・機材(フィルター・ライト等)
で計算できます。
この重さに耐えられる安定した台や場所を選ぶことが必要です。
また、直射日光を避けることも重要です。直射日光は水温の急激な変化やコケの発生を促進するからです。さらに、振動が伝わりやすい場所や冷蔵庫の上などは避けましょう。振動は魚にストレスを与える原因になります。
適切な設置場所が見つからない場合は、専用の水槽台を検討するのも良い方法です。
【水槽の設置場所の条件まとめ】
- 水槽の重さに耐えられる
- 直射日光が当らない
- 振動がない
アクアリウムを心地よく続けられるよう以上の条件を満たした場所を選びましょう。
2.おすすめの水槽の大きさとデザイン
水槽の置き場が決まったら、その場所に合ったサイズの水槽を選びましょう。水槽のサイズ選びにおいて、一般的に大きい水槽の方が水質が安定しやすいというメリットがあります。しかし、重さやスペースの問題でなかなか大きい水槽は難しいですよね。
そこでおすすめは20㎝キューブ水槽です。20cmキューブ水槽は、重量が約12kgであり、比較的コンパクトなスペースでも置ける点が魅力です。水量が約7リットルのこの水槽は、小型魚を数匹飼育することが可能でアクアリウムでは最小限のサイズという位置づけです。
もし、もう少し本格的に始めたいという方には、30cmキューブや60cm水槽がおすすめです。これらのサイズなら、体長10㎝程度の中型魚の飼育も可能になり、また小型魚ならばの10匹以上飼育できるので群泳を楽しむことができます。水量と飼育可能な魚の数については以下の記事で詳しく紹介しています。
次にデザインについて。水槽のデザインにこだわる方には、ガラス製でフチなしの水槽がおすすめです。最近人気のこのタイプの水槽は、スタイリッシュでインテリア性も高く、部屋の雰囲気を損なわずに楽しむことができます。
【おすすめの小型水槽・水槽セット】
⇑ 20㎝キューブ水槽(単体)。フィルターやライトなどの他の用品は自分で選びたい方におすすめ。
⇑ 20㎝キューブ水槽(セット)。セットタイプはフィルターなどを自分で選ぶ必要がなく初心者向け。
⇑ 30㎝キューブ水槽(単品)
⇑30㎝キューブ水槽(セット)
⇑ 25㎝水槽セット
⇑ 45㎝水槽セット
|まとめ
アクアリウムを始める際には、まず水槽を置く場所を慎重に選び、その場所に適したサイズとデザインの水槽を選ぶことが重要です。20cmキューブ水槽は初心者にもおすすめのサイズであり、手軽に始められる一方で、美しいレイアウトも楽しめます。
最適な水槽と置き場所を選ぶことで、魚や水草が健やかに育つ環境を整え、長く楽しめるアクアリウムを実現することができます。これからアクアリウムを始める方は、ぜひ自分に合った水槽と置き場所を見つけてみてください。
次回は小型水槽に合うフィルターを紹介していきます。
|この記事はこんな方におすすめ
この記事では、私の実家に設置したビオトープを紹介します。小規模で始められるビオトープの参考にしてみてください。
このブログでは、アクアリウム初心者向けに小型水槽(主に20㎝キューブ水槽)の情報を発信・共有しています。
今回は20㎝キューブではなく、番外編として私のメダカビオトープ(正しくは実家の睡蓮鉢)を紹介しながら屋外ビオトープのコツも少し解説しようと思います。
1.設置場所とレイアウト
|設置場所
まずは設置場所について。
睡蓮鉢は実家の玄関の軒先に設置しています。実家のある地域の年間の気温ですが、夏は35℃以上になり、冬は雪は降りませんが氷点下になることもあります。種類や健康状態にもよりますが、屋外飼育でメジャーなメダカ・金魚・錦鯉の大部分は広範囲の水温に対応でき、約0℃~35℃まで対応可能です。ただし0℃といっても飼育水全体が凍り、魚が氷漬けになる状態では飼育はできません(朝方水面に氷が張る程度なら大丈夫です)。
実家の睡蓮鉢は、夏は気温が35℃以上になるので直射日光が当らないように、庭木の木陰に置き、さらにすだれをかけて高水温化対策をしています。冬は朝方水面に氷が張る感じです。
このように対策をすれば水温を表面に氷が張る程度~35℃以内におさめられる地域ならば、メダカ・金魚・錦鯉の屋外飼育は可能です。この条件外になる地域では移動可能な容器で飼育し、夏や冬に屋内に容器ごと避難させるか、残念ですが屋外での飼育は諦めましょう。
|レイアウト
このような睡蓮鉢で飼育しています。直径は約50㎝、深さは約15㎝(水の深さは約10㎝)です。鑑賞しやすく酸欠になりにづらい口の広い容器を使っています。ちなみに水量は約17Lです。
レイアウトは底砂(「メダカの底砂」のような商品だったかな)、石、土管、陶器製のエアチューブの重りです。屋外飼育の場合は野良猫や野鳥等の外敵対策が必要です。私の場合シェルターとして土管や石を入れています。
外敵対策をより充実させたいときは、ネットやネコ除けマットを利用しましょう。
2.生体と水草
次に生体について。私の睡蓮鉢では、**楊貴妃メダカ(10匹程度)とミナミヌマエビ**(多数)が暮らしています。
楊貴妃メダカは、鮮やかなオレンジ色の体色が美しい品種改良メダカの代表格です。品種改良種の中では原種に近いため丈夫で飼育しやすく比較的安価なので、メダカビオトープを始める人に最もおすすめだと私は思ってます。
ちなみに購入先は近くの道の駅です。道の駅の直売所では結構観賞魚も売っているところも多く、金魚やメダカ、水草などはアクアリウムショップよりも健康で安く手に入れることが経験上多い気がします。近くに道の駅がある場合は購入先として検討するのもアリですね!
あとは、コケ取り要員として数年前から**ミナミヌマエビ**を導入したのですが、現在は自然と繁殖しかなり増えています。
水草は、**ホテイアオイとマツモ**の2種類を使っています。ホテイアオイは浮草としてそのまま水面に浮かせていて、マツモは本来浮遊性の水草ですが重りを巻き付けて沈めるレイアウトにしています。
数週間前に導入したのですが、どちらとも近頃トリミングして株分けしようと考えるほどグングン成長しており、水質浄化に役に立っていそうです。**水草の浄化能力**については以下の記事で解説しています。
ちなみにホテイアオイは寒さに弱いので冬は屋内の熱帯魚水槽に避難させようと考えています。マツモは氷の張る表面に行かないように重りをつけていれば大丈夫だと思うので、越冬中のメダカの隠れ家になってくれるとよいです。
|まとめ
いつもの20㎝キューブの話から脱線してメダカビオトープの紹介を簡単にしてみました。屋内の熱帯魚水槽は美しい体色の魚やきれいな水草レイアウトなど魅力的ですが、屋外でのより自然に近い環境下での飼育もまた別の魅力があります。
今回はあくまでも紹介メインということで具体的な用品や飼育方法などは説明しませんでしたが、実際のビオトープの立ち上げ方法や管理のコツなどはまた番外編として投稿しようと考えています。
今後のメダカ屋外飼育編もお楽しみに!
|この記事でわかること
- 水槽用レイアウト用品
- アクアリウムのレイアウトの基礎知識
「きれいな水槽のレイアウトを作りたいけど、どうすればいいの?」という方におすすめ。
このブログでは、アクアリウム初心者向けに小型水槽(主に20㎝キューブ水槽)の情報を発信・共有しています。
今回は水槽のレイアウトの基本について解説します。これらを意識するだけで水槽レアウトがいっきに美しく見えることは間違いないでしょう。
1.レイアウト用品には何がある?
最初に水槽レイアウトに利用する用品を見ていきましょう。
① 自然な景観を作る流木
流木は自然な雰囲気を演出するための必須アイテムです。形や大きさが様々で、水槽の中に自然の景観を再現するのに役立ちます。水槽にあった大きさのものを選びましょう。
小型水槽では線が細く分岐しているものが見た目を圧迫せず、小型魚の隠れ家となるためおすすめです。
また、流木に紐や(生体に無害の)接着剤で水草を活着させることもでき、よりナチュラルな雰囲気を演出できるでしょう。
② アクセントになる石
石はレイアウトにアクセントを加えるために使います。種類やサイズが豊富で、配置次第で様々な表情を見せてくれます。
なかには多孔質で水質浄化に役立つものもあります。
こちらも流木同様に**水草を加着させることもできます。流木・石は水草が活着したまま販売されているものもある**ので、活着に慣れてない方はこれらを利用するのもよいでしょう。
③ その他の装飾アイテム
他にも、背景シートなど、アクアリウムをさらに魅力的にするアイテムがあります。自分の好みに合わせて選びましょう。
2.美しいレイアウトのコツ
次は、レイアウトを美しく見せるための基本的なコツを解説していきます。初心者でも実践しやすい内容なので、ぜひご参考ください。
① 前景・中景・後景の水草配置
水草は成長する高さによって植える位置を決めます。**前景には低い水草、中景には中くらいの高さの水草、後景には高い水草**を配置することで、奥行きを出すことができます。
以下に小型水槽での主な前景草、中景草、後景草を紹介します。あくまでも目安なので、水槽の大きさや個々の水草の大きさによって中景草を前景草や後景草にしても大丈夫です。
[主な前景草]
ショートヘアーグラス 、キューバパールグラス、ウィローモス
[主な中景草]
[主な後景草]
ロタラ、カボンバ、バリスネリア
※赤は強光量・CO2添加推奨
② 自然な底砂・ソイルの傾斜作り
底砂・ソイルは前方では薄く、後方では厚く坂を作るように敷きます。これも奥行きを出す効果があります。
小型水槽では水草の種類や有無に依りますが、前方は2㎝程度、後方は5㎝程度にするとよいでしょう。
③ 三角形レイアウト
全体のレイアウトのコツとして、水槽の前面から見た際に流木や石の配置を水槽の奥のどちらかの角を頂点とする直角三角形の形になるようにするとよいです。こうすることでレイアウトにまとまりを生み、魚が泳ぐスペースを確保することができます。
|水槽レイアウトのコツまとめ
水槽レイアウトの際にどのような用品を使ってどのような原則で配置すればよいかご理解いただけたでしょうか?
特に、
- 水草の前景・中景・後景を分けて配置する
- 底砂・ソイルは奥に向かって高くする
- 全体を前から見て直角三角形型のレイアウトにする
この3点さえおさえれば、初めての方でも簡単にセンスのいいレイアウトを作ることができます。
次回は、水槽選びについてです。20㎝キューブをはじめとするデザイン性の良い小型水槽を紹介します。
|この記事でわかること
- 底砂とソイルの役割
- 底砂とソイルの違いとそれぞれのメリットとデメリット
- 初心者には底砂とソイルどちらがおすすめか
「アクアリウムを始めたいけど底砂って必要?」「底砂とソイルの違いを知りたい」という方向け。
このブログでは、アクアリウム初心者向けに小型水槽(主に20㎝キューブ水槽)の情報を発信・共有しています。
今回は20㎝キューブ計画編の底砂とソイル選びです。
- 1.水槽を支える、底砂とソイルの重要な役割とは?
- 【コラム:適切な厚さとは?底砂やソイルの敷き方ガイド】
- 2.底砂とソイル、何がどう違うの?
- 3.底砂かソイルか、初心者のための選び方ガイド
- 【コラム:ハイブリッドアプローチで両方の利点を活かす方法】
- |底砂とソイルの選び方と使用方法のまとめ
1.水槽を支える、底砂とソイルの重要な役割とは?
アクアリウムにはほぼ必ず底砂とソイルがありますよね。実際、底砂とソイルは水槽にとってとても重要な役割があります。
[底砂やソイルの役割]
- 水槽内の環境が自然に近づけ、生体がより安心できるようにする
- 水草がしっかりと根を張るための基盤となる
- 水質の安定化を助ける有益なバクテリアのすみかとなる
- 魚のフンや食べ残しを隙間に入り込ませ、目立たなくさせる
このようにさまざまなメリットがあるため、(中大型魚を飼育する際に底砂を使わない方法がありますがそれ以外は)基本的には底砂やソイルを使用します。
【コラム:適切な厚さとは?底砂やソイルの敷き方ガイド】
水槽で底砂やソイルを敷く場合どのくらいの厚みにしたらよいのでしょうか?
水槽の深さやアクアリストの好み、前景か後景でも変わりますが、20㎝キューブ等の小型水槽では2~5㎝程度がよいでしょう。この際、前景を薄く、後景を厚くし前後で斜面を作るように敷くと奥行を感じさせることができます。
また、水草を底砂やソイルに直に植える場合は、厚めにしましょう。
2.底砂とソイル、何がどう違うの?
水槽をレイアウトするうえで重要な底砂とソイル。同じだと思っている人も多いと思いますが、実は底砂とソイルは違うものです。ここではそれぞれの特性とメリットデメリットを解説します。
① 底砂の特性とメリット・デメリット
底砂は名前の通り主に砂で構成されており、栄養素がほとんど含まれていません。
そのため、
- メリットは、水が汚れずらいことで、
- デメリットは、**水草を直に植える場合育てづらい**(肥料を追加すれば無理ではありませんが難しい)
ということになります。
② ソイルの特性とメリット・デメリット
ソイルは土を焼き固めて粒にしたもので、栄養素が多く含まれます。野菜や花は砂ではなく土で育てますよね。水中でも同じです。
そのため、
- メリットは、**水草を直に植える場合育てやすい**ことで
- デメリットは、水が汚れやすいこと
と底砂の反対になります。栄養素と聞くとよいイメージがしますが、アクアリウムでの基本知識として栄養素は水質悪化の原因にもなるんですよね。
余談ですが、湖の分類に「富栄養湖」と「貧栄養湖」というものがありますが、後者の方が透き通った水になります。栄養が多いと藻やプランクトンが発生し水が濁るんですね。水槽も同じようなイメージを持つと分かりやすいと思います。
小型水槽におすすめのソイルはこちら。小型水槽ならこれくらいの量で十分でしょう。
3.底砂かソイルか、初心者のための選び方ガイド
底砂とソイルのメリットとデメリットが分かったところで、どちらを選ぶのが良いのでしょうか?
答えはズバリ、**水草を直に植えるかどうか**で決めるです。
- 直に植える ➝ ソイル
- 直に植えない ➝ 底砂
といった感じです。直に植えない場合、水草は流木や石に活着させたり浮草を使用します。
前回の記事でも紹介しましたが、管理のしやすさの観点から私は初心者には水草は直に植えない方法をおすすめしています。そのため迷った方は、水草を直に植えたい場合や将来的にそうしたいと考えている場合を除き、底砂をおすすめします。
【コラム:ハイブリッドアプローチで両方の利点を活かす方法】
「管理しやすくしたいけど、水草を直に植えたい」こんな方には、底砂とソイルのハイブリットという方法もおすすめです。
具体的には、まず石などで水槽の底に境界を作り、一部(水草を植えるため後ろの方)にソイルを、残りの部分に底砂を敷きます。
将来的に直に植えるケースも考えているので、私もこの方法を採用しようと思います。
|底砂とソイルの選び方と使用方法のまとめ
今回は、底砂とソイルの役割や特徴、それぞれのメリットとデメリットについて解説しました。底砂とソイルは、**アクアリウムをより自然な見た目にし、水質を向上**させます。
底砂は栄養素が少なく視覚的に美しい水槽を作り出すためことに重点を置く場合に、ソイルは栄養素を豊富に含んでおり、**水草の成長を促進する場合に最適です。しかし、ソイルは水が汚れやすく、底砂と比べてメンテナンスがやや手間となること**があります。
どちらを選ぶかは、アクアリストの目的や水槽のデザインに応じて決定することが重要です。初心者には底砂をおすすめしますが、水草を積極的に育てたい場合はソイルを選ぶとよいでしょう。また、底砂とソイルを組み合わせるハイブリッド方式も管理しやすさと水草の育成を両立させる方法として魅力的です。
次回は、流木や石など水槽内レイアウトについて解説していきます。一緒に美しいアクアリウムを作り上げていきましょう!