「沖縄2020 御嶽巡り:ヤブサツの御嶽→美生之御嶽→ヤハラヅカサ→浜川御嶽→受水走水」 (original) (raw)

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いつか沖縄の聖地巡りと琉球神話を学びたいと思っていて、昨年末の取材でやっとその機会を得ることができました。

カフェやぶさちが主催するランチ付き御嶽巡り。

御嶽(うたき)とは、沖縄各所に点在する”祈りの場”のことで、人々に守られながら代々続く聖地のことです。

内地での祈りの場とは、神社だったり教会だったりを指しますが、

沖縄の場合はそれらがとても身近な場所にあり、自然の中に溶け込むように存在します。

その最高の霊地は「斎場御嶽(せいふぁーうたき)」として知られていますが、

日々手を合わせて祈りをささげる御嶽は周辺諸島を含めて900か所以上あると言われています。

カフェやぶさちは「ヤブサツ御嶽」のすぐ近くにあり、ここからスタートして御嶽巡りが出来るコースが3種類用意されていました。

初級、中級、上級の3つのコースですが、うっかり上級コースにしてしまったばかりに、道なき道を行くことになってしまいました(笑)

カフェやぶさちの奥にある森は鬱蒼として神秘的でした。

ガジュマルが雰囲気たっぷり。

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御嶽には香炉などが置いてあり、

ここでウチカビというお金や、ヒラウコーという線香をお供えします。(お供えしたものは持って帰ります)

住所、名前を言った後、感謝と御礼を伝えてからお願い事をします。

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ここがかなりの難所でした。

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山道を下っていくのですが、かろうじて道がある程度…。
ハブ出るなよー出るなよーと思いながら歩く。。

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あまり整備されていないのですが、ちゃんと歩けます。

そして、ここから海まで一気に下ります。

ここでもお祈り。

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石灰岩と勢いある植物。

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一度海に向かう道に到達し、そこから浜辺へ向かいます。

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ここからカフェやぶさちが見えました。

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百名の浜川ビーチへと到着。ここは、長い長い砂浜になっています。

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海の中に立つ小さな石碑。

ここに、琉球神話の神「アマミキヨ」が降り立ったと言われています。

琉球神話で語られる理想郷「ニライカナイ」からアマミキヨが最初に降り立った場所は久高島で、

その久高島から本島へ来る際に最初に来た場所がここ、ヤハラヅカサです。

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すぐ近くには浜川御嶽(はまがわうたき)もあるのでぜひご一緒に。

きれいな水も流れていますよ。

最後に受水走水(うきんじゅはいんじゅ)へ。

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受水と走水という2つの泉があります。

沖縄でのコメ作り発祥の地と言われる伝説があります。

近くには御穂田(ミフーダ)という水田があり、今でも実際に田植えが行われています。

小さな水田です。

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岩肌に水が流れる、自然豊かな景色が見られます。

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斎場御嶽(せいふぁーうたき)と同じ南城市なので、ひとつでも立ち寄ると、新たな沖縄の魅力に気づけるかもしれません。