不一致テラス学派 (original) (raw)

9月はポケモンに集中できる時間があり、ちょうど面白そうなレギュレーションへ切り替わるため、久々にシングルレートをしっかりやろうと思います。

最終的に何位を獲るのか、あるいは飽きて投げ出すかは分かりませんが、忘備録としてパーティの組み始めから変遷していくようすを不定期連載として残そうと思います。

組み始め、構築コンセプトの決定

偶に他人のポケモン対戦配信を眺めていたとは言え、対戦環境からは長く離れていました。そのため、パーティを構築するにあたり、所謂「対戦勘」や「環境メタ」といった、今世代での経験値が必要なものではなく、予め決めていた強い行動を相手に押し付けるギミックパーティを組もうと考えました。

ORAS環境で愛用していたことから組み方のノウハウが活かせる(はず)、且つレギュレーションHにおいて動き易そうな雨パーティに着手してみます。

組み始め、パーティの中心ポケモンの選定

雨パのエースとして、特性:すいすい 持ちのなかで有力そうなポケモンを何匹か比較検討してみます。

①イダイトウ♂


種族値》120-112-65-80-75-78:530
《タイプ》みず・ゴースト
・特徴
威力120の水技である「ウェーブタックル」を覚えるポケモンのなかで最もA種族値が高い。また、H種族値も120とかなり高く、ウェーブタックルの反動の影響が小さく、ある程度の耐久がある。更に、最大威力150にもなる一致技「おはかまいり」を扱え、技選択の幅がある。

②イダイトウ♀

種族値》120-92-65-100-75-78:530
《タイプ》みず・ゴースト
・特徴
イダイトウ♂に比べ、ヘイラッシャやジュラルドンの後出しを許さない点や、氷技の威力が高い点が強み。ただ、拘り眼鏡で水技を押し通すは火力不足感が否めず、ステロ込みでも相手に行動を許してしまう場合が多い。また、技範囲を活かすためのステラテラス+命の珠では等倍タイプになったチョッキガチグマにすらウェザーボールが低乱数であるなど、押し付け力に不足がある。

ニョロボン

種族値》90-95-95-70-90-70:510
《タイプ》みず・かくとう
・特徴
「腹太鼓」により、ヘイラッシャ以外の全てのポケモンを破壊できる(a161ニョロボンの+6水テラス雨アクアブレイクで特化ドヒドイデがステロ込み確定)
参考までに指数は以下のよう
ニョロボンの+6アクアブレイク:161*4*85=54740
イダイトウの鉢巻ウェブタ:180*1.5*120=32400
サブウェポンもドンチ、れンチ、はやてがえしと悪くなく、腹太鼓さえ出来そうな環境or構築を狙えれば非常に可能性を感じるポケモン

キングドラ :器用貧乏

ルンパッパ:珠でウェザボ/冷ビ/ギガドレ/身代わりorアンコール は…火力不足

フローゼル:この環境でここまでの素早さは不要

ゴルダック:この面子で唯一悪巧みを覚えるため、面白さはある

ツンベアー剣舞水テラス珠アクアブレイク<イダイトウの鉢巻ウェブタ

イダイトウが頭一つ抜けて強いと感じたため、イダイトウをエースに据えて組み始めます。ニョロボンも過去見向きもしなかったのが不思議なほどの可能性を感じたので、そのうち機会があれば試してみたいです。

とりあえず、雨下で最も強そうな以下の型のイダイトウを中心にパーティを組んでいきます。配分は仮。

イダイトウ@拘り鉢巻
【テラス】水
【特性】すいすい
【性格】意地っ張り
【配分】197(12)-180(252)-101(124)-x-96(4)-113(116)
【技】 ウェーブタックル/おはかまいり/クイックターン/アクアジェットor滝登り
【調整】
A:特化
S:準速スカーフサザンドラ+1
B:余り

Sは最低限を確保したうえで、最速スカーフロトムやスカーフガブに多くマッチングするようであれば徐々に上げていきます。
HPがウェーブタックルで減ることを考えると、余りはBではなくHに振ったほうが総合耐久は高くなりますが、先制技を考えるとB振りで良いと思います。
Aは特化させたうえで鉢巻を持たせることで、197-111サザンドラを「半減ウェブタで」15/16で落とせます。HB特化アーマーガアも確定一発。圧倒的。

この圧倒的火力を押し付けるために、次回はパーティの2匹目以降のポケモンを考えていきます。

龍星群でC2が段階下降するとテラバーストが物理になるのでハピラキを落とせるようになる。さらに、急所ランクは黒い霧や天然の影響を受けないことから、受けルに対する崩し性能が高い

キングドラ@ピントレンズ
【テラス】毒or鋼
【特性】スナイパー
【性格】控えめ
【配分】153(20)-104(4)-116(4)-161(252)-115-134(228)
【技】 龍星群/波乗り/テラバースト/気合溜め
【調整】

A:物理毒テラバースト(急所)がb252振りハピナスに172~204(確定2発)
C:龍星群(急所)がd4振りへイラッシャに310~366
S:準速カイリュー+2

調整は適当。最速でも陽気グライオンを抜けないので振り方はなんでも良さそう

ディンルーの地震をステロ込みで耐えたりしたいなら少しHBに振ってみたり

毒々および毒針投げつけるへの耐性を得るための毒or鋼テラス。眼鏡トノ+トリルみたいなPTに入れて雨偽装による選出誘導および受けへの崩しを担わせたい。完全に受けへの崩しと割り切り、やんちゃACかやんちゃASにして物理テラバーストで妖テラスラッシャを押し切れるようにすれば波乗りを身代わりにすることも一応出来る

単体考察というほどではないメモ書き

ブリジュラス@オボンのみ
【テラス】ひこう
【特性】持久力
【性格】図太い
【配分】197(252)-x-194(212)-146(4)-86(4)-110(36)
【技】 ラスターカノン/ボディプレス/ほえる/ステルスロック
【調整】
S:殆どのアンコール持ちカイリュー抜き
B:
b4振り赫月ガチグマに+3ボディプレスが208~246
+1ボディプレスが124~148

身代わりや対フェアリーを考えると「ドラゴンテール」よりも「ほえる」の方が信頼できる。
物理環境における持久力という特性と、鋼/ドラゴンというタイプが過小評価されていると感じる。特にスケイルショットに対する性能は抜きん出たものがある。

就活終わるまでポケモンできないのでお風呂で思いついた構築のメモ

【構築コンセプト】
レギュレーションB開始当初から壁展開とトドロクツキのシナジーが強いと思ってはいたが、
ドラパルト:壁の秘匿性は高いが脆い上にムンフォの一貫が気になる
オーロンゲ・クレッフィ:壁展開がバレやすく、ツキが動かし辛い選出や動きをされる
といった、壁貼りポケモンの弱いが問題点だった。

そこで、四災解禁に際しイーユイの壁貼り性能の高さに着目し、壁+ツキを再構築しようと考えた。

イーユイ@ひかりのねんど
【テラス】フェアリー?(切らないので何でも良い)
【特性】災の玉
【性格】臆病
【配分】159(228)-x-115(116)-156(4)-141(4)-154(156)
【技】 噴煙/リフレクター/光の壁/挑発
【調整】
S:最速87族(s152)抜き
B:a172パオジアンの聖剣を2つ切って耐え

壁貼りとしての秘匿性が非常に高く、挑発での補助、特性+噴煙での殴り合いも可能である点を高く評価した。ガブリアス絶滅危惧種であることが大きく、環境に多いポケモンではツツミとスカーフキバ以外にはだいたい行動保証が取れる。

トドロクツキ@ブーストエナジー
【テラス】飛行
【配分】意地Habs
【技】 アクロバット/地震or羽休め/挑発/龍の舞

通常、この型のツキの最大の弱点は先制技に弱いことであるが、壁展開でその弱点を大きく改善している。羽休めは壁下で無敵になるが、壁が有限であることを考えると遂行速度意識の地震の方が良さげ。

サケブシッポ@食べ残し
【テラス】水?
【配分】臆病Hbcs
【技】 アシストパワー/マジカルシャイン/身代わり/瞑想

レギュレーションBで使いたかった瞑想シッポ
壁下であってもツキでは起点にしづらいパオジアンやセグレイブを起点にできる。
感覚としては早くて脆い瞑想HSクレセ。非ギミックPTで身代わりで詰む鈍足ポケモンや特殊アタッカーを起点にしていく運用をしていたが、壁下であれば挑発アンコール以外の殆どに対して非常に強く撃ち合える。
前期まではサフゴやドドゲザンを意識した放射を採用していたが、四災の影響でこれらのポケモンが減少したことと四災にアシパが効かないためマジカルシャインを採用。

残りの枠

ここまでツツミが非常に重いため誤魔化せるチョッキポケモンなど

ツツミの冷ビやフリドラで凍らせて勝ちを拾うのが強いと感じたので火力を削らずに行動回数を増やせるスカーフHCベースのツツミを考案した。


テツノツツミ@こだわりスカーフ
【テラス】氷とか草とか
【特性】クォークチャージ
【性格】控えめ
【配分】153(172)-90-135(4)-188(212)-95(116)-157(4)
【技】 ハイドロポンプ/冷凍ビーム/フリーズドライ/クイックターン
【調整】
D:c185サーフゴーのゴールドラッシュが133~157、1つ切って耐え
C:冷凍ビームがh4振りセグレイブに91~108、82%の乱2
h4振りハバタクカミに63~75、90%の乱2
S:最速コノヨ(s156)抜き

最速眼鏡だと耐久面で努力値が不足するので、HCDに振りつつSの努力値をスカーフで補った。ついでに控えめにすることでいい感じに火力が伸びた。また、ミラーや対ドラパルトで上を取れるメリットも大きい。

…と思っていたのだが、スカーフサーフゴーと対面することが少なく、セグレイブもチョッキが多いのでHSベースの眼鏡の方が強いと思った。

ツツミ@眼鏡、臆病
155(188)-90-135(4)-146(12)-81(4)-206(252):努力値余り50

d81のとき、
c187カミのムンフォが124~147
C176ツツミの眼鏡フリドラが129~153

余りは適当にCに振ると良いと思う。

終わり

はじめまして。いるかと申します。

ポケモンは5世代後期からORAS終盤まで所謂シングルガチ勢としてレート戦をしたり記事を書いたりしてました。SVから再び戦いに身を投げ、シングルレートをやっていきます。
昔はそうでもなかったんですがポケモンやってない期間に高種族値が好きになりました。

Twitter:いるか(@luna14235)