キョンキョンの『魔女』が可愛すぎる (original) (raw)
最近ハマっている曲があります。
小泉今日子さんの『魔女』です。
曲のタイトルに惹かれて聴いてみたら、すんごく可愛い。
曲調や歌詞はもちろん、キョンキョンの歌声が曲の雰囲気にぴったりで、
気づいたら毎日繰り返し聴いています。
ポップで耳に残るサウンドと、どこか切なさを感じる歌詞。
キョンキョンが作り上げる曲の世界観もとっても可愛いです。
それにしても、私が「好きだな〜」と思う昭和歌謡曲はかなりの確率で作詞が松本隆さん。
この曲を初めて聴いた時も、「松本隆っぽいな」と思って調べてみたら本当にそうでした。
どうやら私には松本隆センサーが働いているらしい。
ということで、ここからは『魔女』の歌詞をご紹介していきます。
コインロッカーに制服かくして
きつめのルージュで見知らぬわたし
電車であなたの横に座っても
黒いサングラス 正体不明
ジェラシー Umm ジェラシー
放課後、「魔女」に変身した主人公は、「あなた」を追いかけ電車に飛び乗ります。
隣の席に座っても、その「魔女」が「わたし」だと、「あなた」は気づいてくれません。
あなたのよく行く店でまちぶせて
目の前で誰かとチーク踊るわ
まじめに愛して振られた分だけ
気を引いた後で冷たく無視よ
ジェラシー Umm ジェラシー
知らない人とダンスを踊ったりして、どうにか「あなた」の気を引こうとします。
実はこの主人公、すでに「あなた」に想いを伝えて振られているんですね。
まだ想いを捨てきれない主人公は、素顔を隠した「魔女」の姿で「あなた」に近づきます。
魔女になりたいの 絶対
魔法のリンゴが欲しいの
あなたのこと 不幸にしてみたいの
だけど
魔女になれないの今夜は
涙がシトシト流れて
素顔のわたしに戻るの 戻るの
ここで、主人公の思惑が明らかになります。
「魔女」の姿で「あなた」の気を引き、最後には振ってみせることで、
「あなた」を不幸にしたかったのです。
恋愛感情を表現する際、「あなたを幸せにしたい」という言葉はよく聞きます。
ですが、その真逆の「不幸にしたい」というフレーズを選んだ松本隆はやはり凄い。
さらに「魔女になってあなたを不幸にしてみたい」に続く、「だけど魔女になれないの」という歌詞。
これによって、主人公の恋心が痛いほど伝わってきます。
自分のせいで不幸になってほしい、だけど好きだからそんなことできない。
『魔女』はそんな不器用な主人公の恋心を表現した曲です。なんて可愛いのでしょう...
この楽曲の歌唱映像で、私が一番好きなのがこちら。
1990年のライブでのパフォーマンスなのですが、演出も衣装もとっても可愛い!!!
キョンキョンの魅力を存分に引き出しています。
ということで今回は、小泉今日子さんの『魔女』をご紹介しました。
可愛いばかり言っておりますが、この曲本当に可愛いです。
この可愛さが多くの方に伝わりますように...