Flying Skynyrdのブログ (original) (raw)

お気に入りの女性ブルースマンの一人、**ジョアン・ショウ・テイラー(Joanne Shaw Taylor)の2010年リリースの2枚目のアルバム(正確には3枚目らしい)『Diamonds In The Dirt』**を入手しました。

彼女についてはこれまでにも何回か書いています。詳しくは下記を。

lynyrdburitto.hatenablog.com

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このアルバムも例によってのハスキー・ヴォイスとギターがカッコいい。このようにブルースを演り続けてくれるブルース・ウーマンがいることが嬉しい!

1曲目からノックアウトです。

Diamonds in the Dirt

Diamonds In The Dirt

01.Can't Keep Living Like This

02.Dead And Gone

03.Same As It Never Was

04.Jump That Train

05.Who Do You Love?

06.Diamonds In The Dirt

07.Let It Burn

08.World On Fire

09.Lord Have Mercy

10.The World And It's Way

レコーディング・メンバーは

Guitar, Vocals – Joanne Shaw Taylor

Bass – Dave Smith

Drums – Steve Potts

Keyboards – Rick Steff

Producer – Jim Gaines

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それでは今日はこの辺で。

今日の聴き比べは**フィフス・ディメンション(The Fifth Dimension)『輝く星座/レット・ザ・サンシャイン・イン(Aquarius / Let the Sunshine In)』**です。

フィフス・ディメンションアメリカのコーラス・グループです。結成は1966年と古いのですが、当初はR&Bバンドとして活動しましたが、今一つパットせず、1967年にママス&パパス(Mamas & Papas)のカバー曲『青空を探せ( Go Where You Wanna Go)』がヒットし、以後ポップス路線で活動することになります。その後『ビートでジャンプ(Up, Up and Away)』、**ローラ・ニーロ(Laura Nyro)『ストーンド・ソウル・ピクニック(Stoned Soul Picnic)』**と続けて大ヒットを飛ばします。

そして1969年、ミュージカル「ヘアー」の挿入歌『輝く星座/レット・ザ・サンシャイン・イン』が全米1位の大ヒットとなります。日本でも大ヒットします。フィフス・ディメンションのメンバーが「ヘアー」を鑑賞し、劇中の「アクエリアス」に感銘し「レット・ザ・サンシャイン・イン」とのメドレーを思いついたのです。

Age of Aquarius

Aquarius/Let the Sunshine In

by Galt MacDermot ,James Rado ,Gerome Ragni

When the moon is in the Seventh House

And Jupiter aligns with Mars

Then peace will guide the planets

And love will steer the stars

This is the dawning of the age of Aquarius

Age of Aquarius

Aquarius

Aquarius

Harmony and understanding

Sympathy and trust abounding

No more falsehoods or derisions

Golden living dreams of visions

Mystic crystal revelation

And the mind's true liberation

Aquarius

Aquarius

When the moon is in the Seventh House

And Jupiter aligns with Mars

Then peace will guide the planets

And love will steer the stars

This is the dawning of the age of Aquarius

Age of Aquarius

Aquarius

Aquarius

Aquarius

Aquarius

Let the sunshine

Let the sunshine in

The sunshine in

Let the sunshine

Let the sunshine in

The sunshine in

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**エンゲルベルト・フンパーディンク**です。懐かしい人です。

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**ベンチャーズ**です。

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ミーコ(弘田三枝子です。

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それでは今日はこの辺で。

先日のキネ旬シアターは『愛に乱暴』でした。

原作:吉田修一

監督:森ガキ侑大

脚本:森ガキ侑大, 山崎佐保子, 鈴木史子

出演:江口のりこ小泉孝太郎 、馬場ふみか、風吹ジュン

製作:2024年 日本

吉田修一の同名小説の映画化作品です。

あらすじはというと、初瀬桃子は夫・真守と共に夫の実家の離れに暮らしています。結婚8年目で子供はいません。義母からのストレスや夫の無関心を振り払うように、週に2度石鹸教室の講師をしたり、手の混んだ料理を作ったりと、丁寧な暮らしで毎日を充実させていました。

しかし、ゴミ置き場での相次ぐ不審火や飼い猫の失踪、夫からの突然の告白など、桃子の日常が崩れ始めるのです。

真守は桃子に浮気相手に会ってほしいと言い出すのです。さらに子供が出来たので離婚して欲しいと。取り乱す桃子は絶対に認めないと2人に言い放し立ち去ります。

桃子は床下から物音が聞こえるような気がして気になってなりません。そしてとうとうチェーンソーを購入して床下を掘り起こします。そこから出てきたものは・・・。

実はこの原作本は何年か前に読んだことがありました。ストーリーは忘れてしまった部分もありましたが、映画を観て思い出しました。えっ、こんな話だったかな、と思わず思ってしまいました。

原作ではこの離れは真守の祖父の愛人を住まわせていた場所なのです。真守の祖母は子供が出来ず、真守の父は愛人の子供なのです。真守の家は代々続く名家なのです。映画では床下から出てくるのはベビー服になっていますが、原作では出てくるのは壺でその中に新聞記事が入っているのです。それが最近頻繁に起きている不審火につながるのです。

このように原作では夫婦間の愛憎劇というよりは代々の「家」とその家の「女」という問題を取り扱ったような印象があったのですが、このように設定そのものが変わってしまうとまるで違う話になってしまいます。ここまで原作を変える意図は何故なのか疑問が残ります。

原作と映画は別物、とこれまで何度も書いてきましたが、このような映画を観ると、別段この原作ではなくオリジナルの脚本で映画を作った方がよいのでは、などと思ってしまいます。この映画もタイトルを変えて登場人物名を変えれば原作を思い起こす人はいないのではないでしょうか。

最近、江口のりこの映画やドラマを何故か見ることが多いのですが、このような役はピッタリです。

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それでは今日はこの辺で。

**ロイヤル・サザン・ブラザーフッド(Royal Southern Brotherhood,RSB)の記事を書いていて、マイク・ジト(Mike Zito)ディヴォン・オールマン(Devon Allman)**のことを書いていないことに気がつきました。ボケてきています。

ということで、今日はマイク・ジトのことを書こうと思います。といっても、彼のキャリアは長いので少々端折って書きます。

1970年生まれですから現在54歳。出身はセントルイスです。5歳の頃から歌い始めたと言いますから早熟な子供だったようです。

1998年には自身のレーベルからデビューアルバム『Blue Room』をリリースします。これは後にRufレコードから再発されます。私も再発物を買ったのですが、これはデビュー作とは思えない、迫力あるファンキーなブルースになっています。

Blue Room

その後、自身のレーベルから3枚ほどリリースします。

そして2008年にEclecto Grooveレコードというブルース・レーベルと契約し、アルバム『Today』をリリースし、その後このレーベルから2枚のアルバム『Pearl River』『Greyhound』をリリースします。

トゥデイ

パール・リヴァー

グレイハウンド

2010年ごろにマイクはディヴォン・オールマンと出会いました。マイクはその前に出会っていた**シリル・ネヴィル(Cyril Neville)**とともにRSBを結成しました。このバンドは当時スーパーグループといわれ話題を呼びました。

マイクとディヴォンはこのグループで2枚のアルバムと1枚のライブアルバムをリリースしました。

マイクはその後このバンドを脱退し、自身のバンド『Mike Zito & The Wheel』を結成し、Rufレコードからアルバム『Gone To Texas』をリリースします。このアルバムはディヴォンの影響もあってかサザンロックの雰囲気を醸し出しています。このバンド名義ではこの後2枚のアルバムを出しています。

Gone to Texas

Songs from the Road

Keep Coming Back

そして2016年に再びソロ名義で『Make Blues Not War』をリリースします。ブルースに帰ってきました。私も大のお気に入りです。

Make Blues Not War

2018年の『First Class Life』ビルボードのブルース・アルバム・チャートでトップを飾りました。

First Class Life

2019年の『Rock 'N' Roll – A Tribute To Chuck Berryはジョー・ボナマッサ、ウォルター・トラウト、サニー・ランドレス、アリー・ヴェナブル、など21人のギタリストを集めチャック・ベリーのトリビュートアルバムを制作しました。

ロックン・ロール:ア・トリビュート・トゥ・チャック・ベリー

その後もコンスタントにアルバムを出し続ける一方、プロデューサーとしても大活躍です。

今のところの最新作は『Life Is Hard』です。

Life Is Hard

ザックリとしたマイク・ジトのキャリアをしょうかしましたが、今やマイク・ジトはアメリカンロック界には欠かせない存在です。

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それでは今日はこの辺で。

先日のキネ旬シアターは『ボストン1947』でした。

監督・脚本:カン・ジェギュ

出演:イム・シワン、ハ・ジョンウ、ペ・ソンウ 、パク・ウンビン

製作:2023年 大韓民国 2024年 日本公開

1936年、ベルリン・オリンピックのマラソン競技で金メダルと銅メダルを獲得した孫基禎(ソン・ギジョン)と南昇竜(ナム・スンニョン)。しかし、当時の朝鮮は日本の統治下にありました。したがってそのメダルも記録も日本のものでした。

その二人が戦後、韓国人として1947年のボストンマラソンで優勝した徐潤福(ソ・ユンボク)を指導したという実話を元にした映画です。

第二次世界大戦後の1946年、孫基禎(ソン・ギジョン)はベルリンオリンピックのマラソン競技で金メダルを獲ったにも関わらず、日章旗への不快感を表したせいで引退を強要されて飲んだくれの日々を送っていました。一方銅メダルだった南昇竜(ナム・スンニョン)はまだ現役生活を送っており、さらにロンドン・オリンピックを目指して若手を育てようと張り切っていました。

ナムはマラソンの指導にギジョンを誘います。しかし、ギジョンは乗り気ではありません。世界を相手に走れる素質がある選手がいないということが理由です。そこでスンニョンは一人の青年を見つけ出し、ギジョンに紹介します。それが徐潤福(ソ・ユンボク)でした。ユンボクは極貧の家庭に育ち、走るのは金のためだと競技には興味がありませんでした。

そんなユンボクにギジョンは興味を持ち始め、厳しく指導します。ユンボクも次第に協議に対する興味を持ち始めます。そしてスンニョンとギジョン、ユンボクはロンドンオリンピックを目指してトレーニングに励みます。しかし、オリンピックに出場するには国際大会の実績が無いとだめだということを知らされます。

そこでスンニョンはボストン・マラソンに目をつけます。かねてから親交のあったアメリカのマラソン選手に招待状を書いて欲しいと頼みます。それが受け入れられ、招待状が届きますが、今度はアメリカでの保証人と莫大な保証金が必要だということがわかります。保証人はなんとか見つかったものの、保証金が集まりません。

切羽詰まったスンニョンとギジョンは壮行会を開催することを企画し、実施しました。しかしその場でアメリカの長官は本国に打診したところ、方針は変更できず、韓国人は大会に参加できないというのです。それに憤った聴衆は義援金を寄付し始めました。そして無事その保証金を集めることに成功しました。

そしていよいよボストンへ。しかし、ここで再び問題が起こります。大会側は韓国は現在「難民国」扱いだからユニフォームには星条旗をつけることが義務だ言うのです。それに憤慨した3人は出場を辞退すると言い出し、記者会見を開きます。そこでギジョンは自分が味わったベルリン・オリンピックでの屈辱、そしてボストン・マラソンは独立の証としての大会ではないのか、韓国が独立を示す国旗をつけて走ってはいけないのか、と一同に問います。記者たちは賛同し、大会委員長も規則には例外があると、それを認めたのです。そしていよいよ大会が開催されます。果たしてユンボクとスンニョンは・・・。

かつてのオリンピックの記録などを読むと、必ずベルリン・オリンピックのマラソンで孫選手が金メダルを獲ったという記事に出会います。私もその名前は知っていました。しかし、それまでにどのような経緯があったのか、そしてその後彼がどのようになったのかは全く知りませんでした。ここにも戦争の暗い影が見えました。

この映画、見え見えのお涙ちょうだいの感動映画でした。涙が止まりませんでした。マラソンのシーンも迫力あります。

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それでは今日はこの辺で。

またもや女性ブルース・ロッカーを発見しました。**アリー・ヴェナブル(Ally Venable)**です。テキサス出身で16歳でデビューアルバムをリリースしたギタリスト、ヴォーカリストです。

今回ゲットしたのは5作目の『Real Gone』です。1999年生まれの25歳にしてアルバムを5枚もリリースしています。

このアルバムにはなんとあの**バディ・ガイ(Buddy Guy)がヴォーカルとギターで競演しています。さらにジョー・ボナマッサ(Joe Bonamassa)**がギターで1曲参加しています。バディ・ガイとの曲は映像にもなっています。バディ・ガイは今年88歳です。信じられません。元気一杯!

これまでのアルバムには**ケニー・ウェイン・シェパード(Kenny Wayne Shepherd)グレッグ・オールマンの息子・ディヴォン・オールマン(Devon Allman)**の名前なども見られます。掘り出し物のブルースロックです。まだまだこのような若いブルースロッカーがたくさんいるようです。楽しみです。

Real Gone

Real Gone

01.Real Gone

02.Going Home

03.Justifyin'

04.Broken And Blue

05.Don‘t Loose Me

06.Any Fool Should Know

07.Texas Louisiana

08.Kick Your Ass

09.Blues Is My Best Friend

10.Gone So Long

11.Hold My Ground

12.Two Wrongs

クレジットは

Ally Venable - Lead Vocals & Guitar

Tom Hambridge - All Drums, Backround Vocals & Percussion

Kenny Greenberg - Guitars

Tommy Macdonald - Bass

Moke Rojas - Keyboards

Rachel Hambridge - Background Vocals

Sarah Hambridge - Background Vocals

Max Abrams - Saxophones

Steve Patrick - Trumpet

Buddy Guy - Guitar, Vocals 07

Joe Bonamassa - Guitar 04

Producer – Tom Hambridge

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それでは今日はこの辺で

今日の聴き比べは**マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)『ベンのテーマ(Ben)』**です。

この曲はマイケル・ジャクソンが13歳の時の曲で2枚目のソロ・シングルです。初の全米ナンバーワンに輝きました。アルバムはマイケルのソロ第1作『ガット・トゥ・ビー・ゼア(Got to Be There)』に収録されました。

ガット・トゥ・ビー・ゼア

映画『ベン』の主題歌ですが、当初はダニー・オズモンドのために描かれた曲だそうですが、彼がツアー中でレコーディングができなかったためにマイケルに回ってきたようです。映画は人間を襲うネズミと少年の交流を描いたサスペンスです。

日本でも大ヒットしました。

Ben

By Don Black and Walter Scharf

Ben, the two of us need look no more

We both found what we were looking for

With a friend to call my own

I'll never be alone

And you, my friend, will see

You've got a friend in me

(You've got a friend in me)

Ben, you're always running here and there

(Here and there)

You feel you're not wanted anywhere

(Anywhere)

If you ever look behind

And don't like what you find

There's something you should know

You've got a place to go

(You've got a place to go)

I used to say "I" and "me"

Now, it's "us", now, it's "we"

(I used to say "I" and "me")

(Now, it's "us", now, it's "we")

Ben, most people would turn you away (Turn you away)

I don't listen to a word they say (A word they say)

They don't see you as I do

I wish they would try to

I'm sure they'd think again

If they had a friend like Ben

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日本盤ジャクソン5の**フィンガー5**です。

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**薬師丸ひろ子**です。

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それでは今日はこの辺で。