寄生虫ひとりがたり (original) (raw)

内々には聞いていましたが、琵琶湖博物館からプレスリリースが出ました。捕獲場所は大学キャンパスから車で15分ぐらいの所です。

琵琶湖の周辺河川には、在来のオオサンショウウオが生息する川がいくつかありますが、犬上川では記録がありません。また、博物館員の方の話では、状況的に飼育個体(無許可)が遺棄された可能性があるということです。言うまでもなく、在来種(特別天然記念物)であれ交雑種(特定外来生物)であれ、無許可での飼育、移動、遺棄はすべて違法行為です。

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今日は朝からトラブルが相次ぎ、その対応で午前中が潰れた。と言っても「巻き込まれた」のではなく、自分のミスやら勘違いが原因なので自業自得。近頃私の能力を超えたマルチタスクになっているが、それにしても不注意連発で焦るし時間は潰れるしで非常に疲れた。

今、琵琶湖の寄生虫に関する総説っぽいものを書いているので、先週、関係者にチェックしてもらおうと元琵琶博学芸員のGさんにメールを書いたら「今週滋賀に行くのでそっちに行く」との返事があり、今日数年ぶりに研究室にお見えになった。現在台湾在住のGさんなので、滋賀へは何のご用で?と伺ったら完全にお楽しみだとのこと(もう台湾の仕事もリタイアされたそう)。その場で原稿をチェックしていろいろコメントをくださり、大いに助かった。ありがとうございました。

湾口に土砂が溜まってしまったため、春から八坂港に船が出入りできなくなっていました。県に臨時の浚渫を依頼するも手続きがなかなか進まず、今月に入ってやっと工事が始まり、台船が3隻、港湾で作業をしています。この間、水産試験場の「琵琶湖丸」は早々に別の港へ移動しましたが、「はっさか」は保安上の理由で他へ移すことなく、港内に停泊したままでした。今月末ごろにはようやく出港できるようになるそうです。

学生が琵琶湖でマメタニシを採集してきました。私が院生の頃は、草津あたりの南湖でも、転石の下でいくらでも見つかったのですが、現在はめっきり少なくなり、滋賀県版レッドデータでは要注目種となっています。いる場所はかなり限定されているようで、私もこれを見るのは本当に久しぶりです。寄生虫の宿主としてはとても重要な貝なので、採集してきた卒論生にはしっかり検査してほしいです。

昨日、急ぎの原稿を英文校閲に出し、それが返ってくるまで束の間の猶予時間が発生。この間に溜まっていた私用や講義の準備を片付ける。

締め切り過ぎの仕事、第二の締め切りがいよいよ迫ってきて追い込み...と思ったら使い慣れたマウスが過労死。仕方なく慣れないMagic Mouseで頑張ってみたが、やはり思うように動かせずイライラが募る。無線マウスは昔から嫌い。明日、生協で有線マウスを買おう。