2024/10/14 茶粥 (original) (raw)
休日だったので朝ごはんに茶粥を作った。
我が家ではおなじみ父の実家で食べられていた朝ごはん「おかいさんとお香香(おこうこ)*1」のおかいさん=茶粥である。あと、ライターの大北栄人さん宅で飲んだ後に食べるもの*2で知られている。気まぐれに茶粥パックを買ってから数年に一度のレベルでたまに作って食べているものだが、今回の引っ越しの時ももちろん持ってきた。なんなら「米と梅干しと無印良品のぬか漬けパックで作ったぬか漬け、あとはスーパーで総菜を買ってたまに茶粥を作って食べれば食生活は完ぺき。」とさえ考えていた。こうして書きだすと雨ニモマケズすぎる。
さてそんな茶粥だが、ずぼらでせっかちな性分なので、普段は片手鍋に適当に水を入れ煮立たせたパックに冷ごはんか炊いたご飯を適量ぶち込んであとは蓋を取った鍋を弱火で適当に煮込んで完成。という、自分で炊事をする人が聞いたら卒倒しそうな作り方をしてきた。しかし今日思い立ったのは、先日*3買った奈良漬けの賞味期限が迫りそうなのでせっせと食べ進めているのだが、どうにも飽きてきたからだ。ここらで茶粥のおかずとして味変(味変!?)しようと思い立った。せっかくなら一度も作ったことがないパッケージ通りの生米から作る方法を試してみた。
”茶がゆ”のおいしい作り方(by株式会社玉林園)
すいません、初っ端から目分量で水道水を鍋に注ぎました。計量カップがない家なので……。しかしそのあとはレシピ通り。ちゃんと20分計ったよ!
7分経過。米はまだ固く、箸でかき混ぜると芯を感じさせる手触りが伝わってくる。本当に炊けるのか!?といぶかしむ。
17分経過。突如米が浮かび上がってきた。もうこれは米ではない。ご飯だ。ほうじ茶をたっぷり吸ってふわふわと鍋のなかで浮遊している粥を盛りつけた。
冷蔵庫に残っていたひじきの煮物もお皿に置いて見たら、あら、ちょっといい感じじゃあありません?
茶粥は少し芯が残っている感じがしたがおいしく炊けていた。固いご飯が好きな私でも「……芯……」と気づく程度に固いが、おかゆさんなので時間が立てば汁を吸っていい感じの食感になる。
土鍋や鍋で米を炊く行為を羨ましく思うと同時にめちゃくちゃ時間がかかるんじゃないの?といぶかしんでいたのだが、まじで炊けるじゃん!あと、いままでおかわりを食べるために鍋に残った粥を掬うと汁を吸い過ぎてぶよぶよになっていた(これはこれでおいしい)粥が、ちょうどいい硬さで残っているのもいい。適度に噛むので満腹感もあるしこれは朝ごはんに最適ですわ。
0.5合で足りるのか???と疑っていたが3杯おかわりして大満足。これは最後にさらったおかゆに奈良漬けをぶち込んたもの。昔デイリーの投稿企画にきだてさんが主催する汁かけご飯というものがあったが、あれに投稿できるレベルだ。
今読み返したら俺の汁ごはんだった。
そんなわけで大満足で朝ごはんを終えた。ちなみに奈良漬けはあと丸々2本残っています。どうするんだ。祖父が火の玉を見た話*4を再現する企画でもやるか。