西瓜糖第11回公演『かえる』４回目★★★★★ (original) (raw)

西瓜糖の『かえる』夜公演を観て来ました。

一人ひとりの内面の描写が凄いから全員書きたいのですが…

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蛙の返り血を顔に浴びた大家さんの話しをふ〜んと聞いていた輝雄、蛙戦争の話になったとき瞬時にその田島亮くんの瞳が鋭く光り、喜びに満ちた作家の顔になり。「面白い」「書いてみるかな、」となったときの一瞬の、作家になる顔が好き。（建築家のイヴァン・レオニドフを演じた時のそれでした）

私だったら彼を遠くに感じるな、のシーン… ミツさん（山像かおり）が手を振り払われたところ。編集長の常盤子（奥山美代子）が輝雄に抱きついたときの「あなた」呼びが妙に生々しく「原稿をいただくまであなたから離れない」もなんか嫌だぁ〜と思っていたとき、ぷいっと外に出ていく輝雄にミツが伸ばした手を冷たい顔で振り払われるのよー😨。私のことは愛してはいないんだ…と感じ取るだろうって。ミツさんはそれも承知なんだろうけれど。

体を差し出して小豆を手に入れるだろうお母さんのミツを止めてほしいと言う娘の八重ちゃん（朝日小晴）に言った輝雄の「仕方ないだろうね」も。

他の人たちもとても興味深いから書きたいのだけれど…

兄（緒方雅一／石田圭祐）の息子昭雄の妻で現・輝雄（田島亮）の妻和子（黒川なつみ）をいびる出戻りの佐代子（日下由美）のヒステリー😩（お水くらい自分で入れて〜掃除くらい自分でして〜と思う）。でも大人しい和子が実は… ジワジワ恐ろしいことを考えていたこととか。言いたいことを言えずにためる人は怖いわ。

家族全員Ｂ２９で殺されて悲しくて辛いはずなのに明るく看護師として働く畑 信子（藍川メリル）とか。 藍川メリルさんは小道具制作にも名前がありました。

戦争で片腕をなくした郵便屋の橋本さん（八代進一）と大家の玉井さん（駒塚由衣）がまさか最後に…とか。「ババア」とか言っていたのに。震えた〜🫨 でも誰もが生きて行くためなんだ。

（撮影：古元道広さん）

西瓜糖はDVD📀出さないのかなぁ〜。欲しいなーー📀