Mahalitoのブログ (original) (raw)
あらすじ
楓がバイクで完敗
気付いた時には、
寝ころんだ自分とバイクだけだった。
「漆黒のバイク・・・」
奴の姿は2度と忘れない。
その漆黒のバイクの正体はゆずるだった。
黒いツナギで黒いCBRに乗るゆずるはガレージにバイクを停める。
メットを脱ぐと、
長い黒髪がバサッと落ちる。
「ふぅー」
そこで眠気が。
「ぁ」
長い髪がスゥーっと短くなっていって、
気付いた時にはゆずるはゆづるになっていた。
ゆづるは自身の格好を見て、
「バイクか?無免許なのに」
と呟いた。
翌日。
ゆづるは学校に登校していた。
*「ゆづる君おはよー」
ゆづる「おはよう」
*2「今日もよろしくねぇ」
ゆづる「よろしくね」
そうこうしている内に、
クラスに入った。
綾音と目が合った。
綾音「・・・」
ゆづる「にこ」
つづく
あらすじ
楓のバイクの後ろに漆黒のバイクが
楓「うぉ!」
思わず声が出るくらい驚いた。
見てわかるくらいのバイクが、
ほとんど気配を消したまますぐ後ろに居たのだ。
楓「やばいよ。こいつスゲーやばいよ」
焦ってアクセルを捻った。
しかし漆黒のバイクも追いかけてくる。
しかも達人級の腕を持つ楓にピッタリと付いてくる。
思わずハイサイドを起こした。
こけるバイク。
投げ出される楓。
路面に強く背中を打ち付けて、
一瞬気を失った。
漆黒のバイクが止まった。
ヘルメットを脱ぐと、
それはゆずるだった。
「仕返し」
楓のメットのシールドを開け、
上から唇に舌を入れ込んだ。
楓「うう」
楓は何か気持ちいいことをされたが、
半分寝ぼけていた。
気付いた時には誰もいなかった。
楓「次は、ちぎってやる」
つづく
あらすじ
やってしまった綾音とゆづる
綾音「やっちゃった!!てへ」
柚香「やっちゃったじゃないでしょ。噂になったらどうすんのよ」
2人はいつもの通り、昼休みの屋上でランチしていた。
そこで綾音の自慢話(?)を柚香が聞かされていた。
柚香「綾音がそんなに大胆なんてなぁ」
綾音「あっちが先に手を出してきたんだよ?」
柚香「いいなー。綾音。私もゆづる君にちょっかい出されたいよ」
そんな話を屋上の端で聞いているものが居た。
ゆずるだ。
間違ってほしくないから書くと、ゆづるじゃなくてゆずるだ。
女性人格の方だ。
ゆずる「あら。ゆづる。私が眠ってる間にそんな事してたんだ。面白くなって来たわね」
時は過ぎゆき。
ゆずるは楓に目を付けていた。
綾音が以前一緒に居たのを目ざとく覚えていたのだ。
ゆずる「綾音がゆづるに手を出したのなら、ゆずるはその恋人に手を出す。実に面白い」
綾音xゆづる。ゆずるx楓の四角関係だ。
楓「ぶるるっ。何だか寒気がした」
楓は朝にバイクに乗ろうとしていた。
早く起きたので、静かな街並みをプチツーリングしようとしていた。
走り出すと、背後に気配を感じた。
でもミラーを見ても誰もいない。
楓「気のせいかな?」
そしてまた気配を感じた。
振り返ってみると、
そこには静かに全身真っ黒なツナギを着た、
漆黒のマシンに乗った人が居た。
つづく