北海道:厚真に戻ってきた守り神 エゾフクロウのつがい | 毎日新聞 (original) (raw)

厚真神社の境内で寄り添うエゾフクロウのつがい=北海道厚真町で、貝塚太一撮影

厚真神社の境内で寄り添うエゾフクロウのつがい=北海道厚真町で、貝塚太一撮影

9月発生の北海道胆振(いぶり)東部地震で、最大震度7を観測した厚真町の厚真神社では、エゾフクロウのつがいが例年より約1カ月早く境内に姿を見せた。宮司の黒沢寿紀さん(75)によると、夏場は別の場所で過ごし、通常は9月末~10月に戻るが、今年は地震直後に帰還したという。地震発生から6日で2カ月を迎える中、地域の励ましとなっている。

エゾフクロウはアイヌ語で「クンネレッカムイ」(夜鳴く神)と呼ばれ、かつて守り神としてあがめられてきた。黒沢さんによると、9年前から境内にすみつき、今のつがいは3代目。今年6月にヒナ3羽を育てて離れ、地震直後に戻った。黒沢さんは「こんなに早く戻るのは初めて。心配してくれているのだろうか」と話す。

この記事は有料記事です。

残り142文字(全文455文字)

ご登録から1カ月間は99円

今すぐ登録して続きを読む

登録済の方はこちらからログイン

関連記事