香港行政長官に選出の李家超氏 民主派弾圧で評価された強硬派 | 毎日新聞 (original) (raw)

李家超氏=香港で2019年7月22日、福岡静哉撮影

李家超氏=香港で2019年7月22日、福岡静哉撮影

香港行政長官選に出馬する理由の一つに中国という国家への「忠誠」を掲げ、8日、初当選した。元警察幹部で、治安機関トップの保安局長として民主派への弾圧を主導。中国の習近平指導部に高く評価された強硬派だ。

その発言は時に物議を醸してきた。例えば2019年1月、立法会(議会)での答弁。民主派議員から、中国の新疆ウイグル自治区での人権侵害について問われ「新疆のテロ対策は香港でも参考になる」と言い放った。

高校卒業後の1977年、警察官となった「たたき上げ」。刑事として頭角を現して出世街道をひた走り、17年に治安機関トップの保安局長に上り詰めた。さらに21年、…

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