6.新たに銀行口座の開設 (original) (raw)
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こんにちは。
南仏在住のマダム野武士です。
前回の記事では、Banque Postale(日本でいうゆうちょ銀行)での担当者の唐突な変更、引き継ぎ不十分で書類を1から集め直す羽目になり、そして予期せぬ結果、住宅ローンの審査が通らず...という不甲斐ない結果を受けて銀行融資のスペシャリストCourtierに藁にもすがる思いで相談に行ったことをお話させて頂きました。
ここで一旦、話が逸れますが以前からCourtierとは日本でいうところのどういう職業にあたるのかということを疑問に思っていました。辞書を引いてみると「ブローカー・仲売人」という訳がでてきますが、正直なところ、そもそもブローカーや仲売人といった単語自体がピンときませんでした。そこで改めて、日本では住宅ローンを皆さんどのように選んでいらっしゃるのかということを調べてみると、1位は住宅・販売事業者、つまり家を買う時に始めに接触のある不動産業者だということが書かれていました。
住宅ローンは自分で選ぶべき?「不動産業者に任せきり」で3割以上の人が後悔する理由とは | はじめての住宅ローン
フランスでは私の知る限り、不動産業者が住宅ローンについてアドバイスをすることはないように思います。フランスは日本以上に分業制がはっきりしている国なので、不動産業者はあくまでも土地・住宅販売・賃貸のスペシャリストであるという認識が強いからでしょうか?
日本ではFPや住宅ローンアドバイザーに相談する方は多数派ではないと書かれていましたが、フランスのCourtierはこのFPにあたるのではないかと思いました。なかでもCourtier en immobilierと呼ばれる方々が住宅ローンアドバイザーに該当するのだと思います。相談は無料ですが、無事に銀行との間で住宅ローンの契約が成立すれば、ローンの総額のおよそ1%の仲介手数料を支払うことになります。
さて、だいぶ話が脱線してしまいましたが、Courtierのおかげで無事に住宅ローンを組める銀行と出会うことができ、後日Courtierと共に銀行に赴き、銀行口座の開設をしました。銀行口座の開設に必要な書類は毎度のことながら、パスポート・滞在許可証・住居証明(賃貸契約書など)・雇用契約書だったと思います。あとは、個人の口座に加えて夫と私の共有口座を開設するために、家族手帳(Livret de famille)も持参した覚えがあります。住宅ローンで借り入れたお金や建築業者の方々に支払うお金は全てこの共有口座で管理しています。私たちは夫婦別姓なのですが、この共有口座の名義だけは私も夫の名字になっています。
以上、本日は新たに銀行口座の開設をしたことについてつらつらと書かせて頂きました。