明日はきっと晴れ (original) (raw)

明日はきっと晴れ

降り続く雨はない。今日が雨でも明日はきっと。

by mamag_riry

2010年 12月 22日

とっぷりと日も暮れました。

ライトアップの紅葉を一度は撮ってみたいなぁ…と思っていたのです。

イレギュラーな仕事が存外に早く終わったある日、
----って、こんなふうに急にポコッと時間ができたときが私にとっては魔の時なのですが -----

まっすぐ家に帰るにはもったいないほどのお天気で、
----早く帰って家事をしましょう。でもあいにくこの日はそういう思考にならなかった----

紅葉ももうすぐ終わりになるなぁ・・・と思った時、ふと囁きが聞こえました。
いや、そんな気がしただけですが。

「ど・こ・か・へ・・・」

どこか行きたい！

どこ行こう…、

どこまで行ける？

一瞬にして、私のアタマの中、“どこ行く回路”のスイッチが入ってしまいました。

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しかしその日、なぜ私の仕事バッグの底には、人目を忍ぶように布にくるんだ一眼レフが入っていたのだろう。

そして職場を出たら帰路と反対方向へ歩きだし、鎌倉までの最短経路へ直結する地下鉄の駅を選んだのはなぜなんだろう。

まるであらかじめ仕組まれた予定調和のようなムダの無さは・・・

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しかし望遠無し、三脚無しでライトアップを撮ろうなんてブッ飛んだ度胸は撃沈！

どれもこれも散々な、わははと笑っちゃうしかない写真が撮れました。

強い明かりが強烈でした。これをきれい、と言っていいのかしら？自然を愛でることになってるのかしら。

演出された強い赤や黄の紅葉ばかりをファインダーで見ていたら、美しいはずの紅葉の赤が、しまいにはまるで赤い顔した猩々のように見えてきてしまって。。。

ほら、いまそこで動いたでしょ？あの葉っぱの影で。。。なんてね。

帰るために下る私と入れ違いに、どこからともなく湧き出てくる人の波、立ち止まってはカメラのシャッターを切る人の波が延々と下から登ってきます。

人ごみはホント苦手。疲れました。こんなとこまで一人でワープしちゃった罰かしら。それとも未熟なウデのせいで納得の一枚も撮れなかったせいかしら。