つれづれなるままに (original) (raw)
銀閣寺から比叡山へ
4月の最終日、そしてガソリン値上げの前日、遠出は今日しかないぞ!とか意味不明な理由で
お出かけ決定(どこも行かないのが一番経済的ってこと、後から気付いたバカ夫婦)
西国33箇所も、新西国霊場めぐりも、どちらも残すところあと2箇所ずつとなり、とりあえず思い立って
すぐに行ける、新西国18番札所、比叡山延暦寺を目的地としてお出かけ・・・・・
私の目的地は、まあ別なところなのですけどね♪
行き先が京都方面ってことで、妹の会社に寄り道で、玄関横付けで重役出勤をさせてあげた。
しっかり働け!あたしたちは遊んでくる!との応援入りで♪
で、折角京都で下りちゃったのなら、銀閣寺から比叡山へのコースで行こうよ、との提案に即乗りの
旦那様。妹の会社から20分程度で銀閣寺到着です。
この日はまだGW休暇には入らない
人たちが多かったと見えて、普通の
平日程度の人出でした。
入り口まん前の駐車場にもすんなり
駐車できて、聞けばわんこも抱けば
境内OKとのこと。
入り口の看板で中の様子をインプット
では、参りましょうか!
山門までの短かな参道は、こんなふに高い植え込みで覆われています。「銀閣寺垣」と呼ばれる
独特の低い石垣で、左右の造りが異なっているのですが、これが独特の趣きを与えているようでした
参道も境内の中も、お掃除が隅々まで行き届いていて、実に気持ちの良い空間でした。
参拝料を取られるのが不本意なお寺さんも沢山回ってきましたが、ここは倍支払ってもええよんと
思えるくらいに気持ちが良く綺麗でした。
一歩境内に入ると、最初に目を
引かれたもの。
これは、白砂を円錐状に盛り上げ、
頂部を水平にした富士山状の「向月台」
と呼ばれるもの。
銀閣寺のすぐ脇にこれがあります。
銀閣寺を望む位置から撮影。
この縞模様の白砂は、「銀沙灘」
(ぎんしゃだん)と呼ばれるもので
銀閣寺建造当初からあったものですが
江戸後期に大規模な修復が行われ
更に拡大して造りかえられており
当時そのままではないようです。
向月台は東山に昇る月をこの上に
座って待ったといい,また銀沙灘は
月の光を反射させるために造られた
そうです。
その銀閣寺は、屋根葺き替え及び部分修理(耐震)工事の為に、こんな姿でありました。
平成20年2月より約2年間の予定で修復工事を行うのだそうです。まあこういう姿も一興かなと
ちょっと恥ずかしげに佇む観音殿をパチリ、パチリ。
銀閣寺は、金閣寺のように金箔が貼られた煌びやかな外観とは全く違い、銀箔で化粧を施しても
いず、塗りで銀色にもなっていない、質素な黒塗りのお寺ですのでお間違いないように・・・・。
その代わり庭園の実に美しいお寺さんです。たぶんに紅葉の時期はうっとりするような景観が望める
のではないかと思われ、密かに機会があれば、秋にまた来よう!とか思ったりもしました。
隅から隅まで手入れとお掃除の行き届いた、実に清々しい庭。この時期の緑も実に美しい!
お茶の井
「お茶の井」と呼ばれるわき水があり、
足利義政が茶湯に使ったと言われて
います。水の質が良いために、今も尚
お茶会の水に使われているそうです。
北・東・南の三方を山に囲まれたこの
庭園は、義政が数多く築造した庭園の
なかで唯一現在に残されている遺構
だそうで、義政が最も好んでいた西芳寺
(苔寺)庭園を模倣して造られ、彼が
東山殿に移住した後、自らが指揮して、
さまざまな場所から植木や庭石を
移植させ作庭したと言われています。
境内の中にある展望所から境内を
撮影。幕で覆われた銀閣寺がちょっと
残念。それでも遠くに町並みを望み
境内の緑と建物の渋さが、実に良い
味を生み出しています。
しみじみと百聞は一見にしかずとは
よく言ったものだな~と感心。
当然行程に組み込んだのですが
ここは来て正解。
日本庭園の美を堪能できました!
お寺を堪能した後は、やっぱり参道前に広がるみやげ物屋さん物色ですね。やっぱりここは京都
らしいお店が両側に並んでいます。でやっぱり花より団子のワタクシは・・・・・・
外はわんちゃんOKですよ~という
呼び込みについフラフラッと(笑)
桜のソフトクリームなどに舌鼓。
結局旦那様も抹茶オーレなどを
注文して、ここで休憩です。
日陰に入ると風が心地よかったり
行きかう人を眺めながらまったりと。
わんちゃんも乗れますよ~と
いう誘い文句は何とか断って・・・・
次の目的地比叡山へと重い腰を
あげたのでした。
長くなるので続きはまた明日。
by mamicha2 | 2008-05-03 10:57 | 新西国霊場巡り |Comments(1)
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