紀伊半島くるりん旅 Part3 (第五番札所 天音山 道成寺) (original) (raw)

紀伊半島くるりん旅 Part3 (第五番札所 天音山 道成寺)

はい、昨日の続きをまたしつこく(笑) 紀伊半島の旅完結編です。

晩ご飯は、最後のみかんひとつ入らないほど詰め込んで、お腹パンパン。普通ならその後の大浴場が
チラついて、そこまでパンパンにしないようにするんだけど、今回は久々のまともな旅館?ホテル?
なので、お風呂も気兼ねなく露天風呂楽しめるように、貸切露天風呂を予約しときました。

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プールサイドに、貸切風呂はあって、どっちかっていうとプールに飛び込みたいような心境。
水着を持っていってたら、こっちだったかな~(笑)

お風呂はそこそこゆったり堪能できる大きさの露天風呂で、夜風に当たりながらのんびりゆったり。
冷たい飲み物を持っていくのを忘れて、それだけが悔やまれ、露天風呂でサイダーを飲みたかった!

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朝、目覚めてカーテンを開けると、夕方とは違った色合いの海の色が・・・。旦那様はとっくに下で
釣り糸を垂れておりました。そんな物好きは我が家の釣りキチ君くらいだろうと思ったら、ちゃんと
先客がいたようですね~。ご苦労さんです!(笑)
小さいのが3匹釣れて満足した模様。
結局夕方も朝も引き潮にぶつかり、大きな魚は
全く釣れなかったようです。でも目の前で朝から
楽しめたんだから、いいんじゃない??

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紀伊半島くるりん旅 Part3 (第五番札所 天音山 道成寺)_d0017632_17123735.jpgさて、11日の月曜日、朝ご飯は
食堂でのバイキング。
やっぱここは朝からマグロでしょ♪
マグロの切り身のづけをたっぷりと
お皿に盛って、ご機嫌の朝ご飯。
勿論、梅干もしっかりとね。

マグロはやっぱり美味しかった。
さすがに鮮度が違いますね~

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食事が済んだら、予定より早めの出発、もういても仕方ないしね~。ホテルのデッキでは船の姿が
見えなくなるまで手を振ってお見送りしてくれていました。ちょっとしたクルーズ気分だけ味わって、
すぐに桟橋に到着。本当は予定は「瀞峡」のウォータージェット遊覧船に乗る気満々だったのですが
旦那様に、それってコースが逆だよと一笑されて没に。そんなこと出発する前に言ってくれよ~!
戻っていちゃ、今日のコースは走破出来ないので、前向きコースで出発です。まずは串本!

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弘法大師が一夜にして作ったという伝説が残る橋杭岩(はしくいいわ)。
串本から大島に向かい約850mもの長さに並ぶ大小の岩。干潮時には中ほどの弁天島まで歩いて
渡ることが出来るそうです。吉野熊野国立公園地域にあり、国の天然記念物に指定されています。

紀伊半島くるりん旅 Part3 (第五番札所 天音山 道成寺)_d0017632_1739386.jpg学生時代、大島に住み着いていた事が
あった旦那様は、あれこれ道案内を
するのだが、なんせ情報が古い!!
大島にはフェリーで行かなくちゃなら
ないから時間が・・・って橋があるよ~と
指差す私に、あ、そいうえば橋が出来る
って言ってたっけ・・・。
挙句に、あ~あ、橋が架かっちゃったら
魚がもういないな~と、妙な残念がり様
こっちの方まで釣りに来る事なんか
無いくせに・・・・・ねぇ

紀伊半島くるりん旅 Part3 (第五番札所 天音山 道成寺)_d0017632_17455069.jpg写真に見えるのが、大島にかかる橋
くしもと大橋という名前です。

こうなったらね、大島へ行くしかないじゃ
ないですかね~。なんたってくるりん旅
って題名なんだもの♪

大島で有名なところは、こちらトルコ記念館。
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1890年に紀伊大島沖で遭難したオスマン帝国(現在のトルコ)のフリゲート艦エルトゥールル号の模型や乗員の遺品のほか、トルコ政府から寄贈された品々が展示されています。

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記念館の由来は、オスマン皇帝の特使を乗せて日本に派遣されたエルトゥールル号が、帰国の途に
あった1890年、樫野埼灯台近くで座礁し、犠牲者587名という大惨事となりました。
地元大島村(現串本町)の人々はトルコ人の遭難者に温かい対応を行ったことが、日本とトルコの
友好の始まりであり、トルコ記念館はこの出来事を記念し、1974年にここに建設されましたた。
2階展望台からはエルトゥールル号が座礁した地点(上の写真)を見ることができます。

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こちらの展望台からは、もうひとつの大島の観光スポット、樫野崎の灯台を望むことが出来ます。
ここでチラッと見てしまったので、私たちは灯台まで行く事を端折ってしまいました。暑かったのでね~

紀伊半島くるりん旅 Part3 (第五番札所 天音山 道成寺)_d0017632_2285454.jpgどこか海の見えるところでお茶でもと
あちこち眺めて車を走らせていたけど
それらしいのを見つけることが出来ずに
くしもと大橋まで来てしまいました。
仕方が無いので、そのまま前へと
車を走らせます。

紀伊半島くるりん旅 Part3 (第五番札所 天音山 道成寺)_d0017632_2212523.jpg本州最南端と宣伝文句を掲げる
潮岬観光タワー
なんとここに登るには入場券を買わ
ねばなりません。料金を聞いたら
大人300円との事。
上にお茶の飲める場所があるかどうか
尋ねたら、隣の食堂にあるとの返事。

ちょっと迷ったけど、折角タワーに
上がっても、のんびり寛げないなら
わざわざ料金を払って登る事もあるまい
と、今までのお寺巡りで辟易状態だった
私は、高いところが大好きなのにも
係わらず、ちょっと意地になって断念。

今になって、登っておけば良かったか?
などと後悔もチラホラ(笑)
でもね、なんかこの日はお臍が完全に
曲がってしまっていたのでした。

タワーの隣でコーヒーを飲んで、灯台まで下りもせず、そのまままた前へと車を走らせます。紀伊半島くるりん旅 Part3 (第五番札所 天音山 道成寺)_d0017632_22245154.jpg紀伊半島くるりん旅 Part3 (第五番札所 天音山 道成寺)_d0017632_2226136.jpg

次に寄り道したのは、「串本海中公園」。 水族館と海中展望塔、海中観光船ステラマリスのセット券を
購入したのですが・・・・・
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水族館をそれなりに堪能し・・・・・・
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海中展望塔を見終えても、ステラマリスの出航時間まで、1時間以上の時間が開いてしまいました。
無理矢理ここでランチタイム、が、どうにも時間の潰しようもなくなり、海中観光船は払い戻しして
貰って、また先へと車を走らせるのでした。

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紀伊半島くるりん旅 Part3 (第五番札所 天音山 道成寺)_d0017632_2240419.jpg本州最南端を過ぎ、紀伊半島の西側へ
入ったところ、日置川町の恋人岬です。
波が2方向から打ち寄せ、夫婦のよう
なのでこの名がついたとのこと。

ガードレールのすぐ真下には、沢山の
ブーゲンビリアが咲き誇っていました。

でも、看板に決して折らないで下さいと
書かれてあったのが、物悲しい。
で、もう一つの看板に
SAN FRANCISCO 10,000Km
HONOLULU(ハワイ島) 6,500Km
OKINOKUROSHIMA 900m

となっていた。これって必要??

↓ まだ続きます。

さて、こちらも通り過ぎ、予定では白浜を経由して、この日の最大の目的地、新西国霊場巡り
最後の一つのお寺、第五番札所 天音山 道成寺へと向かう事になっておりました。
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ちゃんと着きましたよ、道成寺には・・・・。でも、途中うっかり寝てしまったワタクシ。なんとその隙に
白浜はスルーされ、バイパスを抜けて、挙句に高速にちゃっかり乗って、早々こちらのお寺に到着です
思わず、えーーー!まだ那智黒以外のお土産、なーんも買ってないんですけど!!

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何の予備知識も無しに来た、このお寺さん、安珍清姫の悲恋物語の舞台となったお寺さん。
詳細はこちらでどうぞ

紀伊半島くるりん旅 Part3 (第五番札所 天音山 道成寺)_d0017632_2339423.jpgお坊さんに一目ぼれした清姫、
裏切られて大蛇に変身し、怒りの炎で
釣鐘に身を隠した安珍を、釣鐘ごと
焼き払ってしまったというお話ですが
その安珍さんと釣鐘がここに奉られて
いるのだそうです。

怖いですね~、恐ろしいですね~
でもね、女性を恐ろしい幽霊や化け物に
するのは、みな男性。
そこらを決して忘れないで下さいよ~

本来、女性は可愛らしく健気な生き物
決して化身になんてしちゃダメよ!(笑)

紀伊半島くるりん旅 Part3 (第五番札所 天音山 道成寺)_d0017632_23275531.jpg本堂で内には千手観音の姿が
くっきりと見ることが出来て、思わず
写真を撮ってしまいましたが、公開は
躊躇われますので、しないでおきます

帰りに参道のお店で、釣鐘饅頭を
買ってしまいました。
最後のお寺さんに、妙な場所を選ん
じゃったな~と、小さな声でポツリ。
旦那様の声は聞こえなかったことに
しておきました。

で、旦那様曰く、途中で南高梅を買うと私が騒いでいたら、このお寺さんの近くが本場だから、そこで
買うようにとアドバイスされ。どこか良いお店を知っているのかと思ったら、なんとなく・・・だって!?

思わず目が点になった。慌ててお寺さんの帰り、それらしいお店を探したが、そんなものどこにも
無く・・・・・。梅干みたいにしょっぱい目付きを向けてやったら、あの~、SAならあると思います。
・・・・・そんなんいつだって、買えるでしょ!!

だいたい、白浜は勝手に飛ばすし、お土産だってまだ何も買ってないのに、でもってあんときだって
そういえば、ほらあそこに行った時も・・・・・・・
決して目を合わせず、何も聞こえない振りをして、一路高速道路へ、ひたすらSAを目指す旦那様。
きっと安珍さんの恐怖が乗り移ったに違いない・・・・・。焼かれないだけマシだと思え!!

紀伊半島くるりん旅 Part3 (第五番札所 天音山 道成寺)_d0017632_023980.jpg結局、一番近い大きなSAにて、勝浦で
食べ損ねためはり寿司の高菜を
仕入れて、この日の晩ご飯は
めはり寿司を作成♪

紀伊半島くるりん旅 Part3 (第五番札所 天音山 道成寺)_d0017632_06394.jpg南高梅もちゃんと買いました。
でもってこれ、なかなか良いお味。
沢山の種類が並んでいた中で選んだ
梅干、最高です。
これでご機嫌だいぶ回復しました(笑)

紀伊半島くるりん旅 Part3 (第五番札所 天音山 道成寺)_d0017632_082896.jpgめはり寿司の中味は、高菜の
茎の部分を刻んで、そして自家製の
ガリも入れて混ぜたご飯を包みました
これで、那智勝浦の名産品は全部
食べたかしら??

あーー、てこね寿司、食べ忘れ!
でもあれってもっと東だっけ??
と、最後の最後まで食い意地全開
なのでした(笑)

by mamicha2 | 2008-08-16 23:55 | 新西国霊場巡り |Comments(2)

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