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2009年 03月 11日 オモロイ釜山⑫ 世界遺産でテンプルステイ 今回の旅でしたかったことのひとつにテンプルステイがあった。テンプルステイとは、読んで字のごとく、寺に泊まることである。日本でも、「宿坊」といって、お寺の宿泊施設に泊まり、座禅や写経をしたり、精進料理を楽しめるってのがある。高野山では、温泉も湧いてくる始末で、もう至れり尽くせりの観光地のようで、老舗の高級旅館のようでもある。韓国でも宿坊体験ができるというのを知り、是非泊まりたいと思いたち、ネットで調べまくり。外国人用に韓国仏教文化とプチ修行を体験させてくれるべく、様々な寺で様々なプログラムがあるという。例えば、蓮の灯篭作り、座禅、茶道などなど。出発前に観光局に電話してみれば、釜山で可能な寺をリストアップしてくれた。ただ、（当たり前だが）予約の段階まではサービス外だということなので、現地入りしたら、即ツーリストインフォメーションへ行って、この件に関して聞くことにした。釜山に着いてすぐ、ほんまにインフォメーションへ行って聞いてみれば、個人での申し込み可能なお寺ははっきり言ってかなり少ないとのこと。団体であれば、いっぱいあるらしいし、今や旅行社が「テンプルステイ」を売りにツアーを組んでいるので、多少高くてもそちらで申し込んだ方が早いかもしれない。さてさて、受付嬢にテンプルステイできそうな釜山周辺のお寺に電話してもらう。ポモサ－土曜のみ。キリムサ－工事中。って、両方無理やん！！と、いきなり出鼻をくじかれるスタートで始まった。「慶州」にあるゴルグルサなら毎日やってるし、外国人も受け入れウェルカムだといわれたが、私が調べたところによると、この寺のプログラムはなんと、「マーシャルアーツ」。まるで少林寺のような禅武道。私が調べたネットの情報によれば、白人の修行者（旅行の方と思われる）さんがカンフー着のようなものを着て、少林寺な型をしながｔら空中を飛んでいるっていう写真。ジェットリーかーい！チーン♪（髭男爵風で）朝からジョギングをせなあかんらしいし、夕方には五体倒地108回とある。しかも、遠い・・・。結局、慶州まで行ったものの、ゴルグルサはパスし、慶州市内観光でグルグルさ、ってことに。旅も終盤に差し掛かり、もうテンプルステイ無理やなー、と諦めモード。なんやかんやで、最後の望みをかけ、韓国三大寺院のひとつで、ユネスコ世界遺産に登録されている八万大蔵経（仏教の経典を8万枚の木版に刻んだもの）を観に海印寺に行くことに。そこで、テンプルステイできたらしたらええし、あかんかったら帰ってきたらええやん、ということで、向かった。しかし、海印寺、行き方がややこしく、個人で行くのは至難の業といわれる難関の寺（？）と言われている（らしい）。釜山総合バスターミナルから、大邱（テグ）へ。そこから地下鉄に乗り換えて、違うバスターミナルまで行く。そこからさらに高速バスで海印寺のバスターミナルへ。ターミナルから寺まで徒歩20分ほどかかる。釜山からはざっと3時間弱の旅である。どこまで行くねん？？って程に山を上がり、僻地の中、まだか、まだかとちょっと不安になってみたりしつつ。しかし、なんだかんだで、割とあっさり到着してしまった。到着した海印寺は、広大で雄大。五行陰陽をベースにした色がカラフルでまぶしい極彩色。日本と韓国のお寺は見かけからして、ぜんぜん違うね。さっそくインフォメーションらしきところへ行って、テンプルステイできるか聞いてみる。ハングルはできないので、英語だ。「では、こちらへいらして下さい。」と担当者のもとへ。続く by mandalasoap | 2009-03-11 23:51 |
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